2012年11月01日

アルゴ(2012年)

テーマ:12年10月の劇場鑑賞映画
勝手に映画紹介!?-アルゴ

【鑑賞日:2012年10月31日】

シネコンのレイトショーで…ベン・アフレック監督作品の「アルゴ」を鑑賞してきた。1979年にイランで発生したアメリカ大使館占拠事件で、巻き込まれたアメリカ大使館員の身分を偽って脱出させるために、偽映画をでっちあげるという、実話を題材にした作品。それにしても、監督業に進出してからのベン・アフレックはどうしちゃったんだろう、俳優以上に、マジで才能ある、ハズレがないもん。ってか、昔はただ顔のでかいあんちゃんって印象が強かったんだが、中年に差し掛かって、俳優としてもかっこよく見えてきたんですけど、最近…。

1979年11月4日…癌治療のためにアメリカに渡米した前国王パーレビの身柄を引き渡すようにと、イランの過激派がアメリカ大使館を占拠!大使館員を人質にとってしまったのだが、混乱に乗じて6人の大使館員が脱出に成功。カナダ大使の私邸へと逃げ込む。6人がもしイラン革命防衛隊に発見されれば、公開処刑は免れないので、一歩も外へ出れない状況だった。国務省はCIAに救出作戦の応援を要請…人質奪還のプロ、トニー・メンデスが呼ばれる。トニーは、6人をカナダ人映画クルーに化けさせて連れ出そうという案を思いつくのだが…。

あまりにも馬鹿げた内容で、ありえない救出作戦…というのが予告でやたらと強調されていたので、オイラ的にはなんかとんでもないお間抜け映画のイメージを抱いてしまったんだけれども、いやいや、当時の雰囲気の再現性がものすごく高く(大使館員を演じた役者たちなんても、ホント70年代の人たちだよね…エンドロールで本物との比較写真がでるけど、マジに似てる)、ドキュメンタリーを見ているような緊張感で、冒頭からグイグイと話に惹きこまれてしまう。大使館を守ってる海兵隊が、「発砲したら、逆に殺されるぞ!」って言うセリフが印象に残った。

なんだけれども…これだけ切迫した状況なのに、国務省だ、CIAだのお偉いさんたちは、偽映画作戦よりも、もっと現実的にありえないお間抜けな救出作戦を真剣に論じ合ってる。すかさず、ベン・アフレックが穴を見つけて、どんどん意見を却下していくんだけれども、じゃあ、何かいいアイデアがあるのかよと問われても、最初はベンも思い浮かばない。で、たまたま自分の息子が「最後の猿の惑星」をTVで見ていた事がきっかけになり…そうだ映画クルーに化けさせよう、そのために偽映画をでっちあげようと、思いつくって寸法。

で、ハリウッドで活躍する特殊メイクのスタッフに相談すると…ディティールを固めなきゃ、すぐに嘘が見破られちゃう、もっと本格的に映画製作のフリをしなくちゃ駄目だということになって…もう一人、映画プロデューサーが仲間に加わり、偽映画作りの骨格が決まっていく。張りつめた緊張感の中、メイキャップアーティストを演じたジョン・グットマンと、映画プロデューサー役のアラン・アーキンのとぼけた業界人ぶりが、心地よい小休止となり…ここだけちょっと作品の毛色が違う。映画業界って、どこか世間とズレてるなぁっていうのがよく伝わってくる。

後半は、映画スタッフに化けたベン・アフレックが、単身で現地入りして…脱出の段取りをつけていく。ジェームズ・ボンドやイーサン・ハントみたいに派手なアクションはやらかさないものの、交渉や書類偽造など地味に色々と工作を繰り広げ、スパイ映画的な面白さも味わえる。決断力、行動力…さらに男気もあって、やっぱりえらくかっこいいじゃねーかベン・アフレック。犠牲者を出さずに、うまく脱出できるのか、できないのか…作戦成功のカギは、こんな頼りない作戦でも、なんとかなると6人の大使館員に信じ込ませることだけど、はたして…。


監督:ベン・アフレック
出演:ベン・アフレック アラン・アーキン ジョン・グッドマン ブライアン・クランストン クレア・デュバル


【原作小説はこちら】
アルゴ (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 
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2012年10月20日

エクスペンダブルズ2(2012年)

テーマ:12年10月の劇場鑑賞映画
 
勝手に映画紹介!?-エクスペンダブルズ2

【鑑賞日:2012年10月20日】

昨日は007のBD-BOX発売で狂喜乱舞しましたが、今日は今日で…この映画の公開初日でまたまた大興奮、あの消耗品軍団が再びスクリーンに戻って来た「エクスペンダブルズ2」をさっそく観てきました。とりあえず第一印象はコレ“本年度の暫定1位決定!”…なんで暫定が頭につくのかは、そりゃーあんた、あと1か月少々で「007 スカイフォール」が公開になるからに決まってるじゃないですか…年間のベスト1は鑑賞前からそちらに決まってるわけでして、さすがにこの映画でも及ばないだろうと。でも、1作目以上の面白さと興奮は間違えなく味わえるぞ!


