1989年に作られた映画「いまを生きる」
アカデミー賞の脚本賞を受賞しています。
原題は"Dead Poets Society"(死せる詩人の会)
まったく邦題と違うわけですが、これに関しては見終えたいまは、巧く訳したのだな~と思っています。
アメリカ南部のとある学校の実話をベースにしているらしい。
物語の舞台は、厳しい校則で知られる男子オンリーの名門寄宿学校。親たちは息子を医者や弁護士にさせるべく、この学校に入れています。
そんなお堅い学校にやってきた、元卒業生の新任英語教師、キーティング。
勉強という枠組みを超えて、先生は生徒たちに詩を通して人生を教えます。
ここの学校の生徒たちは皆、将来のために(大学進学のために)勉強をしているわけですが、時代背景もあってか物凄く父親の影響が強い。そうしろと言われたからやっている、ような子供たちが多いわけです。
そんな子供たちにキーティングは、君たちの心はどうなんだ、何を望んでいるんだ、という問題を真正面からぶつけていきます。それが題の「いまを生きる」に繋がっていくわけですが、、ラスト30分で急展開が起こります。
題材が詩であることからも察するところですが(笑)
「教養」と呼ばれる類の映画と感じました。
ものすごくワクワクするような話でもないし。
ただ、名作と言われる所以は理解できた。
古典作品らしく、味わうひとには深い映画なのだろうと。。
また人生経験を重ねてから見直してみようと思います。
最後の場面が有名なようですね。
調べたら最近、日本で舞台化されていました。
(ジャニーズがやっていたっぽいので若い世代にも本作を知っている方がいるかも?)