『ファンタスティック4』感想
|ギャラクタスに期待しすぎた。
正直かなり消化不良
正直な感想を言うと、いまいちだった。
点数をつけるなら40点くらい。
ファンタスティック4自体ほとんど知らない状態で観たけど、4人がどういうヒーローなのか、家族のような関係性、この世界で国民的ヒーローとして愛されていることなど、導入部分は普通に分かりやすかった。
レトロと近未来を融合させたような独特な世界観も、
「この世界のファンタスティック4はこういう感じなんだな」というのは理解できた。
ただ、そこからが全然乗れなかった。
ギャラクタス、もっと絶望させてくれよ!
今回一番期待していたのがギャラクタス。
惑星を丸ごと喰らうほどの巨大な存在。
そんな奴が地球にやって来る。
「どうやって惑星を食うんだ?」
「どんな攻撃をするんだ?」
「ファンタスティック4がどうやって立ち向かうんだ?」
ここはめちゃくちゃ期待した。
ところが実際に観てみると、全然怖くない。
知らない惑星が滅ぼされる映像は出てくるけど、そこに生きている人たちの恐怖や絶望をほとんど体験していないから、
「惑星を食べるヤバい奴らしい」
という情報でしか入ってこなかった。
だから「次は地球が食われる!」と言われても、地球が滅亡するほどの危機感を最後まで感じられない。
そして、いよいよギャラクタスが地球にやって来る。
ここでついに大暴れするのかと思ったら……
巨大な奴が街をゆっくり歩いてる。
いや、もっとやってくれよ!!(笑)
ビルをぶっ壊しまくるでもいいし、ファンタスティック4の攻撃が全く通用しないでもいい。
「こんなのどうやって倒すんだよ……」
という絶望感が欲しかった。
設定上はとんでもない敵なのに、映画を観ている自分には、その強さが全然伝わってこなかった。
赤ちゃんも「すごいらしい」で終わってしまった
そしてもう一つ消化不良だったのが、フランクリン。
ギャラクタスが地球と引き換えに要求するほど、とんでもない力を秘めた赤ちゃん。
だったら、その力をもっと見せてほしかった。
ギャラクタスがそこまで欲しがる。
つまり、この赤ちゃんには宇宙規模で何かとんでもない力があるはず。
なのに映画の中では、その凄さがほとんど分からない。
ギャラクタスも「すごいらしい」。
フランクリンも「すごいらしい」。
映画の中心にいる二つの存在が両方とも「すごいらしい」で終わってしまったから、最後までワクワクしきれなかった。
ファンタスティック4にも、まだハマれなかった
主人公側にも、今回はあまり感情移入できなかった。
特にリード。
科学者でチームの中心人物だから登場時間も長いんだけど、表情やリアクションがかなり淡々としていて、個人的には最後まで魅力を掴みきれなかった。
ベンも岩の身体という強烈な見た目の割には、良くも悪くも普通に街に馴染んでいる。
ジョニーも含めて、それぞれ個性はあるんだけど、
「この4人、めちゃくちゃ好きだわ!」
というところまではいかなかった。
もちろん昔からファンタスティック4を知っている人なら、また違った見え方があると思う。
でも初見の自分としては、もう少し4人それぞれを好きになる瞬間が欲しかった。
世界が滅びると言われても、世界が滅びそうに感じなかった
今回の一番の不満は、結局ここだと思う。
「世界が滅びると言われても、一度も世界が滅びそうだと思わなかった。」
ギャラクタスという最高に面白そうな素材がいる。
地球滅亡という最高に大きな危機がある。
そこにファンタスティック4というヒーロー家族が立ち向かう。
素材だけ見ればめちゃくちゃ面白そうなのに、それが恐怖や興奮として自分の中に入ってこなかった。
地球が団結する展開やスピーチもあるんだけど、どこか「脚本通りに物語が進んでいます」という感じがしてしまう。
驚きもない。
絶望もない。
「どうなるんだ!?」というワクワクもない。
だから見終わったあとに残ったのは、かなりの消化不良だった。
ただし、最後のドゥームだけはめちゃくちゃ熱かった
そんな中、一番テンションが上がったのがまさかのエンドクレジット。
フランクリンの前に現れるドクター・ドゥーム。
ここだけは、
「うおおおお!!」
となった(笑)
本編でギャラクタスが欲しがっていたフランクリンに、今度はドゥームが接触する。
これが今後どう『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』につながっていくのか。
正直、映画本編よりこっちの方が気になってしまった。
評価:40点/100点
