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2014年01月31日

殺人者はライフルを持っている!(1968年)

テーマ:洋画

 殺人者はライフルを持っている! 


WOWOWのエアチェック映画って…どうしても後入先出(笑)になってしまうので、昨年どころかそれ以前の見てないディスクが山のようにたまっている。これを消化しないと、ますますたまる一方なので、こうしたものも少しずつ手をつけていきたいなと。で、吟味して選びはじめるとそれだけで時間がかかってしまうので、何も考えず無作為で手に取ったディスクを見ようと決めた。まずは…昨年10月のフィルムノワール特集でエアチェックした「殺人者はライフルを持っている! 」が出てきたのでコレから…ちなみに同じBD-Rに同特集の作品がもう1本録画してある。

怪奇映画のスター、バイロン・オーロックは新作の公開を控え、映画会社のスタッフらと試写会に臨んでいたが、その場で重大な決意を披露、自分はこれを機会に引退すると。そして翌日に迫った初日の舞台挨拶にもでないと…。スタッフたちはなんとかバイロンを引き留めようとするのだが…。一方、親子で射撃を趣味としている一人の青年がいた。彼には変わった性癖がり、そしてその鬱憤が徐々に殺人の衝動へと変わっていく。遂に爆発したその青年は妻と母親、そして居合わせた配達員を射殺し…大量の銃を持ったまま町へ繰り出すのだが…。

実在にあった乱射事件をモチーフにしているとか…冒頭、怪奇映画風の出だしで少々びっくりするのだが、これは主役の一人である怪奇映画俳優による劇中映画であった。その後も、この俳優にスポットをあてた話が続き、いったいいつになったら、事件の話が描かれるのかなって思ってしまうほど…。いや、これはこれでけっこう面白いんですよ。演じているのが、フランケンシュタインなどを演じた本当の怪奇映画のスター、ボリス・カーロフって役者さんで、そんな人が、自分の映画より今は現実の方が刺激があるのさって、自虐的に皮肉ってたりするので。

で、ようやく一人の青年が、ガンショップでライフルを購入するという描写が出てきた…この人物が、後に大量殺人を働く犯人である。車のトランクの中に、しこたま銃が隠してあったり、確かに、なにかやらかしそうな雰囲気が濃厚なんだけれども…その場ではとくに事件は起きない。遠くから、先の怪奇映画スターを目撃したりもして、ニアミスはしたんだけれども…特に接点があるわけではない。で、青年は自宅に戻り、普通に家族と団らん、別段変わったところはないんだけれども…時間が経つにつれ、ちょっとずつ箍が外れはじめるんだよね…。

父親と連れだって、射撃の訓練に出向くと…こっそり父親を射程におさめちゃって、引き鉄を引きそうになったり…なんか、コイツ、やっぱヤベエぞと。まぁ、そういうのがたまりにたまって…最後は爆発してしまう。この男がいったい何を考えてるのか、よくわからないけど、とにかく不気味。若者が何を考えてるかわからないというのは…今に始まったことじゃないんだななんて思ったりもするわけ。近年(といっても、けっこう前か)でも、コロンバイン事件をモチーフにした映画などが多数あったけど…系統としてはそれらに近い映画かなって感じです。

ただ、犯人の不気味さだけを描くわけでなく…映画俳優の視点と交互に見せることで、怪奇映画の衰退なんかとも対比。それで現実世界の恐怖がうまく描き出せており、映画としての面白さを感じられるんですよね。それこそコロンバイン事件を描いたガス・ヴァン・サントの「エレファント」なんかは、メディア批判とオタク批判をもっともらしく見せてるだけの内容を、アーティストかぶれのチンケな編集で見せたクソつまらん作品だったけど、こちらは秀逸なカメラワークと、淡々としたドキュメンタリー的な表現で、見事、ホラーよりも怖い現実を描いてたよね。

日本でも最近は物騒な事件が増えてきたけれども…アメリカのように、銃が氾濫してないだけマシなのかなってちょっとだけ思った(いや、発砲事件がないわけじゃないが、まだ素人には敷居が高いもんね)。クライマックスのドライブインシアター…今だったら、携帯電話があるので、もう少し事件発生の情報の伝達速度は速いはずだ。本作品を見て、なんだかんだいっても、通信手段の発達にも感謝したくなったりした。ただ、最近は…携帯のカメラ機能の向上で、写真や動画撮影が安易になりすぎ、違った問題も出てきてるけどな…(あと歩きスマホとか)。


監督:ピーター・ボグダノヴィッチ
出演:ボリス・カーロフ ティム・オケリー ナンシー・シュー ジェームズ・ブラウン サンディ・バロン 


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2014年01月30日

スキャンダル2 託された秘密(2012年)

テーマ:海外TVドラマ

 Scandal: The Complete Second Season 


WOWOWで毎週追いかけていた海外ドラマ「スキャンダル2 託された秘密 」(シーズン1に引き続き放送されたシーズン2)が火曜日深夜(日付が変わってからなので、正確には水曜日)の放送で最終回を迎えた。全22話…無事にコンプリート完了。基本は、画質をHXモードで焼き、ディスクの容量に余裕がある時のみHGモードを使用…ディスク1枚に8話ないし、7話つめこんで3枚のディスクを消費した。日本ではまだ、シーズン1の方もDVD化されてないんですね…Amazonで検索できなかった。添付のジャケとリンクは米Amazonの海外盤DVDです。

