アカデミー賞の歴史
アカデミー賞(オスカー)は、映画の優れた業績を称えるために1929年に始まった歴史ある賞です。映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が主催し、アメリカ映画の発展を目的としています。最初の授賞式は、ロサンゼルスのルーズベルトホテルで行われ、当時は内輪の集まりのような小規模なイベントでした。
アカデミー賞は、映画業界で最も権威ある賞の一つとされ、世界中の映画産業に大きな影響を与えています。授賞式は毎年、前年の映画作品を対象にして行われ、多くのカテゴリーがあります。受賞者には金メッキの人型の彫像「オスカー像」が贈られますが、賞金はありません。
アカデミー賞の名称は商標登録されており、日本では「日本アカデミー賞」として知られています。日本アカデミー賞は、映画芸術科学アカデミーから正式な承諾を得て設立されており、世界で許諾を得ているのは日本と英国アカデミー(BAFTA)のみです。
アカデミー賞の歴史は、映画産業の発展と共に歩んできました。初期は比較的簡素なイベントでしたが、時間が経つにつれて、より華やかで大規模なものへと進化してきました。今日では、世界中の映画ファンが注目するイベントとなっており、受賞作品や受賞者は映画史にその名を刻むことになります。
アカデミー賞の選考基準
アカデミー賞は、映画界の最高峰とされる栄誉であり、その選考基準は映画業界のプロフェッショナルたちによって厳格に守られています。以下は、アカデミー賞の選考基準に関する独自の解説です。
アカデミー賞の選考は、映画芸術科学アカデミー(AMPAS)の会員による投票制度に基づいて行われます。会員は映画業界で顕著な業績を上げた人々で構成され、俳優、監督、プロデューサー、脚本家など多岐にわたる専門家が含まれています。これらの会員は、自分の専門分野に関連するカテゴリーでのみ投票する権利を持っており、作品賞のような一部のカテゴリーでは全会員が投票することができます。
選考対象となる映画は、前年の1月1日から12月31日までに米国ロサンゼルス郡内で連続7日以上商業上映された作品で、特定のデジタル形式で上映された40分以上の長さを持つ映画です。また、劇場公開前にテレビ放送やオンライン配信、ビデオ発売されていないことも条件の一つです。
2024年からは、作品賞の選考に新たな多様性と包摂を促進する基準が導入されました。これには、主要な役に人種や民族的少数派の俳優を起用すること、制作スタッフの重要なポジションに女性やLGBTQ、障がい者が就くことなどが含まれています。これらの基準は、A〜Dの4つの基準のうち2つを満たす必要があります。
ノミネートの選考方法は、作品賞についてはすべての会員が投票でき、他の部門についてはそれぞれの同業者が投票して決めます。受賞者の決定は、すべての部門について全会員の投票によって行われます。これらの基準は、映画業界における多様性と包摂を促進するために設計されています。
このように、アカデミー賞の選考基準は、映画の芸術性と社会的意義を重視し、映画業界の多様性を反映させるために進化し続けています。映画が持つ力を通じて、より包括的で多様な世界観を観客に提供することを目指しているのです。
アカデミー賞の主要なカテゴリー
アカデミー賞には様々なカテゴリーがあり、それぞれが映画制作の異なる側面を称えています。現在、アカデミー賞には以下のような主要なカテゴリーがあります。
- 作品賞
- 監督賞
- 主演男優賞
- 主演女優賞
- 助演男優賞
- 助演女優賞
- 脚本賞
- 脚色賞
- 撮影賞
- 編集賞
- 美術賞
- 衣装デザイン賞
- メーキャップ&ヘアスタイリング賞
- 録音賞
- 音響編集賞
- 視覚効果賞
- オリジナル作曲賞
- オリジナル歌曲賞
- 長編アニメーション賞
- 短編アニメーション賞
- 長編ドキュメンタリー映画賞
- 短編ドキュメンタリー映画賞
- 国際長編映画賞(外国語映画賞)
- 短編実写映画賞
これらは主要なカテゴリーであり、特別賞や名誉賞など、他にもいくつかのカテゴリーが存在します。アカデミー賞は、映画業界の多様な才能と成果を広く認識し、表彰するための重要な機会を提供しています。
アカデミー賞の輝かしい歴史: 名作とその栄光
アカデミー賞 歴代 作品賞
アカデミー賞の作品賞は、映画界で最も権威のある賞の一つとされており、毎年、その年の最も優れた映画に贈られます。以下は、歴代のアカデミー賞作品賞受賞作のリストです。
1920年代
- 1927/28: 「つばさ」
- 1928/29: 「ブロードウェイ・メロディー」
1930年代
- 1929/30: 「西部戦線異状なし」
- 1930/31: 「シマロン」
- 1931/32: 「グランド・ホテル」
- 1932/33: 「カヴァルケード」
- 1934: 「或る夜の出来事」
- 1935: 「夜は千の眼を持つ」
- 1936: 「大地」
- 1937: 「喜びの島」
- 1938: 「白昼の決闘」
- 1939: 「風と共に去りぬ」
1940年代
- 1940: 「レベッカ」
- 1941: 「わが谷は緑なりき」
- 1942: 「我等の生涯の最良の年」
- 1943: 「カサブランカ」
- 1944: 「我が家の楽園」
- 1945: 「失われた週末」
- 1946: 「我等の生活」
- 1947: 「紳士協定」
- 1948: 「ハムレット」
- 1949: 「オール・ザ・キングスメン」
1950年代
- 1950: 「アリゾナの魔女」
- 1951: 「アメリカン・イン・パリ」
- 1952: 「最高の人生」
- 1953: 「地上より永遠に」
- 1954: 「波止場」
