2017年、アカデミー賞は作品・監督・作曲・美術の4部門

      ヴェネツィア国際映画賞では金獅子賞を受賞するなど

ものすごく話題になっていた作品です。

 

ただ個人的に、半魚人と女性の恋物語 というイメージで止まっていて

さして興味が持てずにそのままにしていました。

 

 

ギレルモ・デル・トロ監督の最高傑作とも称されたこの作品

物語は

とある研究所が、原住民から神として崇められていた半魚人を捕まえた世界線。

その研究所で清掃員として働く女性イライザが、その半魚人と恋に落ち、、という形。

 

けっこう大人のシーンがあり、R指定がされている作品でもあります。

ちょっと古い映画っぽい感じでしょうか。

芸術作品と思えば、そこまで気にはならなかったですが!

 

 

それよりも 古い家、絵画、猫、映画館、、すべてに味があって。

特に水のシーンが高く評価されている模様。

非常に神秘的で美しかったです。

 

そして主人公イライザを演じるサリー・ホーキンスの演技

イライザは生まれつき言葉を話せず、すべて手話で会話を行います。

より身振り手振りに目がいくゆえ、一緒に会話している半魚人の仮面のような表情のない顔でも感情が伝わる。そのための設定なのかと思うほどでした。

 

テーマとしては、最近のハリウッドにありがちな『マイノリティ』を扱っています。

主人公の孤独と、半魚人の孤独。

理解しあえる相手を見つけて恋に落ちるのは必然なのでしょうかね

 

内容よりも芸術性に目がいくレベルに、映像がとにかく良かったです。

一見の価値あり!