アイ・フランケンシュタイン(2014年) | 勝手に映画紹介!?

アイ・フランケンシュタイン(2014年)

アイ・フランケンシュタイン

【鑑賞日:2014年9月12日】

今月は、懸賞で当たったタダ券や試写会、サービスデーの利用などでコンスタンスに劇場鑑賞しております…今日は近所のシネコンのレイトショーで「アイ・フランケンシュタイン」を見てきた。1200円で見れる割引券の最後の1枚はまだまだ温存…来週あたり、昼間見に行く作品で使おうと思っている。明日から始まる「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のムビチケも懸賞で当たってるので、都合がつけば(起きられれば)明日の朝イチで見てこようかななんても思っている…オンラインのペア券なんだけど、ネット情報で1回ずつでも使えるという情報を目にした。

V・フランケンシュタイン博士が創造した人造人間…彼は博士の妻を殺害した後、北極海へ逃亡。後を追ってきた博士は途中で力尽きてしまい、人造人間は博士の亡骸を手厚く弔う。そんな時に、目の前に悪魔が現れ、人造人間を拉致しようとするが、悪魔と敵対するガーゴイルたちに助けられる。ガーゴイルの女王リオノアによって人造人間はアダムと名付けられるが、その後行方をくらます。人里離れた場所で200年の間、生き続けるアダムだったが、再び人間社会に舞い戻って来て、密かに繰り広げられていた天使と悪魔の壮絶な戦いに巻き込まれる!

良くも悪くもB級なんだよね…一応、フランケンシュタインの誕生経緯なんぞを冒頭でサクサクっと紹介。詳しくは別のフランケンシュタイン映画を見てねみたいな印象。で、化け物を作った博士の死によって、いざこざが解決した直後に…突然、悪魔が降臨して化け物を拉致ろうとするんですけど、敵対組織“天使”に仕えるガーゴイルが、化け物のピンチを救うわけです。で、ガーゴイルの親玉である姫様と対面。姫様は…この化け物を人間社会に放ったら災いのもとだと悟り、自分たちの世界に軟禁しようとするんですけど、化け物はそれを拒絶してトンズラ。

あっという間に200年経過…化け物…う~んめんどくさいから今後は“フランケン”と呼称するけど(劇中では姫様によってアダムという名前が与えられれます)、このフランケンは死にもしなければ、歳もとってない…いわゆる不死身(?)でして、人里離れた場所で一人寂しく生きていたんだけれども、コソコソしてるのが我慢できなくなっちゃったんですね。で、自分から悪魔のいる場所に出向いて喧嘩を吹っかけるって…田舎のヤンキーかよ!で、それを察知した天使、ガーゴイル軍団が、これはマズイっていうんで、フラケンを捕えてお説教するわけ。

でも悪魔たちに、フランケンの所在が知れちゃったわけで…実は悪魔の親玉が、フランケンの出生の秘密である死体蘇生っていうものに興味を抱いていて、またまた拉致ってこいって命令がくだるんですね。で、ガーゴイルたちのアジトに悪魔が乗り込んできて殺し合いが勃発、悪魔が死ぬ(?)と地獄に堕ちていき、天使が死ぬ(?)と天に召される(昇天)という解りやすいビジュアルで描かれます。で、成り行きでガーゴイルに加担する形で、悪魔と戦うフランケン、武器は天使から授けられた神聖な物なんだけど、見た目が鉄パイプ!ってやっぱヤンキーだよ!

フランケンやガーゴイルたちが悪魔を玉砕すると燃え尽きていくんだけれども、画面中、やたらと炎があがるので、なんか島本和彦の漫画を見てるような暑苦しさ(笑)けっこうバカな映画でしょ、これ?やってることはさ「ゴッド・アーミー」とか「レギオン」とか「コンスタンティン」とかをごちゃまぜにして、そこに無理やりフランケンシュタインをブチ込んでみました的な映画でして…ガーゴイルが飛んでる姿なんぞは、実写版の「デビルマン」もちょっと思い出してしまうという…。ごった煮映画だけど…本編がたった92分って、ある意味、作り手も内容をよく理解している。

つーか、この映画に出てくる悪魔もガーゴイルも間抜けばかりでして…悪魔の方は、死体蘇生の秘密を紐解くフランケンシュタイン博士の手記なんてお宝を入手しても、自分たちで解読する能力がないんですよ…お前ら200年間何してたんだよ。で、自分の正体を偽って雇っている人間の科学者に丸投げしてる。一方、天使はと言いますと…自分たちは悪魔にカチコミされたのに、相手のアジトを知らないという。でも、フランケンは、尾行という初歩的な手法でアジトを簡単に割り出しており、それをもったいぶって、天使との交渉材料に使うんですよ…もうギャグだよ。

これだけバカ映画、B級映画なんですから…主人公のフランケン(アダム)ももうちょっと魅力的だったら良かったんですけど、アーロン・エッカートという中途半端にイケメンなオヤジを持ってきてしまったのが大きな間違い。結局「ダークナイト」のトゥーフェイスじゃないか、コレ。腐っても化け物なんですから、もうちょっとゴツくて、ブサイクな俳優を起用してほしかったなぁ…「ヘルボーイ」のロン・パールマンとか、「ファンタスティック・フォー」のマイケル・チクリスあたりの方が似合いそうじゃない?微妙に残念な映画なので、ツッコミながら楽しむのがベターだろう。


監督:スチュアート・ビーティー
出演:アーロン・エッカート イヴォンヌ・ストラホフスキー ミランダ・オットー ビル・ナイ ジェイ・コートニー


【米国では既にBD発売済!】
Blu-ray I Frankenstein (3D)







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!