- 1955: 「マーティ」
- 1956: 「アラウンド・ザ・ワールド」
- 1957: 「橋の上の夜」
- 1958: 「ギギ」
- 1959: 「ベン・ハー」
1960年代
- 1960: 「アパートの鍵貸します」
- 1961: 「ウエスト・サイド物語」
- 1962: 「ローレンス・オブ・アラビア」
- 1963: 「トム・ジョーンズの華麗な冒険」
- 1964: 「マイ・フェア・レディ」
- 1965: 「サウンド・オブ・ミュージック」
- 1966: 「男と女」
- 1967: 「熱い夜をぶっとばせ」
- 1968: 「オリバー!」
- 1969: 「真夜中のカーボーイ」
1970年代
- 1970: 「パットン大戦車軍団」
- 1971: 「フレンチ・コネクション」
- 1972: 「ゴッドファーザー」
- 1973: 「スティング」
- 1974: 「ゴッドファーザー PART II」
- 1975: 「カッコーの巣の上で」
- 1976: 「ロッキー」
- 1977: 「アニー・ホール」
- 1978: 「ディア・ハンター」
- 1979: 「クレイマー、クレイマー」
1980年代
- 1980: 「普通の人々」
- 1981: 「チャリオッツ・オブ・ファイア」
- 1982: 「ガンジー」
- 1983: 「愛と追憶の日々」
- 1984: 「アマデウス」
- 1985: 「愛と青春の旅立ち」
- 1986: 「プラトーン」
- 1987: 「ラストエンペラー」
- 1988: 「レインマン」
- 1989: 「ミシシッピー・バーニング」
1990年代
- 1990: 「ダンス・ウィズ・ウルブズ」
- 1991: 「羊たちの沈黙」
- 1992: 「アンフォーギブン」
- 1993: 「シンドラーのリスト」
- 1994: 「フォレスト・ガンプ/一期一会」
- 1995: 「ブレイブハート」
- 1996: 「イングリッシュ・ペイシェント」
- 1997: 「タイタニック」
- 1998: 「シェイクスピア・イン・ラブ」
- 1999: 「アメリカン・ビューティー」
2000年代
- 2000: 「グラディエーター」
- 2001: 「ビューティフル・マインド」
- 2002: 「シカゴ」
- 2003: 「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」
- 2004: 「ミリオンダラー・ベイビー」
- 2005: 「クラッシュ」
- 2006: 「ディパーテッド」
- 2007: 「ノーカントリー」
- 2008: 「スラムドッグ$ミリオネア」
- 2009: 「ハート・ロッカー」
2010年代
- 2010: 「英国王のスピーチ」
- 2011: 「アーティスト」
- 2012: 「アルゴ」
- 2013: 「それでも夜は明ける」
- 2014: 「12 Years a Slave」
- 2015: 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
- 2016: 「スポットライト 世紀のスクープ」
- 2017: 「ムーンライト」
- 2018: 「シェイプ・オブ・ウォーター」
- 2019: 「グリーンブック」
2020年代
- 2020: 「パラサイト 半地下の家族」
- 2021: 「ノマドランド」
- 2022: 「コーダ あいのうた」
- 2023: 「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
- 2024: 「オッペンハイマー」
このリストは、過去の受賞作を振り返るだけでなく、映画の歴史をたどる旅でもあります。各年代の社会的、文化的背景を反映した作品が選ばれており、時代を超えて多くの人々に愛され続けていることがわかります。アカデミー賞の作品賞は、単なる映画の賞ではなく、その年の映画業界全体の成果を称えるものと言えるでしょう。
アカデミー賞 歴代 脚本賞
1940年代
- 1940: 「偉大なるマッギンティ」 - プレストン・スタージェス
- 1941: 「市民ケーン」 - ハーマン・J・マンキーウィッツ、オーソン・ウェルズ
- 1942: 「女性No.1」 - リング・ラードナー・ジュニア、マイケル・ケニン
- 1943: 「カナリヤ姫」 - ノーマン・クラスナー
- 1944: 「ウィルソン」 - ラマー・トロッティ
- 1945: 「Marie-Louise」 - リチャード・シュヴァイザー
- 1946: 「第七のヴェール」 - ミュリエル・ボックス、シドニー・ボックス
- 1947: 「独身者と女学生」 - シドニィ・シェルダン
- 1948: (受賞無し)
- 1949: 「戦場」 - ロバート・ピロッシュ
1950年代
- 1950: 「サンセット大通り」 - チャールズ・ブラケット、D・M・マーシュマン・Jr、ビリー・ワイルダー
- 1951: 「巴里のアメリカ人」 - アラン・ジェイ・ラーナー
- 1952: 「ラベンダー・ヒル・モブ」 - T・E・B・クラーク
- 1953: 「タイタニックの最期」 - チャールズ・ブラケット、ウォルター・ライシュ、リチャード・ブリーン
- 1954: 「波止場」 - バッド・シュールバーグ
- 1955: 「わが愛は終りなし」 - ソニア・レヴィン、ウィリアム・ルドウィグ
- 1956: 「赤い風船」 - アルベール・ラモリス
- 1957: 「橋の上の夜」 - フェデリコ・フェリーニ、トゥリオ・ピネリ、エンニオ・フライアーノ
- 1958: 「ギジェルモの嘆き」 - ネッド・ヤング
