離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛  最終回9話 

 

ドラマ「離婚しない男」見逃し配信について!

 

 

マサトが、綾香を渉を復讐の為の道具に使っているだけで、愛していなかったのはショックです。
 

まず、自転車で綾香に、ぶつかりそうになった男が、しくじったと電話で報告したのは、わざと綾香に衝突して綾香を流産させて、あわよくば渉に責任を負わせようとしたのかも知れません。マサトが、森野の責任を追及して、調子に乗るなクズと突き飛ばすのも、過激です。
 

すると、マサトの罠にはまりそうだった渉が、見抜いて、綾香は渉にマサトの子供を妊娠したのが、ばれたと泣きついたのは、胸がスカッとする場面でした。
 

ところが、計画を見破られて怒ったマサトが、綾香を、馬鹿と言って結婚なんかしないと突き飛ばしたので、マサトは、綾香を性欲の対象にしか思っていなかったようです。

 

しかも、綾香が子供を産みたいというので、おなかの子を殺そうとしたと、吐き捨てるように言っていたのも驚きです。

 

 

 

そこでマサトが、三砂にプロジェクトX決行だというので、渉を裏切った三砂が心寧を、誘拐してマサトが、渉から綾香も心寧も奪い、渉が首つるまで追い込もうと思うのが、恐ろしいです。


心寧の命が奪われると思った渉と綾香が責任のなすりあいするのも、すさまじいです。
綾香は渉がマサトの恨みをかったからこうなったと怒ると、渉は綾香がマサトと浮気、セックスしただろうとののしると、綾香はマサトと本気だったと言い、渉が育児放棄し、家にいなくて、心寧が渉といて幸せなわけないと言い、もはや夫婦の人間関係は修復不可能だと思いました。

 


一方、マサトが爆弾を仕掛けて、心寧を救いに来た渉がドアを開けると、その瞬間爆発すると仕掛けるのが、恐怖です。
 

爆破まで制限時間5分で、心寧が折った鶴をたどって、残り1分、渉が心寧とよぶと、声がし、渉がドアを開けたので、爆発するという緊迫の場面でしたが、爆発しなかったのでホットしました。
 

 

三砂は爆弾をドアに置いただけで、わざと導火線をつないでいなかったようで、マサトが、三砂に最初から俺を裏切るつもりだったかと怒るのが、胸がスカッとする場面でした。
 

 

三砂はマサトから、自分の母である財田を殺すと言われたと渉に打ち明け、マサトをだますために皆を裏切らないといけない二重スパイだったと告白したのは想定外でした。
 

三砂は、ひろしが本当の名前で、マサトをうまく、だまして、心寧を誘拐するふりをして心寧を守り、財田も守ったのは幸運でした。
 

 

すると、渉はマサトとの過去を清算する為に、会いに行くと、何と、倒れていたのは驚きです。森野はマサトを愛していたのに、クズと言われて、魔法が解けて、ナイフで刺してしまったのも、驚きです。
 

 

 

渉は、マサトに、なんで俺をうらみ、すべてを奪おうとするのかと問うと、マサトは、高校1年の頃階段から落ちた自分に渉が肩を貸してくれ、友達も少ない陰キャラでも勉強できて親は裕福でしたが、親が倒産して離婚し、母さんが好きな人ができたと言われ、尾行したら、男が渉のおやじで、離婚すると約束しながら、マサトの母を裏切って離婚しなかったと言うのが、衝撃です。
 

 

マサトは母さんがゆるせず、死ねばいいとメールしたら、母さんが死んだというので、渉にとっては逆恨みされたようなものですが、マサトの嫉妬心もわからなくもないです。
 

 

渉が新聞社に入って元アイドル綾香と結婚したのが許せなくて、顔を整形して渉からすべてを奪おうと思ったと言われ、渉が、おれも父も何も知らなくて、知っていたらマサトを闇に落ちる前に救えたかも知れないと謝罪するのが潔いです。
 

 

マサトが、俺たちは友達だったのか。俺に友達がいたんだな、ごめんなと言って死んだのが泣ける演出でした。そしてマサトの父が遺骨を引き取らないというので、渉が墓をたてるというのが美しい友情です。
 

 

 

一方、財田が息子の三砂に土下座してつらい思いさせてごめんなさい、裏切ってごめんなさいと謝り、自分に息子はいないと思ってきたのが、三砂を傷付けたことを後悔したと言います。
 

 

そんな母親を、三砂は傷付いたけれど、他人も理解できる優しい男に慣れたのは母さんのおかげだと許すのが、素晴らしくて、母さんは人をたくさん、助けて格好いい、産んでくれて有難うというと、2人が、ハグしたのは感動的なシーンでした。
 

 

他方、もはや関係修復不可能と思われた渉と綾香ですが、財田は綾香に会い、裁判に負けたら大切なものをたくさん失うと告げると、綾香は馬鹿だったと反省すると、財田が、自分にはできなかったが、プライド捨ててぶつかってみろ、まだ間に会うと諭したのは、正解でした。
 

 

 

財田は、プライドが捨てきれずに息子を手放した失敗を、綾香に犯して欲しくなかったようです。
綾香は心寧と渉を裏切って苦しい思いさせたと謝罪し、離婚を覚悟すると、渉は心寧に、パパとママのどちらと暮らしたいかと問います。

 

 

心寧に、いい子にするから両方と暮らしたいと言われて、泣いた渉は離婚届けを破り、綾香の指に渉が指輪をはめて再スタートを誓ったのが、感動的でした。

 


このドラマが鈴木氏の最後の脚本ということで、篠田、藤原の妖艶な演技、小池のギラギラした恐怖、伊藤の情けない夫の演技が、テーマ曲、「最後の雨」の哀愁を帯びた曲にマッチしていて、コミカルで、きわどくて、ミステリアスで展開が読めない楽しいドラマでした。