政権維持を優先し、フィッツジェラルド・グラント大統領から身を引いたオリヴィア・ポープ…大統領夫人のメリーは妊娠をし、ホワイトハウス内での権力も強めていく。時には、身籠っている子供の性別を大々的に発表するなど、出産さえも政治の道具に利用し、大統領自身はそれを快く思っていなかった。一方、“オリヴィア・ポープ&アソシエイツ”の新人弁護士として奮闘してきたクインが、実はリンジー・ドゥワイヤーという手配犯であることが判明し、彼女が起こした爆弾による殺人事件の裁判が始まろうとしていたが、もちろん彼女は無罪を主張し…。

作品のスタート時に…オリヴィアの仲間に加わった新人のねーちゃんが、実は爆破テロの容疑者だったという衝撃的な展開で幕を閉じたシーズン1。それを隠すために、身分を偽っていて、そういう工作の裏にはオリヴィア自身も関わってましたという流れでシーズン2はスタートする。本当にねーちゃんが非情な犯人なのか?実は、その爆破テロにも、オリヴィアが絡んでいる。すなわち…大統領に絡んだスキャンダルである。いったい、スキャンダルの根幹はなんだったのかというのも含めて…シーズン2も大波乱、混迷を極めていくわけです。

オリヴィアと大統領の馴れ初め(不倫のはじまり)はもちろん、爆破容疑のねーちゃん以外の仲間たちの過去にも色々とスポットがあたる。とりわけ、どもってるだけの単なるコンピューターオタクではなかったハックの壮絶な過去なんかは、けっこう面白いし…その過去の経歴を活かした見せ場なんかもどんどん増えてくる。そういえば、シーズン2になった途端、オリヴィアの仲間が1人いなくなってたね…ちょっと女癖が悪かった奴。セリフで一応「辞めた」って語られていたけれども…完璧にいなかったことにされちゃってましたよ(笑)

単発の事件、トラブルを解決するというよりは…シリーズ全体の謎を紐解くようなエピソードが中心となるので、過去の回想が多かったり、登場人物の色恋話ばかり目立ってたりと、やや退屈な面もあったのだが…7話だか8話だかで大統領の暗殺計画が起きたりすると、急に話が「24 -TWENTY FOUR -」並みにスリリングになり面白くなった。つーか、やってることは「24 -TWENTY FOUR -」と同じだったよね、大統領のピンチに乗じて、他の派閥の奴らが、大統領を失脚させようと色々と仕掛けてきて、どうやったら政権を維持できるかという駆け引きが始まる。

ピンチをなんとか脱した大統領だったけど…通じ合ってたオリヴィアとの間に亀裂が生じたり、紆余曲折の果て、またまたヨリを戻したりと、大統領の嫁(確かにいけすかんババァなんだよな、この嫁が)も巻き込んだ三角関係が、後半ではさらに重要に。つーか、三角関係の間に、もう一人、男が割り込んできたりもするし。さらに、一蓮托生の仲間なのかなと思っていた、大統領の秘密に関わってた人たちが、みんな裏の顔があったりね、狸の化かし合いも激化。誰が、どこまでが敵なのか、味方なのか…一言で説明するのは難しく、とにかく泥沼って感じ。

こんなんで収拾がつくのかなって思ってた最終回で、確かにまだ不明瞭な点はあるものの、オリヴィアや大統領が色々と決断を下したりして、意外と…このまま終わってもいいんじゃないかななんて思わせる急展開。でもね、最後の最後で、またでっかい爆弾を落としてきた!やっぱ終わらないか…だよね、アメリカのTVドラマだもんね。調べてみたら、本国では既にシーズン3が放送中だとか…WOWOWでは続編放送のアナウンスはまだなかったものの、投げっぱなしってことはないだろう。放送があると信じて、シーズン3を待ちたいと思います。


製作総指揮:ションダ・ライムズ ベッツィ・ビアーズ
出演:ケリー・ワシントン トニー・ゴールドウィン コロンバス・ショート ケイティ・ロウズ ギレルモ・ディアス


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2014年01月29日

彼女はパートタイムトラベラー(2012年)

テーマ:洋画

 彼女はパートタイムトラベラー 


連ドラ、海外ドラマ、深夜アニメ等を追いかけてると…普通の映画に割く時間が少なくなってしまう。すると、どうしても本編時間が短い作品を優先して見てしまうんだよなぁ。本日チョイスの「彼女はパートタイムトラベラー 」はWOWOWで一昨日、録画したばかりなんだけれども…本編86分という短さに惹かれたので、さっそく鑑賞。でも、なんだかんだいって、最近になって録った作品はコンスタンスに消化してるんだよね…おかげで、BD-Rに焼いて、去年(それ以前のものも)からずっと放置してるようなものが、さらに後回しになってしまうんですけど…。


出版社でインターンとして働くダリアスは、イケテない自分の生活にうんざりしていた。そんな時に、先輩記者のジェフが、「私と一緒に過去に行ってくれる人を募集します。」という新聞広告に着目し、この広告を出した人物を突き止め取材しようと言い出す。ダリアスは同じインターンのアーナウと共にジェフの手伝いを志願、広告主が住んでいるとある田舎町に取材へ向かう事に。広告を出したケネスという男はあっけなく見つかり、ジェフが取材を始めようとするのだが、相当の変わり者でまったく相手にされない。そこでダリアスが彼に近づくことに…。

