マーティン・スコセッシ監督初の3D映画 2011年公開
007のベン・キンズレー
縞模様のパジャマの少年、で主演を務めたエイサ・バターフィールドなどなど
アメリカ、イギリス、フランスの合作ゆえに
各国選りすぐりの名優たちが集結しています。
アカデミー賞は撮影・美術・視覚効果・音響編集・録音賞を受賞
舞台は1930年代のパリ
主人公のヒューゴは、駅の時計のぜんまいを巻きながら暮らしている孤児です。
父親の残した機械人形を直しながら、日々の孤独を埋めようとしています。
そんな彼が出会うのが、ジョルジュ・メリエスというお爺さん
で、このメリエスと言う人物は、実在の人物でして
彼にまつわる描写はほぼ史実に基づき描かれています。
およそ180年前に、世界初の映画上映を観たメリエスは
周囲の批判を押し切り、「ぜったいに映画は流行る!」と確信。
自身で撮影場所を建設し、役者やスタッフを集め、約500本の映画を製作し
そのうちの一つが、有名な世界初のSF映画として大ヒットした作品となりました。
その作品のカラーVerが、本映画が製作される数年前にバルセロナで発見され
本編で使われています。
というわけで、ファンタジー作品ではなく
後半はガッツリ映画史実が描かれているという形の作品です。
非常に健全だったので、どの年代の方でも楽しめる感じ
パリのおしゃれな雰囲気も良かったです。