2018年、クリントイーストウッド監督が自ら主演を務めた作品

「運び屋」

 

 

ファンの間では、イーストウッド監督作品のなかでTOP3に入る!との呼び声もある。文字通りアメリカで喝采を浴びた。

 

本作は2011年に実際に逮捕された実在の人物の話を元にしている。

 

 

 

主人公は90歳のおじいちゃん。

ユリの栽培に生涯をささげ、

時代の流れについていけずに倒産を余儀なくした頃には

家族に愛想をつかれていた。

 

 

お金もない。

 

家族は今まで仕事ばかりだった自分に怒って話してくれない。

 

 

 

そんなおじいちゃんに声をかけてきたのがメキシコの麻薬カルテル。

おじいちゃんに運び屋をさせ始めます。

 

最初は理解していなかったおじいちゃん。

ユーモラスさでカルテルの若者たちと談笑し

モノを言われた場所へ運ぶ。

 

なんせおじいちゃんですから

警察からのマークもなんなくくぐり抜けて、、、、

 

家族とは。

愛とは。

 

おじいちゃんが気づく人生で一番大切なもの、その先に待っていた結末とは・

 

 

 

 

実際に90歳のユリ農家のおじいちゃんが麻薬の運び屋をしていた、というのがとりあえず驚きですが(笑)

 

こんな非現実的な題材であっても

イーストウッド監督ならではの人間の描き方には、温かみがあって

エンドロールの歌にまで人間みが溢れていて心がジーンとしました。

 

ヒューマンドラマの温もりを感じたい時にピッタリな一作です。