WOWOW等の解説によると、タイムトラベルの同行者を求める広告が掲載されたという部分は実話だそうで、どうやらそこから着想を得たフィクションらしいよ。てっきり主人公が「時をかける少女」みたいに、もっとタイムトラベルをバンバンしちゃうような…ジュブナイル風の作品を想像していたんだけれども、ちょっと予想がハズれたかな?出版社の実習生として働く、ちょっとダサイ女の子が先輩記者に同行して助手を務めるんだけれども…その先輩記者が、けっこうチャラついた男なので、取材対象のおっさんに、冷やかしと勘違いされて相手にされない。

そこで、「お前が相手してこい!」と命じられて主人公が、このおっさんに身分を偽って近づく。で、先輩のチャラい記者といえば…実は、同じ田舎町に住んでいる元カノに会いに行くというのが本来の目的で、取材の方がついでだった。そんなわけで、ねーちゃんは、がっつりとこのおっさんと対峙して、次第に打ち解けていくわけです。最初はもちろん仕事と割り切って接してたわけだけど…いつしかタイムトラベルを熱く真剣に語るおっさんに惹かれていく…。過去に行った時の為に、射撃訓練とか真面目にしちゃってるし…主人公もデート気分でそういうのを楽しむ。

でも、おっさんの行動はどんどんエスカレート、怪しげな研究室に忍び込んで、盗みも働く…どうやらタイムマシンの部品を調達しているらしい。で、盗みの片棒まで担がされる主人公。本当にタイムマシンなんか存在するのか?一応、記者なのでおっさんの人となりを調べることも忘れてないんだけれども…どうやら、地元じゃ有名な奇人変人らしいという噂も出てきて…。でもね、おっさんの周囲に、主人公たち以外の怪しい尾行者の存在なんかも浮上。もしかしたら、このおっさん、何かでっかいことを本当に企んでるのかもしれないぞと…なる。

完璧に電波系なおっさんを見た時に…こんなところに鳳凰院凶真(岡部倫太郎)がいたって感じだったよ。だってやたらと“敵”の存在を気にしててブツブツ言ってるんだもん…。さすがに、過去改変とか、同じ日を繰り返すとかっていうあからさまな描写はないんだけれども…本気でタイムマシンを作ろうとしているというところに「シュタインズゲート」的な面白さも感じる。その一方で、それまでのフリなんかで、結局は現実的なただのラブストーリーに落ち着くんじゃないの?と、けっこう冷めた見方なんかもしちゃってたんだけど…最後の最後にぶっ飛びの展開が!


監督:コリン・トレボロウ
出演:オーブリー・プラザ マーク・デュプラス ジェイク・ジョンソン クリステン・ベル メアリー・リン・ライスカブ 


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2014年01月28日

ザ・チャイルド:悪魔の起源(2011年)

テーマ:洋画

  ザ・チャイルド:悪魔の起源 

前(昨年?)に録画したはずの「ザ・チャイルド:悪魔の起源 」…本編時間が短く、容量が少なかったので、なんか他の作品と抱き合わせでディスクに焼いたはずなんだけれども(消してはないはず)、どれに焼いたかわからなくなっちゃって、そのままにしていたら、この間、リピート放送していたので…また録画してしまった。スティーブン・キングの「トウモロコシ畑の子供たち」という作品を映像化したもので、原作は読んでないけれども、キングのホラーなら面白いのではないかと期待してた(Amazonでは酷評レビューがバンバン載ってるけど)。

カリフォルニアの砂漠地帯…ティムとアリーの夫婦は、車の故障で立ち往生していた。携帯も通じなくて助けも呼べず、他の車も通らないので困惑。仕方なしに…徒歩で近くにある集落へ向かうことにした2人…一軒の民家へとたどり着くのだが、中から現れた男は、難しい顔で協力を拒もうとする。それでもアリーが食い下がると、男はアリーが身重であることに気づき、ようやく中に招き入れてくれることに。男は“牧師”と名乗り…妻と2人で暮らしてる様子。やがて、翌朝まで助けが呼べないことが判り、その家で世話になることになったのだが…。

本編に入る前のプロローグらしき映像…ベトナム帰りの帰還兵の青年が、実家に戻ってくると家族が惨殺されていて…自分も“何者か”に殺されてしまうという、雰囲気たっぷりの映像で煽ってくれる。そして、舞台は現代へと移り…主人公夫婦が砂漠で立ち往生している場面へ。嫁さんは妊婦らしく、道端でゲーゲーやってる。そこでただ待っててもしょうがないからと…近所で助けを呼ぼうということになり、二人で連れだって、近くの民家に駆け込むんだけれども…中から出てきたのは、見るからに怪しげなおっさん、ビリー・ドラゴだったって寸法。

ビリー・ドラゴの第一印象、老けたなぁって感じ…まぁ、役作りとかもあるのかもしれないけど。この人、昔は「アンタッチャブル」の殺し屋とか、「デルタフォース2」の麻薬王とか…印象的な目力で、とっても不気味に演じてたんだけどね…そういう、見るからに“危ない”感じが、ちょっくら薄れたようにも思える。まぁ、それでもビリー・ドラゴであるには変わりないので、きっと何か裏のあるキャラなのだろう。「電話をかして」と助けを求める主人公夫婦に対し、にべもなく「電話はない!」と拒絶する…まぁ、ないわけないはずなんだけどね。

その相手の雰囲気から、けっこうビビった旦那はすぐに退散しようとするんだけど…嫁さんの方は、目ざとく家に電話線があったりするのを見つけて、猛抗議。「嘘つけ、電話あるじゃないか!私は妊娠してるんだぞ!」(正確なセリフではありません)と、助けを求めてるのに、かなり上から目線。妊婦だから情緒不安定なのか?日本人の常識から見ちゃうと…こんな嫁さん嫌だなって、ちょっと思っちゃうよね。でも、ビリー・ドラゴは“妊娠”というキーワードになぜか反応し、手のひら返しで、家の中に招き入れてくれることになったんだけれども…。