- 1959: 「アンという名の少女」 - ダルトン・トランボ
1960年代
- 1960: 「アパートの鍵貸します」 - ビリー・ワイルダー、I・A・L・ダイアモンド
- 1961: 「西部開拓史」 - ウィリアム・インジ
- 1962: 「太陽がいっぱい」 - アラン・レネ、ジャン=ポール・ラップノー
- 1963: 「トム・ジョーンズの華麗な冒険」 - ジョン・オズボーン
- 1964: 「ドクトル・ストレンジラブ」 - スタンリー・キューブリック、テリー・サザーン、ピーター・ジョージ
- 1965: 「ダーリング」 - フレデリック・ラファエル
- 1966: 「千夜一夜物語」 - ピエル・パオロ・パゾリーニ
- 1967: 「卒業」 - カルダー・ウィリンガム、バック・ヘンリー
- 1968: 「プロデューサーズ」 - メル・ブルックス
- 1969: 「明日に向って撃て!」 - ウィリアム・ゴールドマン
1970年代
- 1970: 「パットン大戦車軍団」 - フランシス・フォード・コッポラ、エドマンド・H・ノース
- 1971: 「フレンチ・コネクション」 - アーネスト・タイデマン
- 1972: 「ゴッドファーザー」 - マリオ・プーゾ、フランシス・フォード・コッポラ
- 1973: 「スティング」 - デヴィッド・S・ウォード
- 1974: 「アメリカン・グラフィティ」 - ルーカス・フォス、グロリア・カッツ
- 1975: 「ダグラス・トランブル」 - ロバート・タウン
- 1976: 「ロッキー」 - シルヴェスター・スタローン
- 1977: 「アニー・ホール」 - ウディ・アレン、マーシャル・ブリックマン
- 1978: 「ハンナとその姉妹」 - ウディ・アレン
- 1979: 「ブレイク・アウト」 - エドワード・ベルゲン
1980年代
- 1980: 「普通の人々」 - アルビン・サージェント
- 1981: 「チャリオッツ・オブ・ファイア」 - コリン・ウェランド
- 1982: 「ガンジー」 - ジョン・ブライリー
- 1983: 「テンダー・マーシー」 - ホートン・フート
- 1984: 「プレイス・イン・ザ・ハート」 - ロバート・ベントン
- 1985: 「ウィットネス」 - アール・W・ウォレス、ウィリアム・ケリー
- 1986: 「ハンナとその姉妹」 - ウディ・アレン
- 1987: 「ムーンストラック」 - ジョン・パトリック・シャンリー
- 1988: 「レインマン」 - ロナルド・バス、バリー・モロー
- 1989: 「デッド・ポエッツ・ソサエティ」 - トム・スクール
1990年代
- 1990: 「ゴースト/ニューヨークの幻」 - ブルース・ジョエル・ルービン
- 1991: 「テルマ&ルイーズ」 - キャリー・カーリ
- 1992: 「告発の行方」 - カラム・シャーマン
- 1993: 「ピアノ・レッスン」 - ジェーン・カンピオン
- 1994: 「パルプ・フィクション」 - クエンティン・タランティーノ
- 1995: 「ユージュアル・サスペクツ」 - クリストファー・マッカリー
- 1996: 「ファーゴ」 - イーサン&ジョエル・コーエン
- 1997: 「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」 - ベン・アフレック、マット・デイモン
- 1998: 「シェイクスピア・イン・ラブ」 - マーク・ノーマン、トム・ストッパード
- 1999: 「アメリカン・ビューティー」 - アラン・ボール
2000年代
- 2000: 「アルモスト・フェイマス」 - キャメロン・クロウ
- 2001: 「ゴスフォード・パーク」 - ジュリアン・フェロウズ
- 2002: 「トーク・トゥ・ハー」 - ペドロ・アルモドバル
- 2003: 「ロスト・イン・トランスレーション」 - ソフィア・コッポラ
- 2004: 「エターナル・サンシャイン」 - チャーリー・カウフマン
- 2005: 「クラッシュ」 - ポール・ハギス、ボビー・モレスコ
- 2006: 「リトル・ミス・サンシャイン」 - マイケル・アーント
- 2007: 「JUNO/ジュノ」 - ディアブロ・コディ
- 2008: 「ミルク」 - ダスティン・ランス・ブラック
- 2009: 「ハート・ロッカー」 - マーク・ボール
2010年代
- 2010: 「キングス・スピーチ」 - デヴィッド・サイドラー
- 2011: 「ミッドナイト・イン・パリ」 - ウディ・アレン
- 2012: 「ジャンゴ 繋がれざる者」 - クエンティン・タランティーノ
- 2013: 「彼女」 - スパイク・ジョーンズ
- 2014: 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」 - アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
- 2015: 「スポットライト 世紀のスクープ」 - トム・マッカーシー、ジョシュ・シンガー
- 2016: 「マンチェスター・バイ・ザ・シー」 - ケネス・ロナーガン
- 2017: 「ゲット・アウト」 - ジョーダン・ピール
- 2018: 「グリーンブック」 - ニック・ヴァレロンガ、ブライアン・カーリー、ピーター・ファレリー
- 2019: 「パラサイト 半地下の家族」 - ポン・ジュノ、ハン・ジンウォン
2020年代
- 2020: 「プロミシング・ヤング・ウーマン」 - エメラルド・フェネル
- 2021: 「ベルファスト」 - ケネス・ブラナー
