私がこの映画を見て最初に思ったのは主人公の女の子に感情移入できることです。
主人公の女の子であるニノンは目立たない存在なのですが、反対に目立つ存在であるキラ君に恋をします。
そのような点から頑張れと応援したくなってしまったり、逆にどうすればキラ君を振り向かせられるんだろうなあと主観的に観てしまう場面もありました。
ネタバレになってしまうため詳しくは言えないのですが、映画冒頭のはさみを持つシーンではニノンの本気さや、勇気を出したという気持ちがよく伝わりました。
私は普段恋愛映画を見ることは少ないのですが、予告に惹かれて観てみることにしました。
いざ始まると視聴者を飽きさせないように驚く出来事やユーモアなどを入れていました。
楽しい映画というわけではなく涙を誘うようなシーンもあり万人受けしそうな映画なのではないかなと感じました。
女性から見てもキュンキュンするような場面、こんなことされてみたいという願望を抱かせるような場面も豊富です。
キラ君役の中川大志さんはとてもかっこいいため惹かれること間違いなしです。
一方、ニノン役の飯豊まりえさんもすごい演技力です。
映画冒頭のテンションの低めな陰の役柄と、それ以降の明るくなった陽の役柄を見事に使い分けています。
役柄だけではなく感情の変化も分かりやすいです。
笑う時、泣く時、怒る時すべてに本気度が伝わりドキュメンタリーなのかなと錯覚しそうになるほどです。
そんなきょうのキラ君ぜったいに満足できる映画なのでおすすめです。