ここから先も…嫁の非常識な行動がけっこう目につくのよ。家人に「勝手に出歩くな!」ときつく注意を受けているのに、家の周りを散策したりしちゃうんだよ。で、見てはいけないものを見てしまって…騒動に巻き込まれると。みんな、自分が蒔いた種じゃないかと。旦那が帰ろうって言った時に、帰ってれば…「出歩くな!」という言いつけを守っていれば、もしかしたらその後のトラブルは回避できたのでは?ああ、でもあれだよね…映画を最後まで見ると、もしかしたら車が故障って時点から…全て“アレ”に導かれていたのかななんて、印象も受けるよね。

短編作品が基になってるという事なので…わりと古風で、小ぶり(悪く言うとワンパターンで退屈)な内容だったかな?主人公夫婦が、この家なんかヤバイよと悟った時には、簡単に外に出れなくなっていた。神父やその嫁さんとの駆け引きで…情報(真実)を引出し、逃げ出す術を必死で考える2人…そして、クライマックスへ。キングのファンからすると、原作改悪で、かなり物足りないらしいですが…とってつけた感のある最後の派手な見せ場とか、個人的には嫌いじゃないですよ。ただ、やっぱり一番雰囲気があり、怖かったのは最初の出だしの方だよね。


監督:ジョエル・ソワソン
出演:ビリー・ドラゴ バルバラ・ネデルヤコーヴァ ケレン・コールマン ティム・ロック ダイアン・ピーターソン


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2014年01月27日

YES/NO イエス・ノー(2012年)

テーマ:洋画

 YES/NO イエス・ノー 

WOWOWのシュチエーションスリラー特集のリピート放送でエアチェックしておいた「YES/NO イエス・ノー 」を鑑賞…新婚夫婦が、何者かに拉致られ、別々に監禁され…夫婦にまつわる二択の質問を色々と迫られるのだけれども、答えられなかったり、質問者の望む回答ではなかったりすると色々なペナルティが課せられてしまうという内容。昨日見た「ATM」は「リミット」の脚本家が書いた作品とのことだったが、本作は「リミット」のプロデューサーが仕掛けた作品とのこと…そういえば、「リミット」って見てないなぁ、前にWOWOWで録画したはずだけど…。

ジャックはケイトにプロポーズし、間もなく2人は結婚…幸せの絶頂を迎えていたのだが、ある日、ジャックが目を覚ますと、何もない無機質な部屋に閉じこめられていた。壁にはメッセージを表示する表示板と、そのメッセージに“YES”“NO”で答える2つのボタンがあるのみだ。訳も分からないまま、拉致を行ったと思われる人物から、質問を突きつけられるジャック、それに答えられないと様々なペナルティが待っていた!実は、妻のケイトも同じ状況に置かれており…2人はその事実を知らない。やがて質問は2人が抱えている秘密へと踏み込んでいくのだが…。

誰が、何の目的でこんなことをしでかしているのか…という部分では確かに興味がわくんだけど、まず、この2人が監禁されている部屋に、トイレがない事に違和感を感じてしまって、ちょっとノレなかった。かなり長い間監禁されてるようで、2人とも最初と、最後ではまるっきり人相が違っている(こういうところはちゃんとしてるんだよな)…旦那の方なんて、最初は髭が生えてなかったのに…クライマックスでは無精髭がボウボウ…そこだけ見たって、相当の時間経過がわかる。まともな食事とかとってなかったけど、それでも生理現象を催すはずだ。

もしかして垂れ流し?それとも…2人とも催眠ガスみたいなのを吸わされて、意識を失ってるうちに…監禁者側が色々と次の仕込みの準備とかをするんだけれども、そういう時に、ちゃんとシモのお世話をしていたってことだろうか?考え出すと、けっこう気になっちゃう部分なのよ。これを言い出すと…「ゼロ・グラビティ」のオムツ論争(映画秘宝で町山さんも指摘してたが、その後、NASAが同じことを指摘してるとネットニュースで見た)と一緒なのかもしれないけどな…。別に排泄シーンを描けといってるわけじゃないんだよ、オイラ、スカトロマニアじゃないし(笑)

「ゼロ・グラビティ」の方はさ、素人から見ると…宇宙での生活のことなんてよくわかんないわけでさ、他の部分の映像のリアルさで圧倒されちゃって、そういう些細なところって気にならなかったわけじゃない?でも、こういう映画はさ、明らかに作られたフィクションなんだから、逆に細かいところをリアルに描かないと、監禁という一番大きなハッタリが破たんしちゃうと思うんだよね。それが映画的なセンスであり、演出力だと思うんだけどさ。だからさ、刑務所もの映画みたいにさ…部屋の隅っこにむき出しの便器でも置いてあれば、良かったのになぁって思った。

先の文章でもちょっと触れたけど、監禁されている人物たちが精神的に追い詰められていく様なんかはよく描けてると思うんだよね。特に嫁さんの方なんてさ、目がうつろになってさ…着てた服を中途半端に脱いで腕に絡めちゃって、下着姿で床に寝転んでる姿が、妙にインパクトがあった。本人も恥じらいとかまったくなくなっちゃう、そういう状況に追い込まれちゃったんだなぁってことだよね?そこそこ綺麗な女優さんが下着姿なのに、少しの色気も感じなかったよ。役者の演技力みたいなのは評価してもいいんじゃないかなってちょっと思ったね。