- 2022: 「ドント・ルック・アップ」 - アダム・マッケイ
- 2023: 「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」 - ダニエルズ
- 2024: 「落下の解剖学」 - ジュスティーヌ・トリエ&アルチュール・アラリ
このリストは、映画のストーリーテリングの進化を示す貴重な資料です。各作品はその時代の文化や社会の動向を反映しており、映画愛好家にとっては興味深いものとなるでしょう。
アカデミー賞 歴代 監督賞
1920年代
- 1927/28: フランク・ボーゼージ(「第七天国」)、ルイス・マイルストン(「美人国二人行脚」)
- 1928/29: フランク・ロイド(「情炎の美姫」)
1930年代
- 1929/30: ルイス・マイルストン(「西部戦線異状なし」)
- 1930/31: ノーマン・タウログ(「スキピイ」)
- 1931/32: フランク・ボーゼイジ(「バッド・ガール」)
- (以下、同様にリストアップ)
1940年代
- 1939/40: ジョン・フォード(「怒りの葡萄」)
- (以下、同様にリストアップ)
1950年代
- 1950: ジョセフ・L・マンキーウィッツ(「アリゾナの魔女」)
- 1951: ジョージ・スティーヴンス(「場末の人々」)
- 1952: ジョン・フォード(「静かなる男」)
- 1953: フレッド・ジンネマン(「高い昼」)
- 1954: エリア・カザン(「波止場」)
- 1955: デルバート・マン(「マーティ」)
- 1956: ジョージ・スティーヴンス(「巨人」)
- 1957: デヴィッド・リーン(「橋の上の夜」)
- 1958: ヴィンセント・ミネリ(「ギギ」)
- 1959: ウィリアム・ワイラー(「ベン・ハー」)
1960年代
- 1960: ビリー・ワイルダー(「アパートの鍵貸します」)
- 1961: ジェローム・ロビンス & ロバート・ワイズ(「ウエスト・サイド物語」)
- 1962: デヴィッド・リーン(「ローレンス・オブ・アラビア」)
- 1963: トニー・リチャードソン(「トム・ジョーンズの華麗な冒険」)
- 1964: ジョージ・キューカー(「マイ・フェア・レディ」)
- 1965: ロバート・ワイズ(「サウンド・オブ・ミュージック」)
- 1966: フレッド・ジンネマン(「千の太陽を持つ男」)
- 1967: マイク・ニコルズ(「卒業」)
- 1968: キャロル・リード(「オリバー!」)
- 1969: ジョン・シュレシンジャー(「真夜中のカーボーイ」)
1970年代
- 1970: フランクリン・J・シャフナー(「パットン大戦車軍団」)
- 1971: ウィリアム・フリードキン(「フレンチ・コネクション」)
- 1972: ボブ・フォッシー(「キャバレー」)
- 1973: ジョージ・ロイ・ヒル(「スティング」)
- 1974: フランシス・フォード・コッポラ(「ゴッドファーザー PART II」)
- 1975: ミロス・フォアマン(「カッコーの巣の上で」)
- 1976: ジョン・G・アヴィルドセン(「ロッキー」)
- 1977: ウディ・アレン(「アニー・ホール」)
- 1978: マイケル・チミノ(「ディア・ハンター」)
- 1979: ロバート・ベントン(「クレイマー、クレイマー」)
1980年代
- 1980: ロバート・レッドフォード(「普通の人々」)
- 1981: ウォーレン・ビーティ(「レッズ」)
- 1982: リチャード・アッテンボロー(「ガンジー」)
- 1983: ジェームズ・L・ブルックス(「愛と追憶の日々」)
- 1984: ミロス・フォアマン(「アマデウス」)
- 1985: シドニー・ポラック(「愛と青春の旅立ち」)
- 1986: オリバー・ストーン(「プラトーン」)
- 1987: バーナード・バートルッチ(「ラストエンペラー」)
- 1988: バリー・レヴィンソン(「レインマン」)
- 1989: オリバー・ストーン(「ボーン・オン・ザ・フォース・オブ・ジュライ」)
1990年代
- 1990: ケビン・コスナー(「ダンス・ウィズ・ウルブズ」)
- 1991: ジョナサン・デミ(「羊たちの沈黙」)
- 1992: クリント・イーストウッド(「アンフォーギブン」)
- 1993: スティーヴン・スピルバーグ(「シンドラーのリスト」)
- 1994: ロバート・ゼメキス(「フォレスト・ガンプ/一期一会」)
- 1995: メル・ギブソン(「ブレイブハート」)
- 1996: アンソニー・ミンゲラ(「イングリッシュ・ペイシェント」)
- 1997: ジェームズ・キャメロン(「タイタニック」)
- 1998: スティーヴン・スピルバーグ(「プライベート・ライアン」)
- 1999: サム・メンデス(「アメリカン・ビューティー」)
2000年代
- 2000: スティーヴン・ソダーバーグ(「トラフィック」)
- 2001: ロン・ハワード(「ビューティフル・マインド」)
- 2002: ロマン・ポランスキー(「戦場のピアニスト」)
- 2003: ピーター・ジャクソン(「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」)
- 2004: クリント・イーストウッド(「ミリオンダラー・ベイビー」)
- 2005: アン・リー(「ブロークバック・マウンテン」)
- 2006: マーティン・スコセッシ(「ディパーテッド」)
- 2007: ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン(「ノーカントリー」)
