1時間半という短さの中に、よくもまぁこんな奇想天外な世界線を詰め込んだものです、、(笑)個人的にずーっと気になっていた映画。

 

なんせR15指定です。

グロいというか、汚いというか、、汗 でもトロントの映画祭では観客賞をとっている。衝撃的な画とそのメッセージ性が面白い作品。

 

2019年公開(日本では一昨年公開)のスペイン映画「プラットフォーム」

人間上下なんとかシステム、、ちょっと画の衝撃で名前を忘れてしまいましたが、水道とベッドしかない、コンクリートで囲まれた部屋。各階に2人ずつ人が収容されていて、部屋の中央に空いた穴を食べ物が載せられた台が1日1回数分間止まるという仕組みの場所に、主人公は収容されます。

 

上から食べ物の台は順番に降りてくるので、上の階の人たちはたらふく食べられるし、下の階の人たちはゴミすら残っていない。こうして聞くと格差社会のメタファーで、下の階の人は飢えていくのね、で終わりそうですが、この話の面白いところは1か月ごとに住民たちは階を替えられて移動するというところ。しかもペアは変わらずに。

 

びっくりすることに

食べられる階も食べられない階も

訳アリで人がめっちゃ死ぬ。

 

しかしめっちゃくちゃに見えて、ただメタファーなのではなく、主人公を通じて観客が何を考えるかを大事にした、芯の通った映画だと思いました。

 

めっちゃグロいけど。

どうやったらこんな設定が思いつくの?(笑)

新鋭の監督の作品とのことなので、若いパワーがみなぎっているのかも