ただ…目的等が判明したあとの展開が、ちょっとなぁって。ぶっちゃけ、夫婦を極限状態に陥れ、それぞれの秘密を暴露し、真実の愛を見極めようとしてるわけなんだけど…人間的にどうなのよお前ら?みたいな欠陥ありありの2人がさ、最後は綺麗ごとで話をまとめようとするわけよ。まるで、さんざん周囲を巻き込んだお騒がせの芸能人カップルが、いつの間にか元サヤにおさまっていたなんていうのを週刊誌で読んだり、ワイドショーで見ているみたいな気分になる映画よ、コレ(なんか、けっこういい譬えしてるんじゃない?)どうでもいい度満点なオチでした。


監督:エンリコ・クレリコ・ナジーノ
出演:ジョン・ブラザートン エレン・ホルマン ガブリエル・マイヤーズ タイリース・アレン クレア・ケアリー


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2014年01月26日

ATM(2012年)

テーマ:洋画

 ATM

WOWOWのシュチエーションスリラー特集のリピート放送でエアチェックしておいた「ATM 」を鑑賞…1本前に見た「サイレント・ウェイ」はコインランドリーを舞台にした主人公と襲撃者の攻防だったが、本作はタイトルズバリ、ATM(現金自動預け払い機)で繰り広げられる襲撃者との攻防を描いた作品。男女3人組が夜中に人気のないATMに立ち寄った事が発端で…恐ろしい事件に巻き込まれていく。最近、ハリウッド大作などにもちょくちょく出ている金髪女優のアリス・イヴ嬢なんかもメインキャストの1人で出ていて、ちょっと儲けものな感じではあるが?

社内で行われたクリスマスパーティー…その日で会社を退社するエミリーに気があったデイヴィッドは、思い切って声を掛け、車で家まで送っていくチェンスを得る。有頂天になったデイヴィッドだったが、同僚のコーリーが一緒についてくることに。仕方なしに3人で連れだって、家路につくのだが…コーリーが途中で、「食糧調達したい」と言い出し、ついでにATMに立ち寄ることに。そこに、フードを被った男が現れ、ATM内にいる3人をジッと見つめていた…・。「強盗か?」と身構える3人の前で、その男は通りかかった男性を襲い、なぐり殺してしまい…。

アイデア勝負なだけの、もっとチープな作品を想像してたんだけど…思いのほかちゃんとした作品で、やっぱり綺麗どころのアリスちゃんの存在なんかも大きかったかもしれないね。クリスマスの夜に、気になる同僚の女の子に声を掛け、いい雰囲気になるチャンスが巡ってきたリーマンのにーちゃん。そこに邪魔な男友達が割り込んできて…ふざけんなよと。しかも、その男友達が言い出した余計なひと言で、その後のとんでもない目に遭わされるわけであり…とにかくふんだりけったりだったよな、このリーマンのにーちゃんは(もちろん他の2人もだけど)。

夜遅くに、人気のないATMなんか行ったら、襲ってくれっていってるようなもんだろう…まぁ、日本でも24時間営業のATMとか稀にあるし、最近はコンビニATMもあるから、夜中に金をおろす人がいないわけではないが、日本より絶対に治安が悪い筈のアメリカなんだからさ…やっぱ危険だよな。アメリカのATM事情とかよくわからないんだけど…この映画では、ATMの小屋に入るのに、カードが必要だということだった。だから、カードを持っていない襲撃者は、簡単に入ってこれないから、3人は籠城して、なんとかやり過ごそうと最初は考えるんだ。

でも、なかなか襲撃者は諦めないで…ATMの側から離れない。籠城している3人は、なんとか外部に連絡をとろうとするんだけれども、携帯電話は車の中に忘れてきちゃったし、ATMの付近には通報する手段も見当たらないと。日本だったら機械の側に…ちゃんと緊急用の電話があったりするよね?一応、犯人が襲撃場所のATMの下調べをしている描写も描かれており、あえてそういう連絡手段がない場所に、獲物を誘い込んだって解釈が成り立つのかもしれないけどな…。さぁ、どうしようということで色々と知恵を出し合い、駆け引きが始まるわけです。

襲撃者との攻防が始まると…逆に、展開の新鮮味は薄れちゃったかなと。お約束の仲間割れだったり、突然の闖入者だったりという展開を乗り越えて…ようやく通報・脱出のチャンスが巡ってくるって感じ。そしていよいよ、襲撃者に反撃しようとなるわけだけど…。実は完全犯罪を目論んでいたという襲撃者の目的自体に、面白みを感じたんだけれども…肝心な正体がわからず終いで、なんか勿体ない。作中で論じられたように、特定の人物を狙った犯行なのか、それとも単なる愉快犯なのかも不明。いまどき、正体不明の殺人鬼っていうのは芸がなさすぎた。


監督:デヴィッド・ブルックス
出演:ブライアン・ジェラティ ジョシュ・ペック アリス・イヴ マイク・オブライアン ロバート・ハーキュラック 


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2014年01月26日

サイレント・ウェイ(2011年)

テーマ:洋画

 サイレント・ウェイ 


昨年、他の番組と重なってしまって録画を断念したWOWOWのシュチエーションスリラー特集のリピート放送が、ちょっと前にあったのでエアチェック、本編時間が短かった「サイレント・ウェイ 」というスペインとコロンビアの合作映画を手始めに鑑賞。夜中のコインランドリーで美女が襲われるというのが大まかな内容。スペイン映画なんて、あまりなじみはないので俳優は知らん人ばかり…主人公のおねーちゃんは、そこそこ色っぽい。WOWOWの解説によると監督はギレルモ・デル・トロと一緒に「デビルズ・バックボーン」の共同脚本を担当した人だそうだ。