あらすじ以降でネタバレ記述があり


バーニー・ロスと仲間たちはとある救出ミッションを成功させ、束の間の休息に入っていたのだが…ロスの前にCIAのチャーチが現れ、過去の借りを返さないと仲間ともども“穴倉送り”だと脅迫する。渋々チャーチの依頼を承服するロスは、チャーチの手引きでやって来た暗号解読のスペシャリスト、マギー・チャンを伴いアルバニアへ。墜落した中国機からデータケースを回収するという任務を無事に成し遂げるのだが、謎の武装集団に襲われケースを奪われてしまう!仲間の一人も犠牲になり復讐に燃えるバーニーたちは武装集団を追いかけるのだが…。

アバンタイトル、冒頭の救出ミッションからテンションあがりっぱなし…嫌にガタイのいい人物が、覆面をされて人質になってるんだけれども、もしかして…。救出後は前作でやたらドデカイ銃をぶっ放していた黒人キャラ、ヘイル・シーザーことテリー・クルーズの愛銃を「よこせ」と分捕り、俺も戦うぜと。ここで交わされるセリフに一度目の大爆笑!ただ、実際にその銃をぶっ放して戦ってるシーンはなく、ちょっと拍子抜けしてしまうのだが…満を持して後半で再登場してくれるので、それまでは我慢しておきましょう。

その代わり、ジェット・リーが冒頭の救出ミッションのみの参加となっており…本筋にからんでこないんだけれども、前作以上のスピードとワイルドさで敵をバンバンと蹴散らすシーンが描かれていてなかなか。拳でザコキャラの顔面をぶん殴ってるだけでも、相手が血をプシューってまき散らしたりね、強い強い。でも、相変わらずラングレンにはチビ扱いされてたけど(笑)劇場パンフ情報だと、本作でジェット・リーはシリーズからも退場の予定だったらしいのだが、作品完成後に、それをにおわすセリフは全てカットされ、続投に期待が繋がったんだそうだ。

お馴染みの面子が勢ぞろい、前作でゲスト扱いだった大物の出番も増え、さらに軍団の後方支援にスナイパーの若手が加わったり、アクションのできる女性キャラが加わったりとパワーアップ。でもって、敵がジャン=クロード・ヴァン・ダムとスコット・アドキンスっていうんだから、とにかくお腹一杯だ。消耗品軍団の紅一点、マギーを演じたユー・ナンも、最初こそあまりパっとしないねーちゃんだなぁって思ってたけど、筋肉バカなおっさんたちに囲まれてると、作品が進むにつれ、どんどん可愛らしく、魅力的にみえてくる。それでいて、ちゃんと強いからいいよね!

ライバルアクションヒーローたちへオマージュいっぱいの見せ場やセリフを用意したスタローンがとにかく粋で、聞き覚えのある名ゼリフなんかもこれでもかと出てくる。最初は群れることを嫌っていた助っ人チェック・ノリスが、だんだんとチームプレーに目覚めていくなんていうのは、まんま「テキサスSWAT」と同じスタイルであり、こういうところも全然ブレてないいんですね。チェック・ノリスに関しては…これで「デルタフォース」のようにバイクに乗って颯爽と登場としてくれれば文句なしだったが、そこまで求めるのは欲張りすぎかな?

あと、悪役のヴァン・ダムが近年のどの主演映画よりも光っていてとにかくかっこいい!本人がバッチリと回し蹴りを決めるところなんて鳥肌もの。シネコンのでっかいスクリーンでこんなシーンが拝めるなんて、感動して、マジで目頭が熱くなった(強いて言えばラングレンとのガチが見たかった)。目頭が熱くなると言えば…まるで実際の親子のようにも見えた、若手の傭兵仲間の死をスタローンが弔うシーンだろう(その後も死を引きずる)。本作がアメリカで公開される直前に伝わったスタローンの実息子セイジの急死と妙にシンクロしてしまうのは自分だけ?

