印象に残ったアーティストたち
★★★★☆
以下、DVDの収録順で
まずはイギリス、ウェンブリースタジアムからスタート
大観衆!
いかにも場違いなチャールズ皇太子と嬉しそうなダイアナ妃
こんな時でも汚い恰好を貫くボブ・ゲルドフはある意味えらい。(後列のブライアン・メイはスーツ着ている)
ステイタス・クォー
オープニングはステイタス・クォー。世界的なスーパースターというわけではないが、イギリスでは国民的な人気者。
「ロッキン・オール・オーヴァー・ザ・ワールド 」の異常な盛り上がり。
トップバッターはこの人たちで大正解。
スタイル・カウンシル
ポール・ウエラ―。アメリカでは全くヒットしなかったが、日本では80年代おしゃれな若者に大人気だった。
ブームタウン・ラッツ
ボブ・ゲルドフはバンド・エイドの発案者でこのイベントの最大の功労者だがオープニングでもトリでもない割と目立たない登場順なのが好感が持てる。
ウルトラヴォックス
ボブ・ゲルドフとともにバンド・エイドのプロデューサー役だったミッジ・ユーロ。
夏の開催なのに多くのミュージシャンがコートを着てて、汗だくな人が多い。
スパンダー・バレエ
トニー・ハドレイも黒のコートで汗だく。
髪型も皆同じ。耳を出して横の髪を後ろへ流してスプレーで固めて、後ろ髪が超長い。
エルビス・コステロ
たった一人でギター1本持って登場。
ビートルズの「オール・ユー・ニード・イズ・ラブ」1曲のみ歌って退場。
もっとも印象に残ったアーティストの一人。
シャーディ
ハスキー・ヴォイスの美人ヴォーカリスト
スティング
ポリスではなく単独で出演
フィル・コリンズ
バンド・エイドのレコーディングにはドラム担当で参加していた。
ビッグスターのなかでは唯一ソロパートがなかったが、このライブ・エイではイギリスとアメリカの双方の会場で演奏する大活躍。
ブライアン・フェリー
ザ・ナルシスト。何故かマイク2本持ち
ポール・ヤングとアリソン・モイエ
当時・人気絶頂のアイドルと実力派女性シンガー
ここまでのイギリス勢のライブは素晴らしかった。
ここからアメリカが参加。
以下、イギリスのアーティストは(UK)、アメリカのアーティストは(USA)
アメリカのトップMCはアカデミー賞スターのジャック・ニコルソン
ブライアン・アダムス(USA)
なぜか、アメリカの中継のトップバッターはカナダのブライアン・アダムス
U2(UK)
当時話題になった詰襟を着て登場のボーノ。
ルールで禁止されていた観客との接触。抱かれている人にとっては一生の思い出。
ビーチ・ボーイズ(USA) 化石1
まあまあメジャーなおじさんたちなのでこのグループの登場は許せる
スティング&マーク・ノップラー(UK)
曲は勿論「マネー・フォー・ナッシング」
ジョージ・ソログッド&ザ・デストロイヤーズ (USA) スーパーでないスター1
誰だ?これ? 見たこともない人が出てきた!先行き不安
クィ―ン(UK)
「ボヘミアン・ラプソティ」会場も大合唱
盛り上がりすぎ、見事なライブだった
デヴィッド・ボウイ(UK)
クイーンに負けず劣らず素晴らしいライヴだった
「TVC15」「愛しき反抗」「モダン・ラブ」「ヒーローズ」と選曲もよかった
元気なコーラスのお姉さんたちも良かった
ジョーン・バエス(US) 化石2
完全に“お呼びでない人”状態
ザ・フー(UK)
ちょっと化石感あり
エルトン・ジョン(UK)
バンド・エイドのレコーディングには参加していないが、イギリス伝説のスーパースター。
ワム(UK) ワムとしてのステージはなし、
仕事をする人:ジョージ・マイケル(エルトン・ジョンとデュエット)
何をしに来たか判らない人:アンドリュー・リッジリー
何故かフィナーレでも最前列中央にいた
アメリカのMCベッド・ミドラー(USA)
マドンナに嫌味な紹介
マドンナ(USA)
嫌味な紹介にもめげず全力で踊りまくる。
USA for AFRICAに参加せ予告ポスターにも名前が載っていなかったアメリカ側の唯一のスーパースター
ポール・マッカートニー(UK)
やはりUKのトリはこの人だった
当初の進行表にあったというジュリアン・レノンは不参加となりビートルズ再結成は無かった。
フィナーレ(UK)「ドゥ・ゼイ・イッツ・ノウ・クリスマス?」
トップバッターはデヴィッド・ボウイ
マイクをジョージ・マイケルに渡してケーブルをさばく
自分の前にジョージ・マイケルをご案内
何故か中心にいるアンドリュー(ワム)
ボーノの後でコーラスに徹してしゃしゃり出てこないポール・マッカートニー
エルトン・ジョン(右端)も後方からコーラスに参加
フレディ・マーキュリーも後方から参加
誰もが他人に配慮し正真正銘のオールスターメンバーで、感動的なフィナーレ。
これにてイギリス終了
ここからはすべてアメリカ勢です!
