「アベンジャーズ」のホークアイについて【ネタバレ有り】 | 映画の夢手箱

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 映画の鑑賞記録です。基本的にネタバレ有り。

 いよいよアベンジャーズのヒーローズも残り1人、ホークアイ/クリント・バートンです。演じるジェレミー・レナーは、来月公開の「ボーン・レガシー」では主役を務め、最強の暗殺者を演じていますね。今、ジェレミー絶賛上昇中といったところでしょうか!
 わたしは「アベンジャーズ」の予告編を見たとき、
「I got it.(任せろ)」
 と一言呟いて矢をつがえる姿とか、ビルの上から落ちながら矢を放つシーンの渋さに心を奪われ、これは絶対見に行かねば! と、固く決意したものです。
 実は、ホークアイは「マイティ・ソー」にも出演しているのですが、同作においては、ホークアイがしとめるまでもなく、ムジョルニアが持てない事実に衝撃を受けたソーが脱力してしまうので、ソーに狙いを定めるところまでで実際に矢を放ってはいないのですよね。当時は、「脇役の狙撃手がやけにカッコイイなあ。」くらいに思っていました。まさかそれほど重要なキャラクターだったとは!
 ところで、ホークアイを主演とする映画は作られておらず、コミックを読んでもいないわたしには知識が少なすぎたので、ネットで原作コミックのホークアイを色々と調べてみました。そうすると、様々な書き込みやアメリカの1コマ漫画などが見つかり…。

○「俺はアベンジャーズを抜ける!!!」(皆「好きにしろよ…。」)
○「俺はまたアベンジャーズを抜ける!!!」ソー「」
○「ただいま~…ってオイ! 誰かいないのか!? オイ! アベンジャーズ! ケーキとブラスバンドはどこだよ、え!? ホークアイ様のお帰りだぞ!!??」
○アベンジャーズの歴史紹介みたいなページで、ホークアイが、「ホークアイは悪いやつにそそのかされてアベンジャーズをやめてしまう! ホークアイの悪い癖さ!(彼は凄く騙されやすいんだ!)」とか書いててもう涙出たわ 笑いで。
○作戦の中心メンバーに選ばれなかったのでブチ切れるホークアイ。
○俺はアベンジャーズを抜けるぜ宣言後、すぐハルクにボコられるホークアイ。
○ホークアイが自分のことをたまにホークアイって言うのがうざくてすき。「ホークアイが帰ったぞ!」みたいな。そしてこの周りとの温度差。

 …なんだか、随分、ホークアイに対する見方が変わりました。うん。LoL
 まあ、コミックスのホークアイがどうあれ、映画のホークアイはコスチュームも黒で渋くて、シールドの誇る最強のエージェントとしての位置づけでかなりカッコイイのですが、いくらなんでも…
 序盤から中盤にかけての活躍シーンが全部、敵方にいるときってあんまりですよね!!! これにはびっくらこきましたよ!!! コミックスでは悪い奴にそそのかされてはアベンジャーズをやめる羽目になるキャラクターなんだっていう予備知識がなければ、ショックの余り呆然自失となるところでした。:)
 のっけの登場シーンも随分ですよね!? ニック長官がセルヴィグ教授に、「バートンは?」と訊くと、ヘッと軽く鼻で笑って、「やっこさんなら”巣”にこもってる。」って! どんだけ普段から引きこもりなのでしょうかホークアイは! いや、この後に引き続くシーンでは、ニック長官にキューブに対する自分の見解を話したり、敵の攻撃からニック長官を押し倒して守っていたりと、ちゃんとカッコイイんですけれども!
 ブラック・ウィドウに、「ブダペストを思い出すわね!」と言われても、「おまえのブダペストの記憶と俺のとは違う。」とかなんとかひねくれたことを答えているし、どうも…今ひとつ、空気が読めていない感じがなかなか味わい深いですね。わたしがブラック・ウィドウなら、このときの奴の言いぐさったら、スリッパで後頭部をはたいてやりたい感じです。LoL
 しかし、敵方にいるとき、まさに「最強のエージェント」ぶりを発揮して手がつけられない感じ。結局、ほとんどホークアイ1人で空中要塞のヘリキャリアを落としてしまうも同然ですよね。コンピュータをハッキングしてエンジンを止めてしまう「矢」って、どんな矢ですか! 魔法かよ!
 ちなみに、原作のコミックスでは、シールドの本拠地であるヘリキャリアは飛ぶたびに落ちる「お約束」となっているようで、ヘリキャリアが空を飛ぶ必要があるのかどうかといった疑問は愚問です。:) 真のアメコミファンは、ヘリキャリアが画面に登場したときから、いつ落ちるかとワクワクして待たねばならないのです!
 結局、ブラック・ウィドウの決死の接近戦で頭を強打して洗脳が解けますが、矢が使えなければナイフ(短剣)を使うとか、ホークアイは本当に怖いエージェントです。あわやブラック・ウィドウも喉を掻き切られそうになりましたものね。この後、手摺に頭を打ちつけられて、
「ナターシャ…?」
 と、正気を取り戻しかけたか、名前を呼び掛けますが、念には念をとばかりにもう1発、とどめのゴン!!! わたしは、次に目覚めるときまでにきっとブラック・ウィドウがホークアイの頭を抱えて壁にゴッゴッしたのだと想像します。両足を持ってブーンして壁にゴイ~ンとかね! やっとくなら今、ですよね!LoL

 ふざけたことばかり書きましたが、最終戦のホークアイももちろん断然カッコイイです。標的を見もせずして無造作に矢を放って、それが次々に当たる。市民を避難させている場面も頼もしかったですね。最終的にロキを拘束するシーンでは、メンバーの中央にいます。さぞかし、あのまま矢を放ってしまいたかったことでしょうね!

参考記事
http://togetter.com/li/312546

 

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