一つ感動的な話を最後に…映画開始直前に、オイラの斜め前方に、酸素吸入器を携え、劇場スタッフに抱えられ、ハァハァいいながら入って来た病人のオバチャンが座った。始まる前には、コンコン咳してるし…ぶっちゃけ、そんな身体で映画観に来るなよ、こんな映画を観て大丈夫なのかよって思ってたんだけれども…映画が始まった途端、咳がやんだ!それどころか、オバチャン、エンディングテーマに合わせて足でリズムまでとってる。映画に癒しの力があるというけど、病人も元気にさせてしまう、強力サプリ並みの本作にとにかく脱帽だ!


監督:サイモン・ウェスト
出演:シルヴェスター・スタローン ジェイソン・ステイサム ジェット・リー ドルフ・ラングレン チェック・ノリス
 

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2012年10月20日

推理作家ポー 最期の5日間(2012年)

テーマ:12年10月の劇場鑑賞映画
勝手に映画紹介!?-推理作家ポー 最期の5日間

【鑑賞日:2012年10月19日】

体調を崩したりしてたので、劇場鑑賞が2週間ほど空いてしまった…コレももっと早く見に行こうと思ってたんだけれども、結局、公開から1週間経ってしまった。ということで、シネコンのレイトショーで「推理作家ポー 最期の5日間」を鑑賞してきた。作家、詩人として有名なエドガー・アラン・ポーが不審死するまでの5日間を虚実入り混じった内容で紐解いていくゴシックミステリー…配給がウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンだったので、ちょっと侮っていたけれども…何気にR-15+指定がついた、グロ映像満載の映画であった。苦手な方はご注意を!

1849年アメリカ、ボルティモア…とある住宅で母子の惨殺死体が発見された!当初、密室殺人と思われていたが、捜査を担当したエメット・フィールズが、窓枠にバネによる仕掛けがあることを見つける。それは、作家エドガー・アラン・ポーが執筆したミステリー小説の内容に酷似していた。その頃、ポーは、スランプ状態で金欠が続き様々なトラブルを起こしていた。そして交際中のエミリーからは、そろそろ求婚してほしいと言われてしまうのだが、彼女の父親ハミルトン大尉はポーを毛嫌いしていた。そんななか、ポーはフィールズに事情聴取を受け…。

映画サイトのレビュアーとか、映画評論家のブログとかを見ると、そんなに好評価を得てる作品ではなかったんだけれども…オイラ的にはどストライクに好みな内容だった。確かに、タイトルで最期の5日間って謳われちゃってるからさ…ポーが死んで物語が帰結するんだなとか、恋人エミリーとの関係も悲恋で終わるんだろうなぁとか、ポーについての知識が全然なくても、ある程度話がよめてしまう部分ってあるんだけれども、猟奇的な雰囲気とテンポの良さでグイグイと話に引きずり込んでくれる。

ただ、ポーに関してはシャーロック・ホームズ並みに偏屈な男なんだけれども、ホームズほど冴えた名推理は披露しないし、腕っぷしが強いわけでもないので、主人公の魅力はちょっと弱いかなと思った。その代わり、最初はポーを容疑者の一人としてにらんだ刑事が、案外早く、ポーの容疑を払拭…それどころかけっこういい感じにうちとけちゃって、事件解決への協力を仰ぐんだけど、この刑事がポーを信用して拳銃を託したり、二人のナイス相棒っぷりがなんかいい感じで、エピローグ的なラストで、この刑事さんいい仕事してくれます。

ポーの執筆作品からの見立て殺人が連続して起きるとか、ポー作品を愛読してる人なんかだったら、もっと深く楽しめるんだろうなぁなんて部分も…切り裂きジャック事件を描いたジョニー・デップの「フロム・ヘル」あたりが好きな人なら充分、楽しめると思う。そういえば、「フロム・ヘル」の原作者はアラン・ムーア、同じアラン・ムーア原作の「Vフォー・ヴェンデッタ」を監督したジェームズ・マクティーグが本作の監督…ホラ、間接的にだけど繋がったぞ!雰囲気が似てるなぁと思ったオイラの直観も、あながちハズレではないのかもしれないな!


