2週間ぶりの更新です!

 

 

家族全員インフルで死んでましたーーーーガーン

 

 

次男(小3)の看病からはじまり、次々に家族に移っていきまして最終的に全滅。

 

 

高熱でうなされてはいたものの、家族全員家に引きこもるハメだったので良い映画鑑賞の時間になりました。

 

 

 

インフル映画鑑賞で観た作品のひとつがこれ:

 

『雑魚どもよ、大志を抱け!』【PG12】(2023年)

 

(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

 

 

昭和の終わり頃の小学6年生男子たちを主人公にした映画なんですが、

 

小学生ならではの不器用な人間関係とか、それぞれに家庭に事情を抱えながらも前を向いて成長していこうと苦悩する姿とか、

絶妙な心の揺れみたいなものがリアルに表現されていて、めちゃくちゃ刺さりました!

 

 

リアルすぎて、自分の子供の頃を思い出してなんだか苦しい気持ちになるような場面も…

 

 

小学校高学年(特に男子)の夏休みにピッタリの作品なので、是非チェックしてみてください!

 

 

 

『雑魚どもよ、大志を抱け!』【PG12】(2023年)はこんな映画

 

 

 

 

 

 

あらすじ

 

「俺はお前らと本当の仲間になりたい、信じてもらえる奴になりたい」
地方の町に暮らす平凡な小学生・瞬(池川侑希弥)。心配のタネは乳がんを患っている母の病状……ではなく、中学受験のためにムリヤリ学習塾に入れられそうなこと。望んでいるのは、仲間たちととにかく楽しく遊んでいたいだけなのに。瞬の親友たちは、犯罪歴のある父(永瀬正敏)を持つ隆造(田代輝)や、いじめを受けながらも映画監督になる夢を持つ西野(岩田奏)など、様々なバックボーンを抱えて苦悩しつつも懸命に明日を夢見る少年たち。それぞれの家庭環境や大人の都合、学校でのいじめや不良中学生からの呼び出しなど、抱えきれない問題が山積みだ。ある日、瞬は、いじめを見て見ぬ振りしてまう。卑怯で弱虫な正体がバレて友人たちとの関係はぎくしゃくし、母親の乳がんも再発、まるで罰が当たったかのような苦しい日々が始まる。大切な仲間と己の誇りを獲得するために、瞬は初めて死に物狂いになるのだった。

映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』オフィシャルサイト

 

 

昭和生まれ、田舎育ちの私としては、小学生の頃に目にしたようなシーンがいっぱい!

 

 

今考えるとありえないようなことを、同級生の男子たちはいつも普通にやってました笑

 

 

(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

 

 

『スタンド・バイ・ミー』【PG12】(1986年)や『グーニーズ』(1985年)など、少年たちが主人公の名作を彷彿とさせるような作品ですが、

 

『雑魚どもよ、大志を抱け!』は、この2作よりもさらにエモい!

 

昭和の終わりの子供たちの絶妙な雰囲気が伝わってきて、なんとも切ない気持ちになる方もきっといるはず。

 

 

 

どれだけ親が子供の手を引こうとしても、子供たちは自分たちの力で自分たちの世界を生き抜いていくしかないということを

突きつけられるような作品でもあり、

親として小学校高学年くらいの子供たちの関わり方を考えさせられる作品でもあります。

 

 

 

 

『雑魚どもよ、大志を抱け!』のこんなところが小学生におすすめ!

 

 

この作品を小学生におすすめする理由のひとつが、

小学校高学年くらいの子供たちの等身大の姿が描かれているというところ。

 

 

親の目が届かない場所では、多かれ少なかれ親が良しとしていない行動をしているもんですよね。

 

 

友達との関わり方や勉強・将来との向き合い方だって、親が教えてきた(求めてきた)通りに行動している子なんて、ほとんどいないはず。

 

 

親としては、そんな我が子の姿を目の当たりにすると「こら!」ときつく一喝したくなるものの、

自分が子供だった頃を思い返すと、親の目が届かないところでこそ、自分らしく成長していっていた気がします。

 

 

この作品に出てくる少年たちは、万引きやカツアゲにいじめなど、犯罪まがいのこともやっているので、親としてはあまり我が子に共感してほしくない部分もあるんですが、

子供たちなりに自分の置かれた環境で葛藤していたり、仲間と一緒にいることで自分の弱い部分から逃避できたり、逆に弱い部分と向き合えたり、未熟ながらも確実に成長している小学生らしい姿には、きっと共感できる部分があるはず!

 

 

 

父親が犯罪者、母親が宗教の勧誘に熱心な宗教二世で家も貧しい、母親が乳がん再発、などなど、さまざまな家庭環境で育った子供たちが主人公の本作品。

 

 

 

親ガチャなんていう言葉もよく耳にする今日この頃ですが、

何かと問題を抱えている家庭環境でも、「自分は自分だ!」と苦悩しながら成長していく姿は本当にたくましく感じます。

 

 

 

いじめとの向き合い方もリアルに描かれていて、この作品からほんの少しの勇気をもらえるかもしれません。

 

 

 

上映時間が145分とちょっと長めの作品なんですが、あっという間の145分に感じる作品。

 

昭和の終わり頃の小学生の姿は、令和の小学生にはどんな風に映るのかな???

と、楽しみになる作品です。

 

 

 

 

『雑魚どもよ、大志を抱け!』【PG12】(2023年)を観るときの注意点

 

? 気まずいシーンやエロシーンはある?

 

右矢印 あります!

 

小学生の男の子がこっそりエロ本を見ているシーンがあり、女性のヌードがたくさん映ります。

 

また、友達のお姉ちゃんが寝ている部屋にこっそり忍び込み、ニオイを嗅ごうとするようなシーンも…

 

 

? 暴力描写はある?

 

右矢印 あります!

 

男性から女性、大人から子供、中学生から小学生、など、強い立場にある人物が弱い立場の人に対して暴力をふるうシーンが何度か出てきます。

 

アクション映画などと違い、リアルで身近に感じる暴力描写なので、強い不安を感じるお子さんもいるかもしれません。

 

 

? なんで【PG12】(=12 歳未満の年少者の観覧には、親又は保護者の助言・指導が必要)なの?

 

右矢印 小学生が万引きしているシーン、カツアゲしているシーン、喫煙を思わせるシーン、などなど、

小学生の行動としてふさわしくないような行動が多々あります。

 

 

小学生のお子さんがこの作品を鑑賞する際は、保護者の方がしっかりと助言をしてあげる必要がある作品です。

 

 

詳しい描写の解説はこちらをどうぞ: