石橋静河 伊藤万理華 稲垣吾郎 

内田有紀  黒木瞳 出演
 

 

NHKドラマ10「燕は戻ってこない」地上波再放送

 

最新話 再放送 総合 金曜 午前0:35~1:20 ※木曜深夜

 

配信はNHKプラス 

 

有料VOD NHKオンデマンド

 

 

 

 

燕は戻ってこない 第3話~4話

 

理紀は気持ちのいい性体験がなくて、

カテーテルだけで精子を入れられる生殖行為に空しいと思いながらも、

 

悠子の前では本音を隠しているようで痛々しく見えます。

 


川辺からは男を買えば、みじみでなくなると言われ、

 

セラピストのダイキに会いますが、

 

それでも理紀の心は満たされないように思います。

 


悠子が理紀に、なぜ代理母に申し込んだのかと問いかけて、

 

仮面をかぶったような表情の理紀が、ビジネス、金が欲しいだけと言う言葉に、

 

悠子が違和感を感じるのも、無理がないです。

 


悠子は理紀に、男との交際や好きなひとはいないのか、

最初の赤ちゃんは好きな人のを産みたいと思わないのかと

倫理感を説くのが正論過ぎて、理紀は図々しいと怒るのが理解できます。

 


まして、産んだ子供に会いたいと思わないか、遺伝子が他人の子でいいのかと母性の根源に触れるような悠子の問いかけは残酷です。

 


悠子は理紀に考えなおして欲しいのが本音のようですが、理紀は男はタネつけだと言い切って、1000万円をクレームなしで子供を渡す条件で基と交渉成立するのが潔いです。

 


悠子にしてみれば、

かつて悠子は結婚は望まないが子供が欲しいとまで基に言ったものの、

まさか子供が持てないとは予想せず、

 

子供を産んでいない女、うんだ女でどちらが劣っているわけじゃないと思いつつも、

千味子や基の期待に応えられず悩んだ結果、

 

基と理紀の子供を育てるのが、自分の生殖行為だと決意するまでの苦しみは相当なものです。

 


一方、りりこは代理母は、女の搾取、子宮の搾取だ、他に売るものがないから子宮を売ったんだろうという考えは、女性を子供を産む機械という日本の伝統的女性観に対する挑戦であり、

 

2012年に世界経済フォーラムが発表した「ジェンダーギャップ指数」で、

日本は世界135国中の101位といわれるほど女性の社会的地位の低さの批判でもあるように思えます。

 


春画画家のりりこが、男性には興味がないというと、隣にいた若い男性も恋愛とか結婚に意欲が持てないというように、性も生殖も多様性が認められて当然という、りりこの主張も納得できます。

 


アメリカなどではLGBT同士の子供の代理出産が認められているのに対して日本は著しくジェンダー平等の後進国のようです。

 


次回、基は自分の精子を誇らしげに自慢することに悠子は抵抗するようですが、

 

基が悠子と離婚し理紀と入籍して、出産後に再婚を計画するようで、

 

人を商品のように表現する千味子との騒動が見ものです。

 

 

「燕は戻ってこない」は、NHKドラマ10で放送されているドラマです

 

 この作品は、吉川英治文学賞と毎日芸術賞をW受賞した桐野夏生の小説をドラマ化したもので、代理出産を巡る女性たちと男性たちの欲望を描いています。

 

物語は、派遣社員のリキ(石橋静河)が「代理母」になることを決意し、元バレエダンサーの草桶基(稲垣吾郎)とその妻、悠子(内田有紀)との関係を描いています。

 

リキの妊娠や複雑な人間関係が展開され、視聴者を引き込む社会派ドラマとなっています。

 

放送は毎週火曜日の夜10時から総合テレビで行われており、

 

NHKプラスでも見逃し配信が行われています

 

ぜひご覧になってみてください

 

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