ホテルで働くローサはモデル志望で、オーディションにも挑戦していた。仕事を終えて帰宅する途中…オーディション合格の連絡が届き喜ぶローサ。その後ろに、怪しい人影が忍び寄っていたが、彼女はまったく気づかない様子。自宅に帰り着いたローサだったが、姉から洗濯機の調子が悪いと言われていたのを思い出し、そのまま近くのコインランドリーに立ち寄ることに。後から、見るからに怪しげな男がコインランドリーに入ってきて、警戒するローサ…そこへガブリエルと名乗るハンサムな青年がやってきて、入れ替わりに最初の男は出ていくのだが…。

冒頭、サイケなBGMと映像のオープニングテロップが、何やら期待感を煽る。10数年前に見た…「サイコ・ビーチ・バーティー」という70年代ホラーをパロったコメディ映画のことを思い出し、あんな内容のスリラーなのかなぁって思ってたんだけれども…そのサイケな映像は主人公の女の子が、オーディション(カメラテスト?)みたいなのを受けているってだけで…あまり本編には関係のないフリであった。大事なのは、モデル志望というキャラ設定を理解させることみたいだね。特に、本筋の方で、その手のパロディやオマージュがあるってわけではないかな?

主人公のねーちゃんが、人気のないコインランドリーに立ち寄るんだけれども、そこにいかにも怪しい風体の男がやってくる。次に、タイミングよくイケメンのにーちゃんが現れて、危機一髪、難を逃れる?ねーちゃん尻軽っぽいので、そのイケメンの方に、色目なんか使い始めて、あわよくばを期待してしまうんだけど…その後に、やっぱり“ある人物”に襲われてしまい、運悪くケータイもよく繋がらないし、他にあまり人も通らないしで、どうしようと。とりあえずコインランドリーを基点に、逃げ回ったり、籠城したり…“犯人”と駆け引きを続けるみたいな内容です。

シュチエーションスリラーなので、登場人物は少ないけれども…その後も何人か登場し、物語を動かしていく。だけど、その人物たちの役割は、ある程度予想がつくので…驚きは少ないかな?見どころは、ねーちゃん無事に家に帰れるか、助かるのかってだけかなって思っていたら、最後の最後で、いきなりある系統のホラー映画へ。確かに、このとってつけた感は70年代のB級っぽくもあるかななんて思ってみるが、どうせなら最初から、そっち系でガンガンきて欲しかった。ある役者が一人二役っていうあのオチなんかも、もっとストーリーに活かされていたら…。

気になる点といえば…ピンチの時にうまくつながらない携帯電話を、逆ギレして、ぶんなげるねーちゃん。尻軽なうえに(あくまで、っぽく見える)、意外と短気でガサツなのね…けっこう幻滅、なかなか可愛いなぁって思ってたのに。なんだかんだいっても、あの状況で助かるためめには、それはマイナスだろう。昔、「ケータイ捜査官7」でも“携帯は投げちゃ駄目”って言ってたぞ!ちょっと見てくれが良くて、芸能界に憧れる女なんて、きっとこんなもんだろう(性格悪そう)…別れ話を切り出した元カレにも、ボロクソ言われてましたね、狙われたのも自業自得か?


監督:アントニオ・トラショラス
出演:アナ・デ・アルマス ディエゴ・カダビド レオノール・バレラ ネストール・アルフォンソ・オルティス 


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2014年01月25日

エンダーのゲーム(2013年)

テーマ:14年01月の劇場鑑賞映画
 
エンダーのゲーム


【鑑賞日:2014年1月24日】

先週から始まってる「エンダーのゲーム」を近所のシネコンで鑑賞…前回の劇場鑑賞時に使った割引券と同じものがまだ4枚ほど残ってるのだが、レイトショーの開始時間が午後8時とわりと早めの時間だったので、割引券は温存して、普通にレイト割引を利用することに。公開一週目の金曜日の夜だというのに、客はオイラを含めて3、4人…特にマナーの悪い客もおらず、快適な鑑賞環境であった。さすがに、公開1週目の先着入場プレゼントのポストカードは既に配布終了…明日まで待てば、公開2週目のプレゼントがまた始まったんだけどね…。

エンダー・ヴィッキンは、少子化政策がすすめられているこの時代で、特別に政府によって認められたサード(第三子)として生を受けたが、その事で兄や学校のクラスメイトなどから妬まれ、孤独な少年時代を過ごしていた。しかし、宇宙戦争を終結させるためのIF“国際艦隊”指揮官としての才能を保持しており、バトルスクール監督官、グラッフ大佐からも一目をおいている。そして、昆虫生命体フォーミックの第二次侵攻に備え、選抜された少年少女たちが、バトルスクールで過酷な訓練を受けることになり、エンダーも抜擢。指揮官としての頭角を現す!

