めぐる未来 第9話 

 

萩原利久『めぐる未来』&『美しい彼』見逃し配信中!

 

 

 

まさか清美が、暦の妹で共犯者だとは驚きでした。

 

もしかすると、めぐるの職場で、めぐるを嫉妬している周防か、友達のふりをして、めぐるに好意を抱いている四季村か、或いは、ゆりかが怪しいと思っていました。
思い返せば、日南が清美と同じ香水を使っていたことや、めぐるが雑誌の10周年記念特集を担当するので、しぶといと清美が、ねたんだのが、伏線になっていたようです。

 


そして、暦が留置場の壁に頭を打ち付けて、とめようとした警官の首を絞めて逃走し、めぐるの職場に乗りこんで、ゆりかの首にナイフをあてて、めぐるの前に現れたのが想定外でした。

 


暦に呼び出された未来が、時任の協力も得て、防犯カメラ画像や戸籍から暦に妹がいることを把握し、未来が清美しか、暦の暴行を止められないと頼んだ時に、清美が笑い、未来がばかすぎる、正義のヒーローどころか、未来のせいで地獄を味わったというのが、ショックです。

 


清美が酔って暴行する父の酒を隠した為に、余計に父を怒らせて、母からも、あんたのせいでと言われて殴られたのが、凄惨でした。
その母が自殺し、自分も自殺を考えた清美に、ここで死んだらおやじのおもうつぼで、清美を死なせないために、未来を殺すと決意した暦も異常です。

 


しかも、清美はめぐるが人気者で、結婚して幸せなので、めぐるを殺せば未来が苦しむと思ったようです。ところが、めぐるが清美を、いい子だとほめて、支えて、清美が、あったかい父に愛されていたでしょうと言ったのが、余計に、怒りの感情に火をつけたのが、皮肉な結果でした。

 


未来のスマホに、非通知の電話をかけて、しんじゃうよ、おまえのせいだよ、準備は整った、あとは未来だけだと脅迫していたのが、全部、清美だったのも、驚きです。

 


さらには、動揺して、倒れこむ未来に、清美は、じっくり地獄を見てもらう為に、暦にめぐるの首をナイフで切るように促したのが、緊迫の場面でした。

 


しかし、未来と時任は、これ以上罪を重ねないように諭すと、暦がめぐるを開放したので、ホットしました。
それでも納得できない清美に、めぐるが、清美には兄がいると慰めます。

 

 

しかし、清美が、お母さんを、返して、未来のせいで不幸な人生になったと言い返し、めぐるは復讐以外の人生があると諭したのが、不幸にも火に油を注ぐことになって清美がナイフで未来の胸を刺したのは、ショックです。

 


結果的に清美が傷害罪を犯してしまったのを暦が止められなかったので、暦の罪も深いです。

 


次回、最終回で、未来は再び過去に戻って、10年前の清美の父、和樹が、酔って屋上をふらふらと歩く現場に、臨むと予想します。

 


未来は、そこで和樹を助けようとすると、清美が現れ、未来を遮り、結果、和樹は転落死し、その瞬間、未来は、こんどこそ自分の命を消耗し、過去から現在に戻ることができないまま、めぐるの前から永遠に消えてしまうと予想します。

 

 

しかし、清美と暦は、未来にわたって、犯罪者となることがなく母との残りの人生を生きながらえることになると予想します。

 

 


タイムリープを扱ったドラマはほかにもありましたが、善意の為に行ったことが、恨みを買ってしまう、これほど皮肉な展開は想像ができないほどミステリアスでした。