ブラック・サバス(オジー・オズボーン ) ヘビメタ枠1
暑苦しい
クロスビ-、スティルス&ナッシュ 化石3
化石はフォークソング系多し
ジューダス・プリースト ヘビメタ枠2
さらに暑苦しい
ニール・ヤング 化石4
フォークとヘビメタのオンパレードで最高につまらない状態に突入
トンプソン・ツインズ&マドンナ
ビートルズの「レヴォリューション」を歌う
あの自己顕示欲の塊のマドンナがバック(脇役)で参加なんて!
エリック・クラプトン&フィル・コリンズ
この人はUKじゃないの?
コンコルドでイギリスから飛んできたフィル・コリンズ
デュラン・デュラン
この人たちもUKのグループ、本当にアメリカのスーパースターは出演しない
パティ・ラベル 化石5、おまけにスーパーでないスター2
何故かトリに近い順番で出てきて、熱唱する自分の姿に酔いまくっていた
ホール&オーツ
数少ないUSA for AFRICAのレコーディング参加組のアメリカのスーパースター。
ライブ・エイド出演のご褒美として エディ・ケンドリックス との共演がかなった。
ミック・ジャガー&ティナ・ターナー
やっと大物感がある2人が登場
途中、ミック・ジャガーの謎の早着替えとティナ・ターナーのスカート剥ぎもあって、ちょっと盛り上がる
ボブ・ディラン 化石6
トリはあまりにショボかった“伝説”の人
アメリカのフィナーレ「ウィ・アー・ザ・ワールド」
最後のみ参加のライオネル・リッチー(ディオンヌ・ワーウィックもフィナーレのみ参加)
ジョーン・バエスからマイクを奪いに向かうシーナ・イーストン
マイクを独り占めできた。
渡すものか!
謎のソロ・パート 誰だこの人?
後半でもう一度、マイクを奪いに行くシーナ・イーストン
誰もが期待していなかったパティ・ラベルのワンマンショーの始まり
誰もが「お前じゃない」「もういいんじゃないか」と思う中、延々と歌い続けるパティ・ラベル。
アメリカのミュージシャンたちが、チャリティ熱のさめて完全にやる気がなくなっていることを表明して終了。
USA for AFRICAに参加したスーパースターのうち、ライブ・エイドに参加したアーティストは一握り。
予告ポスターに名前があった、ビリー・ジョエルも、ポール・サイモンも、ヒューイ・ルイスも、スティービー・ワンダーも、登場せず。
フィナーレもライオネル・リッチーとディオンヌ・ワーウィックの参加で何とか体裁を保ったが、とてもスーパースターの終結という感じではない。
マイク争奪戦に勝利したシーナ・イーストンとパティ・ラベルの独演会という寂しい内容だった。
イギリスのバンド・エイドに触発され、派手にスーパースターを集めてUSA for AFRICAをレコーディングして、スケールで勝って満足してしまったのか?
有名なアーティストがほぼ全員出演し大盛り上がりのイギリス会場。(当時の人気者で参加しなかったのはユーリズミックスぐらいか? USA側で予告ポスターに名前がのっていたボーイ・ジョージとティアーズ・フォー・フィアーズも不参加)
イギリスとは対照的に、化石状態のオールドスターと、イギリス出身のアーティスト(デュラン・デュラン、シンプル・マインズ、プリテンダーズ、エリック・クラプトン、ミック・ジャガー)の参加を除くと、純粋にアメリカ出身のスーパースターが少なく寂しいアメリカ側・・・。
DVDにはいくつかの特典映像が入っている。
DVDの特典映像①
感動的なテディ・ペンダーグラスの登場
(志村けんと加藤茶のひげダンスに使われた「ドゥ・ミー」で有名)
事故による麻痺で車いす状態で登場
両手を挙げて大歓迎のアシュフォード&シンプソン
感激の涙を拭うテディ・ペンタ―グラス
DVDの特典映像②
オランダのライブ会場から参加のB・B・キング
結構、盛り上がってました
DVDの特典映像③
矢沢永吉
ヴィデオのみの参加の日本人アーティストはすべて不要だったと思う。
カラー589分
【鑑賞方法】DVD (字幕)
【原題・英題】LIVE AID
【発売会社】 ワーナーミュージック・ジャパン