タイトルは聞いたことがあったけど原作は未読…新聞の映画評で読んだんだけれども、ガンダムやエヴァンゲリオンといった日本のロボットアニメの原点といっても過言じゃないような作品なんだとか。確かに、少年少女が過酷な戦場に駆り出されていくという…もはやお馴染みとなったジャパニメーション、ロボットアニメと酷似した設定だ。ということで、SF映画らしい小難しい設定や言葉が、最初はバンバンでてくるので追いついていくのが大変な部分があるかもしれないけれども…ストーリーが動き出すと、自然と理解できるところが多く、あまり苦にならなかった。

子供が主役の物語ではあるんだけれども…エンダーが指揮官としての才能を開花させていく様は、ビジネスマンの処世術なんかにも通じていて、自分を前にだし強引に攻めることもあれば、逆に一歩引いた姿勢で相手を立ててうまく利用するなんて事もやってのけるわけで…判断力、臨機応変さなどを見習いたくなる。同期どころか、先輩や上官を従え、出世街道まっしぐらなエンダーの姿には、なんともいえない爽快感があったりして…怖いものなしにも見えるんだけれども、ちょっとした傲りで、足元をすくわれてしまうのも現実的な展開だ。

そんな時にエンダーがすがるのが、優しくて、綺麗な自分の姉である。このお姉ちゃんの存在がエンダーの原動力だってところも、ちょっと健気じゃない?バトルスクール内で、やっぱり年上のガールフレンドができたりするんだけど…どっかで自分のお姉ちゃんと重ねてるところがあるんじゃないかな?ぜったいに、あのチームメイトの女の子に対し、スケベな感情とかは抱いてないよね。格闘技の訓練をしてても、普通だったら、どさくさにまぎれて、相手のオッパイを触っちゃおうとか、ちょっとは考えるじゃん。エンダーはぜんぜんそんなそぶり見せないし。

子供がゲーム感覚で戦場に参加していくというのが、ちょっと絵空事にも思えるかもしれないが、アメリカじゃ、戦争ゲームが兵士の勧誘に繋がっているのも事実であり、遠くの指令室から無人機を操って偵察やら爆撃やらを行うというのも日常茶飯事。やっぱり描かれてる内容はそんなに現実と違いないんだよ。どんでん返しを狙ったあのオチは薄々、気づいたけれども…戦争の悲惨さだったり、兵士の一人一人が戦場で背負う贖罪の気持ちだったりというのは丁寧に描かれている。最後に、ちゃんと平和の意味を考える展開もあり、ヤリ逃げじゃない。

オイラ、原作も読んでいないし、映画も見てないけど(特に映画の方は監督が大嫌いだし)、興行収入だけはいい、どこかの特攻隊美化邦画より、よっぽど本作の方が真面目で、リアルな戦争映画なのかもしれないよ。正直なところ、派手なCGが見せ場の、ありがちなスペースオペラだとばかり思っていたのだが…予想が外れた。中盤で時間を割いて描かれる無重力空間で光線銃を撃ちまくる訓練シーンなんかも、下手するとチープでだらけたシーンになっちゃいそうだが、思いのほか知的な攻防が描かれていて、ワクワクドキドキしたしな、いい映画でした。


監督:ギャヴィン・フッド
出演:エイサ・バターフィールド ヘイリー・スタインフェルド ヴィオラ・デイヴィス ハリソン・フォード


【米国では間もなくBD発売!】
Blu-ray Ender's Game







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2014年01月24日

黒薔薇の館(1969年)

テーマ:邦画

  黒薔薇の館/Black Rose Mansion 


一本前に見た「黒蜥蜴」同様、WOWOWの美輪明宏特集でエアチェックしておいた「黒薔薇の館 」を鑑賞…深作&美輪コンビによる「黒蜥蜴」姉妹編ということらしいのだが、監督と主演が同じというだけで、こちらは江戸川乱歩とは無関係みたい…つーことで、明智小五郎も出てきません。やっぱり日本では未DVD化のようで、Amazonのマケプレで中古VHSが物凄いプレミア価格になっていた。ちなみに、ジャケ写真とリンクは日本のAmazonでも扱っていた(現在はAmazon発送だけど取り扱いの業者は別)import DVD…リージョン1なので再生は要注意!

億万長者の実業家、佐光喬平が経営するサロン“黒薔薇の館”に、毎晩8時になると現れ、男性客たちを魅了する謎の女性・藤尾竜子。佐光自身も、彼女を一目見た時から、心を奪われてしまった!ある晩、彼女の夫を名乗る男が現れたのを皮切りに、次から次へと竜子に縁のある男が、復縁を求めてやってくるが…そのうちの1人が、竜子のボディガード、ジョージと決闘して死亡するという事件が起きる。やがて佐光は竜子に“黒薔薇の館”を託すことを決意。彼女の指示で改装が始まるのだが、そこに佐光の息子で、家を飛び出していた亘が帰ってきて…。

男たちが妖艶な美女・美輪明宏に翻弄されまくる映画…結局は金持ちのオヤジといい仲になるんだけれども、そこにその金持ちオヤジのドラ息子が帰ってきて、オヤジの女にちょっかいを出す。で、息子は本気になって、駆け落ちを決意。でも、ただ愛してるって言葉だけじゃ生きていけないのよ、この世はお金よって諭されて…さすがにオヤジの女を横取りするのに、オヤジに援助してもらうわけにはいかず、なんとか自分で金をねん出しようとする。ちょうどタイミングよく、ドラ息子の知り合いが…なんかアブナイ仕事を持ち掛けてきて、それにのっかる…。

けっこう男を泣かしてきたであろう美女(といっても、美輪明宏だからね、心の中ではオカマじゃねーかとツッコミつつ)を巡り親子で三角関係になっちゃうって展開…つーか、金持オヤジには嫁さんがいるんだけど、実はその嫁さんも過去に不倫に走って、男と駆け落ちしようとして事故に遭い、相手は死亡、嫁さんは半身不随になってるなんて、けっこうグチャグチャドロドロした内容なんだわ。正直、好きなようにしてくれよって感じなんだけど…深作作品なんで、いきなり犯罪映画的な活劇も盛ってきたりして、そういうところはけっこう楽しめたりした。

