ジャンヌの裁き第7話について

 

ドラマ『ジャンヌの裁き』第1話~最終回全話見放題!

 

 


自分たちの検察審査会の結果が人を傷つけてしまった事で心を痛めた審査員たちは、次の審査会に出席しないのではと心配した剛太郎が自分は会長失格だと言うと、弁護士・近藤ふみは間違ったことはしていないと毅然とした態度で言い放しました。

 


今井は同情すべき人かもしれないが罪は罪だから法のもとで裁かれるべきだと主張しました。
弁護士らしい考えだと思います。弱い立場の人だからと言って犯した罪が許されるわけがありません。誰もが公平に裁かれるべきだと思います。
剛太郎はそんなに強くないと呟きました。

 


確かに優し過ぎると思いますが優柔不断ではなく意志はしっかり貫く人だと思います。
審査会には誰も出席しませんでした。越前剛太郎の危惧した通りでした。
会議室には東京地検特捜部事務官・塩川学が居て桧山が検事長に昇進する事が決定したことを告げて立ち去りました。

 


近藤弁護士は桧山の様な男が検事長になることが信じられませんでした。
剛太郎は前回の審査会後の審査員たちの言葉を思い出しながら、重い足取りで帰宅しました。
剛太郎は小学校が同級生の刑事・寿就一に呼び出されました。剛太郎の家に誘うと、尾行されていると伝え外で会うことになりました。

 

 


指定場所には近藤弁護士と新聞記者元で元妻・草壁佐和子もいました。
寿刑事は桧山が検事長に昇進する事は民進党最大派閥の庄司議員が各方面に働きかけてほぼ確定していると伝えました。
庄司の息子は、近藤弁護士の姉がセクハラで訴えた相手だったのでした。

 


佐和子の調べでは、2018年、桧山は庄司が関わった土地取引に絡んでいて、相場より2億円以上安く入手して詐欺罪で訴えられた事件を桧山が担当して不起訴になり、収賄で立件された秘書も不起訴になっていることが判明。その秘書が元審査員・甲野美弥の夫・甲野新作で、その直後に秘書を辞め、2年も経たないうちに死亡していて、機密情報を持ち出した事と何らかの関係があるのではないかと予想しました。

 

 


桧山は出世のために庄司の関わる事件は全て不起訴にしていて、近藤弁護士の姉はそれに巻き込まれたと説明しました。それが公になれば、桧山、庄司の両名は失墜すると、佐和子が言いました。
剛太郎はその甲野ファイルを探すことを提案しましたが、そんなに簡単なことではないし、確実に存在するかもわからないと寿刑事に遮られました。
桧山に握りつぶされている可能性もあると言うのです。

 


桧山は完全に犯罪者なのに、こんな男が東京地検特捜部長でさらに検事長に昇進するなんて信じられません。庄司議員に投票する有権者にも腹が立ちますが、有権者の意志とは違う力が働いているのだと思います。
4月8日が桧山の承認日で、あと3週間しかありません。
近藤弁護士は甲野美弥をさがして、自分が申し立て人になると申し出て、姉の事件を検察審査会にかけるといいました。

 


佐和子は明るい表情で、そこでセクハラ事件が再度捜査されれば芋ずる式にと言って乗り気です。
バラバラになってしまった審査員たちを纏めようと一人一人に働きかける剛太郎でしたがみんな消極的でした。
近藤弁護士は国有地にやってきて、法務局でこの土地の事を調べることを剛太郎に連絡しました。
西関東法務局中央庁舎の玄関前で車を運転している甲野美弥を目撃して駐車場で探していると、美弥本人に声を掛けられました。
美弥の夫と桧山の関係を問い詰めると、しらを切り通しました。

 


近藤弁護士が姉の事件の申立人になることを話すと、それでお姉さんは戻ってくるのかと冷ややかな口調で尋ね、いまさら何をしても無駄だと言って、動じることもなく、あなたは庄司を知らないと意味深な言い方をしました。
甲野美弥は近藤弁護士を車から降ろし、これ以上関わるなと言いながら急いでで立ち去ろうとして、そんなに庄司が怖いのかと問いかけると、怖いと答えました。

 


庄司は議員と言うよりは暴力団のボスの印象です。国民のために働くべき立場なのに、犯罪を重ねて権力や金を手にすることが許されるはずがありません。これらの犯罪を明らかにして世間に知らしめる方法はないものでしょうか。権力のある立場の人がみんなこんな悪だとは思えませんし、警察も検察も正義感の強い優秀な人材が豊富だと思います。法に関しては素人の検察審査員11名でも判断を下せるのですから専門家ならば妥当な判断が下せるはずです。桧山が一人で全てを決められるとは思えません。

 

 


