ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年) | 勝手に映画紹介!?

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年)

ランペイジ 巨獣大乱闘

【鑑賞日:2018年5月15日】

「ランペイジ 巨獣大乱闘」の試写会に当選したのでイオンシネマ茅ケ崎まで行ってきた…公開は5月18日から。試写会でも、あまり先取り感はないね。入場時に入口で、チラシやポスターと同じ絵柄のステッカーを1枚貰いました…試写会用なのか、普通に劇場で配ってたヤツの余りものなのかは不明。遺伝子実験の影響でゴリラほか複数の動物が巨大化して大暴れするというモンスター映画…てっきりレジェンダリーのモンスターバースシリーズかと思いきや、別会社の全く関係ない企画だそうで、元ネタになっているのは80年代に流行ったアーケードゲーム。

クレア&ブレット、ワイデン姉弟が密かに宇宙で行っていた遺伝子実験…衛星で事故が発生し、カプセルが地球に落下する。そのカプセルが大気圏でも燃え尽きず、自然保護区のゴリラのもとへ。その影響で、遺伝子に異変が起きたゴリラのジョージは凶暴化して、クマを襲撃する!ジョージの世話をしてきた学者のデイビス・オコイエは原因を突き止めようとするが、そんな彼の前にケイト・コールドウェル博士が現れた。彼女は事情を把握しており、ジョージをもとの姿に戻せるというのだが…巨大化したジョージは檻を破って逃げ出してしまう!

人間嫌いでゴリラをこよなく愛する主人公のロック様…さりげなくセガール映画のように元軍人設定をチラつかせ、銃器の扱いや、ヘリの操縦もへっちゃらというのをアピールしている(笑)手話とか使って、ゴリラを手名付けてるんだけど(なんとロック様はゴリラと会話ができるのです!)、そのゴリラが、悪徳企業の遺伝子実験のせいで、凶暴化、巨大化してしまい…ロック様が大慌て。そこに訳知り顔で乗り込んできたおねーちゃん、ナオミ・ハリス(どうも綺麗だと思ったら、ボンドガール、007のマネーペニーじゃねーか!)と一緒にゴリラを助けようと奔走する。

とりあえず、何があっても“ゴリラ”が最優先のロック様…そのついでのように、時々“人助け”もしてくれます。なるほど、くれい響さんほか多数の映画評論家の方が、同じロック様主演(監督も一緒)の「カリフォルニア・ダウン」とやってること一緒だよって言ってたけど、そういう事か。あの映画も…娘と嫁以外がどうなっても知ったこっちゃない映画でしたもんね。それがゴリラに変わっただけなんですね(笑)それこそレジェンダリーの「キングコング: 髑髏島の巨神」あたりと比べてしまうと、予告の印象ほど“怪獣映画”感がないなと…ちょっと拍子抜けな部分も。

でもまぁ、クライマックス…巨大化したワニ(予告のシルエットを見て、バラゴンとかアンギラスみたいな怪獣っぽい生物だと思ってたけど…ワニらしいです)が出てきたあたりからは、“巨獣大乱闘”に偽りない展開へとちゃんとなっていきましたけどね。けっこう早い段階で…“一度巨大化したら元に戻らない”と言いきっちゃったんですよ。クライマックス、この状況で人類が勝つには“ロック様の巨大化”しかねーんじゃないかって思ったんだけど、元に戻れないんじゃ、それも難しいかなと(笑)ぜひ、今度はロック様自身が巨大化してゴリラやワニと戦ってほしいな。

いっそうのこと、ハリウッドでDAICONFILM版“帰ってきたウルトラマン”(=変身したウルトラマンが、巨大化した庵野秀明)をリメイクするっていうのはどうだ?もちろん、ウルトラマン役がロック様で(笑)中盤、悪徳企業に雇われた傭兵軍団が鳴り物入りで登場した割にけっこうな噛ませ犬キャラだったな。巨大化オオカミに襲われてるところは、ちょっと「エイリアン」っぽかった。同じように噛ませ犬かと思った、謎の捜査官ジェフリー・ディーン・モーガン…なんとなく「トランスフォーマー」シリーズのジョン・タトゥーロみたいなポジションで意外としぶといキャラだった。

今年のはじめに映画館で「ジオストーム」を見た時、お金はかかってるけど、なんかアルバトロスフィルム系がリリースしているDVDスルー作品(B級作品)と大して変わらないアホ映画って評したんだけど…本作もなんか似たところがありまして、最近、こんなような映画をどこかで見た気がするんだよなって、ちょっと考えて思い出したのが…WOWOWで見た「ニューヨーク2014」ていうB級映画。あれは、ウィルスで人間が狼に変身してしまって、狼の大群がニューヨークの街を襲うっていう話だったんだけど…最後の方の展開とかけっこう似てましたね。

とにかくやりたい放題、大暴れして…最後は笑いと涙でスッキリハッピーエンドな感じで終わるんだけど、ちょっと待て、いくら暴走してた時だと言っても、そのゴリラ(ジョージ)の胃袋の中には“アレ”が…そんな朗らかに笑って、戯れられねーよ(笑)ゴリラの胃袋に何が入ってるのかは、皆さん、劇場でお確かめください(実際に、グロな映像が出るわけじゃないから安心して)。トータルで見ると、怪獣映画としては「キングコング: 髑髏島の巨神」の方がぜんぜん面白かったけど、ロック様映画としては、後半でそれなりに帳尻を合わせくれたかなと…。


監督:ブラッド・ペイトン
出演:ドウェイン・ジョンソン ナオミ・ハリス マリン・アッカーマン ジェフリー・ディーン・モーガン P・J・バーン


【前売り券は公開前日まで!】
『ランペイジ 巨獣大乱闘』映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!