監督:ジェームズ・マクティーグ
出演:ジョン・キューザック ルーク・エヴァンス アリス・イヴ ブレンダン・グリーソン


【アメリカでは既にBD発売済】
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2012年10月06日

ハンガー・ゲーム(2011年)

テーマ:12年10月の劇場鑑賞映画
 
勝手に映画紹介!?-ハンガー・ゲーム

【鑑賞日:2012年10月5日】

先週から始まっている「ハンガー・ゲーム」をシネコンのレイトショーで鑑賞してきた…アメリカ版「バトル・ロワイアル」と評判のディストピアサバイバルアクション。水樹奈々や神谷浩史など珍しく本職の人気声優を起用した吹替え版もちょっと興味があったのだが…やっぱりオイラは字幕スーパーの方が好みなわけでして、字幕版での鑑賞をチョイス。てっきり子供向け、ファミリー向け作品なんだとばかり思っていたが、オイラと同じようなオッサンの一人見鑑賞がやたら多かったのには驚いた。でも、金曜の夜なのに客は意外と少なかったけどな。

巨大独裁国家“パネム”では、全12区の奴隷地区から12~18歳の少年少女が各一人ずつ代表に選ばれ、“ハンガー・ゲーム”と呼ばれる殺し合いに参加することになっていた。ゲームは詳細にTV中継され、裕福層の国民から絶大な支持を受けている。今年もそのシーズンが到来、不運にも代表に選ばれてしまった12歳の妹プリムローズの代わりに、自らゲームに参加を志願した姉のカットニス・エバディーンと、男子の代表ピーター・メラークはゲームが開催される都市“キャピトル”に赴き、ゲーム参加のための準備、訓練を開始する…。

決して全部がつまらないわけじゃないんだけれども…肝心な殺し合いゲームが始まるまでの前フリが長いので、ちょっと飽きがきてしまうか?深作欣二のバトロワの方が、全体的にテンポや勢いがあって、娯楽映画としては優れており、バトロワと比べちゃうと、なんだか甘ったるいなぁ~っていう印象を受けましたね。子供に殺し合いをさせるという内容の映画にしては、変に気取って撮ってるところがあって、近未来っぽいSF的な設定で装飾された世界観も、歴史ものみたいな気品や格調の高さが感じられるようであった。そういうところがなんかむず痒い。

妹の代わりに殺し合いに参加するという、最初の設定も、ちょっと浪花節すぎてノレない部分があったかな?あんだけガチガチにルールが決められてるのに、そんな抜け穴があるのかよと、なんか都合の良さも感じてしまう。志願制度があるなら、なんで恋人が志願したのに、男の方は知らん顔して故郷で待ってるのよ。普通だったら、彼女が殺し合いにでかけるなら、俺も一緒に行くぜって言い出さないか?ゲーム開始後も、その場にあった差し入れやルール変更など、“メディアのやらせ”を語るために、肝心のサバイバル感が薄れてしまった。

幼い黒人の少女を、故郷の妹とダブらせて…一緒に戦おう、守ろうって主人公が奮起するんだけれども、そのあたりもちょっと偽善っぽく見えてしまう。主人公は結局、最後まで勝ち残っても…故郷の妹のために、何が何でも勝ち残らなきゃいけないわけで、どこかで黒人少女にも手をかけなきゃいけないわけだろ?それなのに、あんなに親しく接することができるのか?あの女の子も主人公に他のプレイヤーへのけっこうえげつない対抗策をアドバイスしたりしてたわけで、お人好しの主人公の寝首を掻くくらいの方が、この世界では自然じゃないかと思った。

ゲーム開始直後こそ、時間内に“24人の参加者”をある程度減らさなきゃいけないので…殺戮ショーが繰り広げられたけれども、全体的にバトルシーンが多いわけではなかった。あと主人公と武器がかぶってる女性キャラが出てきたけど、一発で“死亡フラグ”確定って見抜けたよな(笑)色々なご都合主義のアイテムなんかも登場するんだから…ランボーみたいに矢の先に爆薬をつけて、敵を吹っ飛ばすみたいなバイオレンスがあっても良かったと思うけど…。主役の女優はすこぶる美人ではないが、弓矢を構えると凛々しさが増し、そこそこ魅力的ではあった。

エンディングロールが始まった途端に、パート2公開決定を報せるテロップを入れた、日本の配給会社に文句を言いたい…そりゃーさ、エンディングロールを見ないで帰る客が多いのも事実だが、何もあんなところでお知らせテロップ流すことはないだろう。色々と作品についてダメだしもしてきたけれども、それでもせっかく映画を見た余韻、見終わった余韻に浸っているのに、急に現実に引き戻されてしまったのが一番のむかつきである。TVアニメの最終回だって、“劇場版決定!”とか“続編決定”のテロップを出すのは、最後の最後まで引っ張っるぞ。


監督:ゲイリー・ロス
出演:ジェニファー・ローレンス ジョシュ・ハッチャーソン リアム・ヘムズワース ウディ・ハレルソン 


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