マックス・スティール(2016年) | 勝手に映画紹介!?

マックス・スティール(2016年)

マックス・スティール

WOWOWでエアチェックしておいた「マックス・スティール」を鑑賞…アメリカで人気のアクションフィギュア(おもちゃ)を題材にしたヒーロー映画だそうだが、そっち方面はあまり詳しくないので、もとになったフィギュアの存在も今回、初めて知りまして、よくわからないです。最近は、人気がある映像作品から、そのキャラクターなり、ロボットなりがフィギュアになるケースの方が多い気がするけど、フィギュアの方が先行なんですね。フィギュアが先というと…やっぱり直ぐに思い浮かぶのは「G.I.ジョー」だよね?本作はだいぶ系統が違うようですが…。

母と共に何度も引っ越しを繰り返し、ようやく生まれ故郷に戻って落ち着くことになった高校生のマックス。その町には、かつて研究者だった父親が命を落としたハイテク企業の研究所があるなど、因縁も深い。転校の手続きも終わり、ソフィアというガールフレンドもできたマックスだったが、突然、手からコントロール不能なエネルギーを放射するという不思議な体験をする。さらに、“スティール”と名乗るロボットのような生命体と出会い、自分の能力との因果関係を知る。かつての父のパートナー、マイルズの力を借りて、マックスは真相を究明しようとするが…。

黙ってれば、マーベルコミックの“アベンジャーズ”シリーズなり、DCコミックの“DCエクステンデッド・ユニバース”シリーズなりに、シレっと紛れ込めそうな感じのベタなヒーローものの印象。高校生の主人公が、いきなり“未知の力”に目覚めちゃいまして…その制御方法を覚え、気づけばスーパーヒーローになっていたという…よくあるパターンのお話です。思っていたよりは、全体のヴィジュアルもしっかりしてて、安っぽさはそんなに感じない。主人公の母親役にマリア・ベロ、死んだ父親の親友役にアンディ・ガルシアというキャスティングも豪華だしな。

主人公がヒーローになるきっかけとして、奇妙なエイリアン(ロボット状の地球外生命体)が出てくるんだけど、このあたりの主人公とエイリアンの掛け合いは…「寄生獣」のミギーを思い出す。主人公とエイリアンが融合するわけではないんだけど…作中では“リンク”って呼ばれてたかな?なんか2人の意識が繋がると、パワーを発揮できるようです。スーパーヒーローになってからの戦いぶりなんかは、どちらかというと日本の特撮ヒーローに近い印象も受けるか?アンディ・ガルシアまでしっかりコスプレしちゃって、やる気満々な感じがしてたんですけどね。

ただ、見栄えが良くても…ストーリーが面白いかどうかはやっぱり別。結局、自分の能力の正体を探るという、ヒーローの誕生編だけで物語が終わっちゃったので、侵略してきた敵と戦うとか、そういう展開がほとんど出てこない。主人公が謎の敵に命を狙われて、最後に命を狙ってたラスボスと戦うくらい。なんとなく、TVシリーズのパイロット版のような印象も。転校先の高校で…偶然出会った“車オタク(機械整備が得意)”の美女といい関係になるという、お約束のボーイミーツガール。女の子は可愛かったが、物語的に敵の回し者だったくらいの驚きが欲しいな。


監督:スチュワート・ヘンドラー
出演:ベン・ウィンチェル マリア・ベロ アナ・ビジャファーニェ アンディ・ガルシア ジョシュ・ブレナー


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