2018年のアメリカ映画
監督デイミアン・チャゼル
主演イアン・ゴズリング
「ラ・ラ・ランド」の2人が再タッグを組んで作った大作です。
アカデミー賞4部門ノミネート、うち視覚効果賞を受賞しています。
誰もが知る人類の英雄、ニール・アームストロング船長
人類初の月面着陸に成功したアポロ11号にたどり着くまでの、彼の8年間を描いた物語です。
アームストロングさん自身は非常に寡黙な人物で
親しい同僚たちの中で、子供がいることすら知らなかった人もいたんだとか。
数々の犠牲を払いながら行われた
当時ソ連との宇宙戦争に躍起になっていたアメリカにおいての重要ミッション。
それを遂行していく一人の人間の覚悟を、まざまざと見せつけられた気がしました。
視点が全てアームストロング氏のものになっていて
普通の英雄物語でも、宇宙飛行士かっこいい!系の話でもなく。
ちょっと恐怖すら感じるような振動や圧迫感を感じながらの訓練・本番の飛行映像
視覚的に観客に体験させるその技術が評価された作品というのもうなずけます。
船内に響くアラーム音や無音になる月面着陸の瞬間、など
これは映画館で観た方が面白かっただろうなと思いつつ楽しく鑑賞しました。