失礼ですがミゲルがかわいいとは思えなくて観るか迷ってしまった作品。
でも途中から愛着がわいてきて、いつに間にかミゲルの味方になっている自分がいました。
性格的には癖が強すぎず主役にふさわしいキャラクターでしたよ。
あとヘクターも大好きになりました。
最近の日本のアニメーション映画も悪くないけれど、ピクサーと比べるものではありませんね。
ストーリーやキャラクター、演出、音楽等どれか1つに頼ることなく全てにおいて見ごたえがありました。
ストーリーやキャラクターに関しては見る人の好き嫌いがあるかもしれません。
ただ生きている人の心に訴えかけるのは本当に上手いと思いました。
ラストはボロ泣きしました。
私は友情ネタより家族ネタの方が涙腺にくるので、余計にです。
ほんのり感動というより、泣かせにきている感じがあったので、涙もろい人はハンカチ必至です。
死の世界がテーマとの事で、自分の死を考えさせられるのかなと思っていたけれど良い意味で違いました。
アニメーション映画は子供向けの印象が強いけれど、これは大人受けが良いだろうなと思える作品。
映画を見ながら、自分の大切なひとについて思い浮かべるんじゃないかなと思います。
だからと言って子供にはわからないのではなく、子供は子供の視点で感動できたと言っていました。
今の子供が10年20年経ったら、またこの映画を見てほしいですね。
そして色々なことを感じて心を成長させていってほしいと思いました。