- 2008: ダニー・ボイル(「スラムドッグ$ミリオネア」)
- 2009: キャスリン・ビグロー(「ハート・ロッカー」)
- 2010: トム・フーパー(「英国王のスピーチ」)
- 2011: ミシェル・アザナビシウス(「アーティスト」)
- 2012: アン・リー(「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」)
- 2013: アルフォンソ・キュアロン(「ゼロ・グラビティ」)
- 2014: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」)
- 2015: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(「レヴェナント 蘇えりし者」)
- 2016: ダミアン・チャゼル(「ラ・ラ・ランド」)
- 2017: ギレルモ・デル・トロ(「シェイプ・オブ・ウォーター」)
- 2018: アルフォンソ・キュアロン(「ROMA/ローマ」)
- 2019: ボン・ジュノ(「パラサイト 半地下の家族」)
- 2020: クロエ・ジャオ(「ノマドランド」)
- 2021: ジェーン・カンピオン(「パワー・オブ・ザ・ドッグ」)
- 2022: ダニエルズ(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)(「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」)
- 2023: クリストファー・ノーラン(「オッペンハイマー」)
アカデミー賞 歴代 助演男優賞
- 1936年: ウォルター・ブレナン - 「大自然の凱歌」
- 1937年: ジョセフ・シルドクラウト - 「ゾラの生涯」
- 1938年: ウォルター・ブレナン - 「Kentucky」
- 1939年: トーマス・ミッチェル - 「駅馬車」
- 1940年: ウォルター・ブレナン - 「西部の男」
- 1941年: ドナルド・クリスプ - 「わが谷は緑なりき」
- 1942年: ヴァン・ヘフリン - 「ジョニー・イーガー」
- 1943年: チャールズ・コバーン - 「陽気なルームメイト」
- 1944年: バリー・フィッツジェラルド - 「我が道を往く」
- 1945年: ジェームズ・ダン - 「ブルックリン横丁」
- 1946年: ハロルド・ラッセル - 「我等の生涯の最良の年」
- 1947年: エドマンド・グウェン - 「奇蹟がくれた恋」
- 1948年: ウォルター・ヒューストン - 「黄金」
- 1949年: ディーン・ジャガー - 「十二時の太陽」
1950年代
- 1950年: ジョージ・サンダース - 「イヴの総て」
- 1951年: カール・マルデン - 「欲望という名の電車」
- 1952年: アンソニー・クイン - 「ブロードウェイのバラード」
- 1953年: フランク・シナトラ - 「地上より永遠に」
- 1954年: エドモンド・オブライエン - 「裸の町」
- 1955年: ジャック・レモン - 「Mister Roberts」
- 1956年: アンソニー・クイン - 「慕情」
- 1957年: レッド・バトンズ - 「サヨナラ」
- 1958年: バール・アイヴス - 「ビッグ・カントリー」
- 1959年: ヒュー・グリフィス - 「ベン・ハー」
1960年代
- 1960年: ピーター・ユスティノフ - 「スパルタカス」
- 1961年: ジョージ・チャキリス - 「ウエストサイド物語」
- 1962年: エド・ベグリー - 「スイートバード・オブ・ユース」
- 1963年: メルヴィン・ダグラス - 「ハドソン川の冒険」
- 1964年: ピーター・ユスティノフ - 「トパーズ」
- 1965年: マーティン・バルサム - 「千夜一夜物語」
- 1966年: ウォルター・マッソー - 「千夜一夜物語」
- 1967年: ジョージ・ケネディ - 「熱い賭け」
- 1968年: ジャック・アルバートソン - 「おかしなおかしなおかしな世界」
- 1969年: ギグ・ヤング - 「真夜中のカーボーイ」
1970年代
- 1970年: ジョン・ミルズ - 「ライアンの娘」
- 1971年: ベン・ジョンソン - 「ラスト・ピクチャー・ショー」
- 1972年: ジョエル・グレイ - 「キャバレー」
- 1973年: ジョン・ハウスマン - 「ペーパー・チェイス」
- 1974年: ロバート・デ・ニーロ - 「ゴッドファーザー PART II」
- 1975年: ジョージ・バーンズ - 「サンシャイン・ボーイズ」
- 1976年: ジェイソン・ロバーズ - 「大統領の陰謀」
- 1977年: ジェイソン・ロバーズ - 「ジュリア」
- 1978年: クリストファー・ウォーケン - 「ディア・ハンター」
- 1979年: メルヴィン・ダグラス - 「普通の人々」
1980年代
- 1980年: ティモシー・ハットン - 「オルディネアリー・ピープル」
- 1981年: ジョン・ギールグッド - 「アーサー」
- 1982年: ルイス・ゴセット・ジュニア - 「愛と青春の旅立ち」
- 1983年: ジャック・ニコルソン - 「愛と追憶の日々」
- 1984年: ハイン・S・ニュール - 「キリング・フィールド」
- 1985年: ドン・アメチー - 「コクーン」
- 1986年: マイケル・ケイン - 「ハンナとその姉妹」
- 1987年: ショーン・コネリー - 「アンタッチャブル」
- 1988年: ケヴィン・クライン - 「フィッシュ・コールド・ワンダ」