これだけ悪事を重ねているのですから、警察や検察の関係者ならば証拠を得るのも難しいことではないと思います。こんな者たちに権力を与えてはいけないと思います。
庄司新之助は桧山に、例の件は大臣に口添えしておいたから予定通りだと告げ、藤堂も排除できたと満足して、桧山の様な賢い犬が必要だと言って、ワンと言って、戸惑っている桧山にもワンと言わせました。

 

 


そして、ファイルは本当に大丈夫かと問いかけると、すでに手は回してあると答えました。庄司は汚く下品な食べ方でシカ肉を堪能しながら、桧山を犬扱いしています。出世のためなら、こんなに貶められても絶えることに驚きました。こんな桧山の姿を誰にも見せられないのが残念です。
庄司の様な男が議員だなんて、国の恥だと思います。

 


剛太郎は息子・賢太郎と歩いていますが足取りも重そうで、賢太郎の話しも上の空です。
賢太郎は怪獣をやっつけた正義の味方だったことを話し、パパも正義の味方なんでしょうと念を押しました。
帰宅すると、テーブルに救急箱が置いてあり、娘・幸が熱を出して寝ていました。
剛太郎は幸に頼り切っていたことに気が付き後悔して懸命に看病しました。
翌日、幸は熱も下がり元気になりました。

 


幸の体調が悪いことに気が付いてやれなかったことで落ち込んでいると、そんな弱気な剛太郎は初めて見たと言う幸に、審査会のメンバーがバラバラになってしまったことを打ち明けました。
審査員みんなの気持ちに気付いてやれなかったことと幸の事も気付いてやれなかったことは、リーダーとしても父親としても失格だといって、すっかり自信を失っていまた。
幸は、そんな事はない、剛ちゃんには剛ちゃんにしかできないことがあると言い、剛ちゃんの漫画が大好きで、元気が出るし勇気がもらえると言って励ましました。

 


剛太郎はそうか、漫画かと大きく頷きました。
審査会の会議室で、剛太郎は甲野の行方がまだ分からないと言っていた寿刑事からの報告を近藤弁護士に伝えましたが近藤弁護士の様子に違和感がありました。
そこへ、ひとりの男性が訪ねてきました。今井でした。

 


近藤弁護士が良い弁護士を紹介して保釈請求が通ったのでした。
深々と頭を下げて自分がしたことを改めて詫びて、検察審査会に救われたと感謝の言葉を述べました。
審査員たちは自分たちが弱者を傷つけてしまったと思い込んでいましたがそうではないことが明らかにになってよかったと思いました。近藤弁護士がきちんとフォローしていました。さすがです。

 


そして、息子の病気については借金をしてでもアメリカに行く決心をしたことも報告しました。
剛太郎は娘・幸に言われたことばを思い出し、クラウドファンディングを薦めました。
近藤弁護士も賛成し、剛太郎は漫画を描いて協力することにしました。

 

 


徹夜明けでフラフラとリビングに入ってきた剛太郎を見た幸は心配しましたが幸のおかげでいい作品が出来たと満足して、ソファーに横になりました。
審査員・根津のパソコンに漫画が届きました。

 

審査員・神山のスマホにも漫画が届きました。ほかの審査員たちにも漫画が届きました。登場するのは審査員たちの特徴を持った動物たちで、それぞれが発言した言葉を話しています。審査員たちはすぐに、これは自分だと気付きました。漫画の最後の、集え仲間たちの言葉を見た審査員たちは今までの審査会を思い出して審査会に集まってきました。

 

 


漫画作戦は大成功です。全員が集まり、会長・越前剛太郎の正義に付き合うと言ってクラウドファンディングにはどんな内容の漫画がいいのか検討を始めました。
再び、審査会のメンバーがまとまりました。

 


近藤弁護士の姿が見えないので、剛太郎が電話しましたが応答がありません。その頃、近藤弁護士は駐車場で拉致されました。椅子に縛り付けられた近藤弁護士は自分を拉致した人物が仲間だと思っていた寿刑事であることに驚き、これは犯罪だと言うと、桧山の部下・塩川が犯罪かどうかは検察が決める事だと言い、甲野美弥の居場所を言えばすぐに開放するといいましたが、言えないと答えました。

 


寿刑事が近づいて、言ってくれと頼みましたが、何故、桧山なんかと手を組むのかと聞き、甲野美弥の居所は教えませんでした。

 


まさか寿刑事が桧山の指示に従うなんて信じられません。衝撃的な展開です。出世や金に執着しているとは思えませんので、情報や証拠を集めるために桧山の懐に飛び込んだのではないかと思いましたが、桧山は寿刑事が敵だと分かっていたのに手を組んだのはどんな思惑があるのか不気味です。

 

 


寿刑事が本当はどちらの味方なのか、ドキドキします。剛太郎たちと共に桧山の悪事を世間に知らしめて欲しいです。最後まで正義の味方でいる事を期待しています。