モーガン プロトタイプ L-9(2016年) | 勝手に映画紹介!?

モーガン プロトタイプ L-9(2016年)

モーガン プロトタイプ L-9

Netflixの“1か月無料体験”も終了し、課金はもったいないので…とりあえず解約を選択。ということで、今日からは平常モード…WOWOW鑑賞中心となる。Netflix利用中もまったく見なかったわけじゃないけど…けっこうWOWOWのエアチェックがたまってる。そんなわけで…先週のSF特集でエアチェックしておいた「モーガン プロトタイプ L-9」を鑑賞…日本では劇場未公開だった作品だが、リドリー・スコットの息子ルーク・スコットの監督デビュー作で、父親リドリーの代表作「ブレードランナー」を彷彿とさせる題材だったことでも比較され、話題になっていた。

シンセクト社の研究施設で開発されていた人工生命体の試作品L-9“モーガン”が、突如暴走して、研究スタッフの1人を襲うという事故が起きた。本社の危機管理コンサルタントのリー・ウェザーズは原因究明のため施設に派遣され、さっそくスタッフに聞き取りをはじめ、実際に“モーガン”とも対面する。後日、心理評価の専門家シャピロ博士もやって来て…“モーガン”の面接が始まるのだが、やはり“モーガン”は暴走。結果、プロジェクトの中止が決定されるが…“モーガン”を本当の娘のように関わっていた一部のスタッフが、それに異を唱えて…。

噂通り…「ブレードランナー」に照らし合わせると、オチまですべて見抜けてしまうという内容でして、これを単にパクリと切り捨てるか、息子が父親への敬意を表したオマージュと受け止めるかで、評価は別れそうな感じだ。ケイト・マーラ扮する主人公が車で研究所に向かってるシーンの空撮カット(ドローンかな?)を見て…無理やり「ブレードランナー」のエンディング(「シャイニング」からの流用映像)っぽいなぁなんて思いつつ…何度も印象的に登場する森を見ては、“なんかユニコーンが出てきそうだなぁ”なんて(笑)実際にはユニコーンじゃなくて鹿でしたが。

何事にも沈着冷静、クールに決めまくるケイト・マーラのセリフ、仕草、表情、行動…どれをとっても“怪しく見えちゃいまして”、最初に覚えた“違和感”がどんどんと確信に変わっていく。一つ目の大きなポイントは、やっぱりミシェル・ヨー扮する女博士と、流暢な中国語で会話する部分。このやりとりを覚えていると…後半で出てくる似たシーンが“決定打”になる。また、目の前で暴走した“モーガン”を仕留めるため、他のスタッフが落とした麻酔銃を拾い上げ、追いかけるシーンなんかは、ブラスターを構えたハリソン・フォードにソックリで、これもポイントかも?

後半は想像以上にアクション要素が増え…アクション映画としても楽しめる。つーか、「ブレードランナー」じゃなくて、これじゃ「ターミネーター2」だよなぁ~なんて思いの方が強かったりもするんだけど…その辺はご愛敬。事の発端、一番最初に“モーガン”にフルボッコにされる女性がジェニファー・ジェイソン・リーだったっていうのはギャグなのかと深読み…リー姐さんといえばタランティーノの「ヘイトフルエイト」でも、紅一点キャラなのに、カート・ラッセルにボコられ続けどんどん痣や傷が増えていく役でした。出演者も豪華で…個人的にはけっこう好みですね。


監督:ルーク・スコット
出演:ケイト・マーラ アニヤ・テイラー=ジョイ トビー・ジョーンズ ミシェル・ヨー ジェニファー・ジェイソン・リー


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