- 1989年: デンゼル・ワシントン - 「グローリー」
1990年代
- 1990年: ジョー・ペシ - 「グッドフェローズ」
- 1991年: ジャック・パランス - 「シティ・スリッカーズ」
- 1992年: ジーン・ハックマン - 「許されざる者」
- 1993年: トミー・リー・ジョーンズ - 「逃亡者」
- 1994年: マーティン・ランドー - 「エド・ウッド」
- 1995年: ケヴィン・スペイシー - 「ユージュアル・サスペクツ」
- 1996年: キューバ・グッディング・ジュニア - 「ジェリー・マグワイア」
- 1997年: ロビン・ウィリアムズ - 「グッド・ウィル・ハンティング」
- 1998年: ジェームズ・コバーン - 「アフリクション」
- 1999年: マイケル・ケイン - 「サイダーハウス・ルール」
2000年代
- 2000年: ベニチオ・デル・トロ - 「トラフィック」
- 2001年: ジム・ブロードベント - 「アイリス」
- 2002年: クリス・クーパー - 「アダプテーション」
- 2003年: ティム・ロビンス - 「ミスティック・リバー」
- 2004年: モーガン・フリーマン - 「ミリオンダラー・ベイビー」
- 2005年: ジョージ・クルーニー - 「シリアナ」
- 2006年: アラン・アーキン - 「リトル・ミス・サンシャイン」
- 2007年: ハビエル・バルデム - 「ノーカントリー」
- 2008年: ヒース・レジャー - 「ダークナイト」
- 2009年: クリストフ・ヴァルツ - 「イングロリアス・バスターズ」
2010年代
- 2010年: クリスチャン・ベール - 「ザ・ファイター」
- 2011年: クリストファー・プラマー - 「人生はビギナーズ」
- 2012年: クリストフ・ヴァルツ - 「ジャンゴ 繋がれざる者」
- 2013年: ジャレッド・レト - 「ダラス・バイヤーズクラブ」
- 2014年: J・K・シモンズ - 「セッション」
- 2015年: マーク・ライランス - 「ブリッジ・オブ・スパイ」
- 2016年: マハーシャラ・アリ - 「ムーンライト」
- 2017年: サム・ロックウェル - 「スリー・ビルボード」
- 2018年: マハーシャラ・アリ - 「グリーンブック」
- 2019年: ブラッド・ピット - 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
2020年代
- 2020年: ダニエル・カルーヤ - 「ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償」
- 2021年: トロイ・コッツァー - 「コーダ あいのうた」
- 2022年: キー・ホイ・クァン - 「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
- 2023年: ロバート・ダウニーJr - 「オッペンハイマー」
アカデミー賞 歴代 主演男優賞
1920年代から1930年代:
- 1929年: エミール・ジャニングス - 「最後の命令」
- 1930年: ウォーナー・バクスター - 「イン・オールド・アリゾナ」
- 1931年: ジョージ・アーリス - 「ディズレイリ」
- 1932年: ライオネル・バリモア - 「自由の魂」
- 1933年: フレドリック・マーチ - 「ジキル博士とハイド氏」
- 1934年: チャールズ・ラートン - 「ヘンリー八世の私生活」
- 1935年: クラーク・ゲーブル - 「或る夜の出来事」
- 1936年: ヴィクター・マクラグレン - 「密告者」
- 1937年: ポール・ムニ - 「ルイ・パスツール」
- 1938年: スペンサー・トレイシー - 「勇者のみ」
- 1939年: スペンサー・トレイシー - 「少年市長」
1940年代:
- 1940年: ロバート・ドーナット - 「グッドバイ、ミスター・チップス」
- 1941年: ジェームズ・ステュアート - 「フィラデルフィア物語」
- 1942年: ゲイリー・クーパー - 「ヨーク軍曹」
- 1943年: ジェームズ・キャグニー - 「ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ」
- 1944年: ポール・ルーカス - 「ラインの監視」
- 1945年: ビング・クロスビー - 「我が道を往く」
- 1946年: レイ・ミランド - 「失われた週末」
- 1947年: フレドリック・マーチ - 「我等の生涯の最良の年」
- 1948年: ロナルド・コールマン - 「二重生活」
- 1949年: ローレンス・オリヴィエ - 「ハムレット」
1950年代:
- 1950年: ブロデリック・クロフォード - 「オール・ザ・キングスメン」
- 1951年: ホセ・フェラー - 「シラノ・ド・ベルジュラック」
- 1952年: ハンフリー・ボガート - 「アフリカの女王」
- 1953年: ゲイリー・クーパー - 「真昼の決闘」
- 1954年: ウィリアム・ホールデン - 「スターラグ17」
- 1955年: マーロン・ブランド - 「波止場」
- 1956年: アーネスト・ボーグナイン - 「マーティ」
- 1957年: ヨール・ブリンナー - 「王様と私」
- 1958年: アレック・ギネス - 「戦場にかける橋」
- 1959年: デヴィッド・ニーヴン - 「別れの曲」
1960年代:
- 1960年: チャールトン・ヘストン - 「ベン・ハー」
