アカデミー賞の脚色賞を受賞しているのですが、、なぜ日本は劇場公開なし?
個人的には今年観た中で一番面白かったです!
「アメリカンフィクション」
監督は本作が初映画のコード・ジェファーソン
主役を演じるは、007などに出演していたジェフリー・ライト
主人公は、昔売れていた作家。
黒人の彼は、「典型的な黒人社会」として貧困やドラッグなどを描く作品が世間にウケる現状に、酷く嫌悪感を抱いています。
良い人だっているのに、なんだってステレオタイプばかりがウケるんだ
こんなのがウケるから、いつまでたっても偏見が無くならないんだ
(その通りすぎる)
という事で一発かましたろうと
別名でステレオタイプそのものの小説をテキトーに執筆
そのまま出版社に送り付けて、反応を待ちます。
すると、、まさかの大うけ。
その後も、主人公の八つ当たりでテキトーなあしらいとは裏腹に物事が大きくなっていく様が、コメディカルに描かれていきます。(主人公ずっと頭抱えてる)
まずコメディとしてほんとに面白かった。
わかる~の連発と、スカッとするシーン多数!
そして世間に訴えかける矛盾点もさることながら、
そこにある需要と供給に触れる事で、誰か個人を責めている訳ではないのも上手い。
なんて社会だ!なんて世の中だ!と
主人公がただただ地団駄を踏んで終わる。だってコメディだもの。おもろい。