ミュンヘン、ＴＨＥ有頂天ホテル…劇場で鑑賞した作品をDVDで再鑑賞

8月に新譜で購入しておいた「ミュンヘン」、また最近、ブックオフの中古ＤＶＤコーナーで1000円でＧＥＴした「ＴＨＥ有頂天ホテル」のスタンダードバージョンのＤＶＤを鑑賞した。「ＴＨＥ有頂天ホテル」は、そこそこ楽しんだけど、ＤＶＤで買うほどじゃないなぁって思っていたら、もう中古、しかも1000円という格安で見つけたので買ってしまった。一応、ＴＨＸ公認ＤＶＤなので、画質や音質をチェックしてみたかったというのもあるけど。でも、この趣向が全く異なる２作品を連続で鑑賞するっていうのも…（笑）

ミュンヘン スペシャル・エディション

スピルバーグが実話を元に映像化した、大量虐殺映画。賞狙いの偽善映画かと思いきや、築かれていく死体の山が多いので、見ているコチラもなんだか麻痺してしまって、最初ほど凄惨な気持ちにならずに、自分は普通にアクション映画として見れてしまったり。

ただ、次々に暗殺を遂行していくのだが、失敗や味方の犠牲も多く…意外と無様なんだよね。こういうところから、しっかりと報復の虚しさみたいなのは伝わってくる。

選手村襲撃のシーンで、顔面を銃で撃たれ、頬にポッカリ穴が空いてしまう人とか、爆風で吹き飛ばされた腕が、天井のファンに絡まって、くるくる回ってるところとか。思わず一時停止やスローでジックリと見てしまった(^^ゞDVDならではの楽しみ？

オイラ的には必殺仕事人なノリの映画に見えてしまい…特に「必殺仕事人VSオール江戸警察」という、恨みを晴らすために雇われる仕事人たちが、逆に幕府側に処刑されていくという必殺のスペシャル版をちょっと思い出してしたなぁ。

これは劇場鑑賞時に既に、DVD購入を決めた（笑） 残念ながら、音声にDTSが収録されていないのだが…ドルビーデジタルでも充分に重厚さは味わえた。乾いた感じの銃声と、その残響音がなかなかリアリティを醸しだす。ちなみに特典ディスクはまだ見ていない。


劇場鑑賞時の感想⇒クリック

THE 有頂天ホテル スタンダード・エディション

特典満載の「THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション 」も同時発売されたが、中古で見つけたのは、予告集とコメンタリーのみ収録されている、ディスク1枚組のスタンダード版。遊び好きの三谷幸喜のことだから、さぞかし特典ディスクは凝ったものになっているだろうが、買うつもりじゃなかったので…中古で見つけたスタンダード版で充分だ。

で、本編は一度見ているので…せっかくなのでオーディオコメンタリーを聴きながらの視聴。全編、日本語＆英語字幕が付いているので、コメンタリーを聴きながら字幕を見れば、一応、本編も楽しめ一石二鳥だ！邦画のDVDを買うと、こういう楽しみ方が多いんだよなぁ。サラウンドをしっかりと楽しむのは、また別の機会ということで…。


で、コメンタリーは監督とフジテレビアナウンサーの高島彩が務めている。そういえば、アヤパンは劇中でも、出てきてわざとらしい、大げさな演技してましたよね？三谷幸喜は、コメンタリー慣れしていると言っておきながら、言うこと忘れちゃったり、話を先走っちゃったりと…あまり上手じゃない。アヤパンのボケコメントに対応するので精一杯だったようだ（笑）昔は、三谷作品のコメンタリーというと八木亜希子がやっていたので、もっと聴きやすかったのに。せめて映画通の笠井アナにすべきだよね（「笑いの大学」では、笠井アナがコメンタリーの進行役だった）。

ただ、麻生久美子の役を、本当は「シックスセンス」のような幽霊に見せかけたかったが、上手く観客に伝われなかったと後悔する監督に、何気ないアヤパンの一言が、正しい演出方法を見つけ出すの切っ掛けになるのは大笑い。アヤパンが気づくなら、誰か他の映画スタッフが気づくだろうよ（笑）

ワンカットを多用した本編の撮影苦労話も、なかなか面白かった。役所広司、西田敏行などのアドリブ演技を指摘していたが、聞き流していると気にならないが、確かに注意して聴くと、セリフが不自然だったりするよね。字幕が付くので、アドリブセリフもしっかりとチェックしてくれとコメンタリーで言っていた。

映画の内容が、年越しカウントダウンなのに、劇場公開が年が明けてからだったのが残念だと、公開当時に思ったものだが、監督曰く、このDVDを12月31日に午後9時45分くらいから見始めると、実際の年越しカウントダウンとシンクロするのだそうだ。今年のフジテレビは、年末にこれをそのままTV放送すれば、タレント使って、生中継でカウントダウンする必要がなくなるんじゃない？（爆）


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DVDは買ったけど、一度映画舘で見たから見直していないDVDがまだまだいっぱいあるよ～。







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