【離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛】第5話
70年代のヒット曲、「最後の雨」の歌詞、奪われるくらいなら君をこわしたいという、
今の時代では、ストーカーっぽい歌詞ですが、
みじめな渉役の、伊藤の情けない表情とダブって、何とも言えない哀愁が醸し出されています。
司馬が心寧と専属契約しタレントとして心寧と綾香がアメリカに1年留学し、
綾香が渉が、ろくな夫でなくて、
セックスへたでダメであんなのと結婚するんじゃなかったと伝えて宣戦布告したのが驚愕です。
なぜ、司馬が渉にライバル心を持つのか理由がわかりました。
高校時代、渉が司馬に勉強を教えて貰い、渉が模試で、早稲田にA判定が出たのに、
司馬は親が離婚し母が家を出た為に大学に行けなくなって、立場が逆転した悔しさが理解できます。
ところが、司馬が財田に会い、三砂は司馬の母が司馬の高校卒業前に自殺し、
その理由はというと、司馬が財田の口をふさいだ理由が謎で、
まさか父親が渉の母親と不倫でもしたのかと予想します。
そうなら余計、司馬は渉に憎悪を抱くのもわからないではないですが、
そうなら渉にとっては、いい迷惑です。
司馬が綾香に対してパンツを脱がせて放り出すなどサデイステイックなのも、
歪んでしまった渉への嫉妬のせいだと解釈します。
次回6話、渉が隣に引っ越してきた竹場に心を動かされると、
綾香と司馬が2人の浮気現場を捏造しようとするようで、興味深いです。