美輪明宏とヨリを戻そうとやってくる男たちが、西村晃に川津祐介と「黒蜥蜴」とキャストがかぶってる。で、横から美輪明宏を掻っ攫っていこうとするドラ息子の役を田村正和が演じてるんだけど…この頃の正和、顔がデカイくてブサイク。一瞬、誰だかわからなかったんだけど…あの独特な喋り方は、今と変わらず…やっぱ、コイツが正和だ!美輪明宏がどっちを選ぶのか、そして犯罪に手を染めてしまった正和は無事に逃げ延びれるのか…という感じでクライマックスへ。やっぱりどうでもいいオチで…まったく変な映画なんだけど、その雰囲気を楽しむべし。


監督:深作欣二
出演:丸山明宏(美輪明宏) 小沢栄太郎 田村正和 松岡きっこ 室田日出男 内田良平 西村晃


【DVDソフトの購入(リージョン注意)】
DVD 黒薔薇の館(import)







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2014年01月24日

黒蜥蜴(1968年)

テーマ:邦画

黒蜥蜴


スタローンの映画は連続で6本も見たのに、シュワの映画は3本でギブアップ(笑)決して、再鑑賞が退屈なわけではなかったのだが、ちょっと飽きたかな?(笑)ということで、気分を変えて…2週間くらい前にWOWOWの美輪明宏特集でエアチェックしておいた「黒蜥蜴」を鑑賞…江戸川乱歩の原作を三島由紀夫が戯曲化し、それを深作欣二が映画にしたという作品。作品の概要はもちろんしっていたが、本編を見るのは恥ずかしながら今回が初めて。日本ではソフト化されてないみたいでAmazonでも見つからず…米国では中古VHS が出てるみたいだが…。

宝石商の岩瀬は、娘の早苗が誘拐のターゲットになっていることを知り、探偵の明智小五郎に警護を依頼。岩瀬にはもう一つ、気がかりなことがあり、それは岩瀬が所有する時価1億円のダイヤ“エジプトの星”こそが、犯人の目的ではないかということだ。明智の指示で、大阪のホテルに身を寄せることになった岩瀬と早苗、そのホテルには岩瀬の知り合いの緑川夫人も滞在していたのだが、実はこの人物こそ、岩瀬に予告状を送った怪盗・黒蜥蜴だった!黒蜥蜴の手引きで、部下たちがまんまと早苗を誘拐…明智と岩瀬はまだそれに気づいていないようで…。

乱歩と言えば…明智小五郎。一応、名探偵の明智小五郎が活躍するミステリーものです。丸山明宏こと、現・美輪明宏が…黒蜥蜴と呼ばれる明智のライバル、美人(??)怪盗に扮し、両者の駆け引きが描かれていく。まぁ、古典ミステリーですので…トリック自体はつっこみどころが多めだったりするんですけどね、乱歩ものらしい妖艶な感じ、そして時代を感じさせるサイケな感じはよく伝わってきて、雰囲気は悪くはないです。死体安置所から死体が盗まれたという事件を調べる明智…そのシーンで、安置所内のプールでプカプカ浮かぶ死体が生々しい。

ただ、やっぱり美人怪盗の役が…美輪明宏ですからね(笑)自分だったら、こんな“もののけ”に惑わされたりしないかななんて、冷静に考えちゃったりして。逆に…誘拐のターゲットになる金持ちの娘(実はある秘密が!)を演じる松岡きっこが…綺麗でしたね。今だと、谷隼人の嫁ってくらいしか思い浮かばない、ただのオバちゃんですけど。この娘が誘拐される時に、まっ裸で、でっかい箱に押し込まれて運び出されるんだけど、なんかエロかったなぁ。つーか、見るからに怪しげな箱を、そのまま新幹線で運んじゃうとか、大胆すぎるトリックだよね。

前半…明智の機転で事件を見事解決するが、黒蜥蜴を逃がしてしまうので、そのまま第二回戦、リベンジマッチに突入!依頼人の金持ちオヤジは、明智一人に警護を任せておけないと…ヤクザまがいの手下をいっぱい邸に常駐させるんだけれども、その中で目を光らせてるリーダー格が西村晃!あの風貌ですから、けっこう威圧感もあり、なんかめちゃくちゃ狡猾そうなイメージがあるんだけれども…意外と見かけ倒しだったというか…活躍しそうで、あまり活躍せずに出番を終えたって感じ。最後の力を振り絞った見せ場はなかなかだったけど。

明智の名推理と機転を掻い潜り…幾度となく逃げ延びる黒蜥蜴!最終的に勝つのはどっちか?クライマックスは、黒蜥蜴のアジトも出てくるし、お約束の明智の変装も見れるし、まさかの事実が判明するどんでん返しもあるしで、なかなかの大団円。ぶっちゃけ、昔の土曜ワイド劇場みたいな内容だけど、シネスコだと映画らしい構図が感じられていいなぁ。でも、やっぱり明智小五郎は土曜ワイドの天知茂の方がいいかなぁなんて思ってしまったり…この作品ではあくまで美輪明宏を引き立てる役だから、あのくらいの地味さでいいのかもしれないけど…。


監督:深作欣二
出演:丸山明宏(美輪明宏) 木村功 川津祐介 宇佐美淳也 松岡きっこ 西村晃 丹波哲郎 三島由紀夫


【映像ソフトが出てないので…】
書籍 黒蜥蜴 (学研M文庫)
MP3 黒蜥蜴の唄







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