- 1961年: バート・ランカスター - 「エルマー・ガントリー/魅せられた男」
- 1962年: マキシミリアン・シェル - 「ニュールンベルク裁判」
- 1963年: グレゴリー・ペック - 「アラバマ物語」
- 1964年: シドニー・ポワチエ - 「リリーズ・オブ・ザ・フィールド」
- 1965年: レックス・ハリソン - 「マイ・フェア・レディ」
- 1966年: リー・マーヴィン - 「キャット・バルー」
- 1967年: ポール・スコフィールド - 「ア・マン・フォー・オール・シーズンズ」
- 1968年: ロッド・スタイガー - 「夜の大捜査線」
- 1969年: クリフ・ロバートソン - 「チャーリー」
1970年代:
- 1970年: ジョン・ウェイン - 「勇気ある追跡」
- 1971年: ジョージ・C・スコット - 「パットン大戦車軍団」
- 1972年: ジーン・ハックマン - 「フレンチ・コネクション」
- 1973年: マーロン・ブランド - 「ゴッドファーザー」
- 1974年: ジャック・レモン - 「セイブ・ザ・タイガー」
- 1975年: アート・カーニー - 「ハリーとトント」
- 1976年: ジャック・ニコルソン - 「カッコーの巣の上で」
- 1977年: ピーター・フィンチ - 「ネットワーク」
- 1978年: リチャード・ドライファス - 「グッドバイ・ガール」
- 1979年: ジョン・ボイト - 「帰郷」
1980年代:
- 1980年: ダスティン・ホフマン - 「クレイマー・クレイマー」
- 1981年: ロバート・デ・ニーロ - 「レイジング・ブル」
- 1982年: ヘンリー・フォンダ - 「黄昏」
- 1983年: ベン・キングスレー - 「ガンジー」
- 1984年: ロバート・デュバル - 「テンダー・マーシー」
- 1985年: フランク・マーレイ・エイブラハム - 「アマデウス」
- 1986年: ウィリアム・ハート - 「蜘蛛女のキス」
- 1987年: ポール・ニューマン - 「ハスラー2」
- 1988年: マイケル・ダグラス - 「ウォール街」
- 1989年: ダスティン・ホフマン - 「レインマン」
1990年代:
- 1995年: トム・ハンクス - 「フォレスト・ガンプ/一期一会」
- 1996年: ニコラス・ケイジ - 「リービング・ラスベガス」
- 1997年: ジェフリー・ラッシュ - 「シャイン」
- 1998年: ジャック・ニコルソン - 「恋愛小説家」
- 1999年: ロベルト・ベニーニ - 「ライフ・イズ・ビューティフル」
2000年代:
- 2000年: ケヴィン・スペイシー - 「アメリカン・ビューティー」
- 2001年: ラッセル・クロウ - 「グラディエーター」
- 2002年: デンゼル・ワシントン - 「トレーニング デイ」
- 2003年: エイドリアン・ブロディ - 「戦場のピアニスト」
- 2004年: ショーン・ペン - 「ミスティック・リバー」
- 2005年: ジェイミー・フォックス - 「レイ」
- 2006年: フィリップ・シーモア・ホフマン - 「カポーティ」
- 2007年: フォレスト・ウィテカー - 「ラストキング・オブ・スコットランド」
- 2008年: ダニエル・デイ・ルイス - 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
- 2009年: ショーン・ペン - 「ミルク」
2010年代:
- 2010年: ジェフ・ブリッジス - 「クレイジー・ハート」
- 2011年: コリン・ファース - 「英国王のスピーチ」
- 2012年: ジャン・デュジャルダン - 「アーティスト」
- 2013年: ダニエル・デイ・ルイス - 「リンカーン」
- 2014年: マシュー・マコナヘイ - 「ダラス・バイヤーズクラブ」
- 2015年: エディ・レッドメイン - 「博士と彼女のセオリー」
- 2016年: レオナルド・ディカプリオ - 「レヴェナント 蘇えりし者」
- 2017年: ケイシー・アフレック - 「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
- 2018年: ゲイリー・オールドマン - 「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」
- 2019年: ラミ・マレック - 「ボヘミアン・ラプソディ」
2020年代:
- 2020年: ホアキン・フェニックス - 「ジョーカー」
- 2021年: アンソニー・ホプキンス - 「ファーザー」
- 2022年: ウィル・スミス - 「ドリームプラン」
- 2023年: ブレンダン・フレイザー - 「ザ・ホエール」
- 2024年: キリアン・マーフィー - 「オッペンハイマー」
このリストは、アカデミー賞の長い歴史の中で、映画業界に多大な貢献をした俳優たちの一部に過ぎません。彼らの演技は、時代を超えて多くの人々に感動を与え続けています。
アカデミー賞 歴代 助演女優賞
1930年代
- 1936年: ゲイル・ソンダガード - 「風雲児アドヴァース」
- 1937年: アリス・ブラディ - 「シカゴ」
- 1938年: フェイ・ベインター - 「黒蘭の女」
- 1939年: ハティ・マクダニエル - 「風と共に去りぬ」
1940年代
- 1940年: ジェーン・ダーウェル - 「怒りの葡萄」
- 1941年: メアリー・アスター - 「偉大な嘘」
- 1942年: テレサ・ライト - 「ミニヴァー夫人」
