めったに映画館で邦画を観に行かないのですが、食わず嫌いも良くないなと思いまして。

この冬はまずはアマプラで邦画を沢山楽しもうと!(好きな監督・制作チームを見つけたい)


2019年の映画「新聞記者」

主演は松坂桃李さんとシム・ウンギョンさん

お二方が日本アカデミー賞最優秀主演賞、作品賞を藤井道人監督が獲得されました。キングダムの年です。


メディアの闇を描いた洋画で見たい作品はいくつかあったので、それは後日見るとして。。

というのも、この手の作品は結構海外でも賞レースに絡む事が多い。このテーマを邦画はどう描くのかというのに非常に興味がありました。


内閣府主導で、新設の医療大学の認可を下そう、という妙な動きを察知した新聞記者。そうこうしている内に、内閣府の担当者が自殺してしまいます。


松坂桃李さん演じるは内閣の情報課。あらゆる報道を裏で操る部署で、上司の指示の元働く毎日。

ところがその自殺した担当者が元先輩だった事がきっかけとなり、上司に逆らいその死の真相を追い求めてしまいます。というストーリー。


見終えて1番最初に、後半15分の怒涛の展開の意味を調べておりました。完全には描かれていない事が多いという感覚はどうやら合っているようです。


原作は東京新聞の記者さんで、森友問題らへんで厳しい追求をした事で有名になった方。レビューには、「左翼的」と評するものもありました。ですから、記者サイドのことはまだしも、内閣サイドの闇については、想像の部分もあると思って見たほうが良いのかもしれません。(あまりに導入部分がモリカケ問題と似すぎているし!笑)


で、いわゆる、こういう事が本当は裏で起きているのではないか?という話が後半のキーを握ってしまっている。この映画がハッキリとは描かずに匂わせる所で止めてある意図は、そこなのではないかと感じました。松坂さんの表情のアップと息遣いだけで描き切るには、少々匂わせがすぎるので。


主演のお二方の演技凄かったな、、。

松坂さんはどんどん目が真っ暗になっていくし、シムさんはお父さんの事に関しての反応がどんどん変化していくのが分かった。いいもん見た〜♪