人類史上最初にバタフライをした人は、たぶん周りの友達を泳ぎ方で笑わせようとしたんだと思う。

 

泳ぎを知らない人間を水にドボンと入れた時、溺死をまぬがれるために、とっさに本能的にやってしまう泳ぎ方は、バタ足、平泳ぎ、クロール、背泳ぎとバタフライ以外の全てが当てはまりそうだが、とっさにバタフライは絶対にしないと思う。

 

友達から笑いを取るために、ひょうきん者の人類が

 

「見て見て、腰をへこへこさせて、腕ばっさーんのこの泳ぎ方おもろいやろっ!」

 

って最初に偶然なんとなく披露して、それを

 

「なかなかおもろいやんけ!」

 

と笑いを取りたい周りの仲間たちも見よう見まねで始めて、全世界のひょうきん者たちにちょっとづつ広まっていった。

 

そして、ある時人類の一人が、

 

「じゃこのおもろい泳ぎ方限定で競争しようぜ!」

 

ってなったりして定番レベルの泳ぎ方まで発展していったんだと思う。

 

広まっていくうちに、

 

「最初は受け狙いだったけど、なんか泳ぎやすっ!」

 

ってなってバタフライがめちゃ得意な人類も出てきたりする。

 

ただ、川で溺れている子供を助けるために、勇敢に飛び込んだ人類が、たまたまバタフライが大得意でその泳法で向かったら、周りで見ていた野次馬たちが、

 

「なんでそこでバタフライやねん!ボケ!。クロールにしろ、クロールに!!」

 

いや、当時はまだ泳ぎ方の名前がないので、

 

「なんでそこでそんなおもろい泳ぎ方すんねん!ボケ!。両腕ぐるぐるするやつでいけ、ぐるぐるで!」

 

って、やいやい言われて、せっかく助けても後で文句を言われそうだ。

 

以上、バタフライに関する想像でした。

 

バタフライ関係者の皆様ごめんなさい。。。

 

おしまい。