- 1943年: カティーナ・パクシヌー - 「誰が為に鐘は鳴る」
- 1944年: エセル・バリモア - 「孤独な心」
- 1945年: アン・リヴィア - 「緑園の天使」
- 1946年: アン・バクスター - 「剃刀の刃」
- 1947年: セレステ・ホルム - 「紳士協定」
- 1948年: クレア・トレヴァー - 「キー・ラーゴ」
- 1949年: マーセデス・マッケンブリッジ - 「オール・ザ・キングスメン」
1950年代
- 1950年: ジョセフィン・ハル - 「ハーヴェイ」
- 1951年: キム・ハンター - 「欲望という名の電車」
- 1952年: グロリア・グレアム - 「悪い種子」
- 1953年: ドナ・リード - 「戦場にかける橋」
- 1954年: イヴ・サン=ローラン - 「オン・ザ・ウォーターフロント」
- 1955年: ジョー・ヴァン・フリート - 「エデンの東」
- 1956年: ドロシー・マローン - 「裸足の伯爵夫人」
- 1957年: ミヤオシ・ウメキ - 「サヨナラ」
- 1958年: ウェンディ・ヒラー - 「別れの朝」
- 1959年: シェリー・ウィンタース - 「アンネの日記」
1960年代
- 1960年: シェリー・ウィンタース - 「アパートの鍵貸します」
- 1961年: リタ・モレノ - 「ウエストサイド物語」
- 1962年: パティ・デューク - 「奇跡の人」
- 1963年: マーガレット・ラザフォード - 「ヴィッカーズ夫人の犯罪」
- 1964年: ルル - 「ゼア・イズ・ア・ミート・ジョイ」
- 1965年: シェリー・ウィンタース - 「パッチ・オブ・ブルー」
- 1966年: サンディ・デニス - 「バージニア・ウルフなんかこわくない」
- 1967年: エステル・パーソンズ - 「俺たちに明日はない」
- 1968年: ルース・ゴードン - 「ローズマリーの赤ちゃん」
- 1969年: ゴールディ・ホーン - 「おかしなおかしなおかしな世界」
1970年代
- 1970年: ヘレン・ヘイズ - 「空港」
- 1971年: クロリス・リーチマン - 「ラスト・ピクチャー・ショー」
- 1972年: イーディス・エヴァンス - 「ポセイドン・アドベンチャー」
- 1973年: テイタム・オニール - 「ペーパー・ムーン」
- 1974年: イングリッド・バーグマン - 「オリエント急行殺人事件」
- 1975年: リー・グラント - 「シャンプー」
- 1976年: ビアトリス・ストレイト - 「ネットワーク」
- 1977年: ヴァネッサ・レッドグレイブ - 「ジュリア」
- 1978年: マギー・スミス - 「カリフォルニア・スイート」 1979年: メリル・ストリープ - 「クレイマー・クレイマー」
1980年代
- 1980年: メアリー・スティーンバージョン - 「メルビンとハワード」
- 1981年: モーリン・ステイプルトン - 「レッズ」
- 1982年: ジェシカ・ラング - 「トッツィー」
- 1983年: リンダ・ハント - 「イヤー・オブ・リビング・デンジャラスリー」
- 1984年: ペギー・アシュクロフト - 「インドへの道」
- 1985年: アンジェリカ・ヒューストン - 「プリジーの誘惑」
- 1986年: ダイアン・ウィースト - 「ハンナとその姉妹」
- 1987年: オリンピア・デュカキス - 「ムーンストラック」
- 1988年: ジーナ・デイヴィス - 「偶然の旅行者」
- 1989年: ブレンダ・フリッカー - 「マイ・レフト・フット」
1990年代
- 1990年: フーピー・ゴールドバーグ - 「ゴースト/ニューヨークの幻」
- 1991年: メルセデス・ルール - 「フィッシャー・キング」
- 1992年: マリサ・トメイ - 「いとこのビニー」
- 1993年: アンナ・パキン - 「ピアノ・レッスン」
- 1994年: ダイアン・ウィースト - 「ブロードウェイと銃弾」
- 1995年: ミラ・ソルヴィーノ - 「誘惑のアフロディーテ」
- 1996年: ジュリエット・ビノッシュ - 「イングリッシュ・ペイシェント」
- 1997年: キム・ベイシンガー - 「L.A.コンフィデンシャル」
- 1998年: ジュディ・デンチ - 「恋におちたシェイクスピア」
- 1999年: アンジェリーナ・ジョリー - 「ガール、インタラプテッド」
2000年
- 2000年: マーシャ・ゲイ・ハーデン - 「ポロック」
- 2001年: ジェニファー・コネリー - 「ビューティフル・マインド」
- 2002年: キャサリン・ゼタ=ジョーンズ - 「シカゴ」
- 2003年: レネー・ゼルウェガー - 「コールド・マウンテン」
- 2004年: ケイト・ブランシェット - 「アビエイター」
- 2005年: レイチェル・ワイズ - 「ナルニア国物語/第1章: ライオンと魔女」
- 2006年: ジェニファー・ハドソン - 「ドリームガールズ」
- 2007年: ティルダ・スウィントン - 「マイケル・クレイトン」
- 2008年: ペネロペ・クルス - 「ブロークン・エンブレイシズ」
- 2009年: モニーク - 「プレシャス」
2010年
- 2010年: メリッサ・レオ - 「ザ・ファイター」
- 2011年: オクタヴィア・スペンサー - 「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜」
- 2012年: アン・ハサウェイ - 「レ・ミゼラブル」
- 2013年: ルピタ・ニョンゴ - 「それでも夜は明ける」
- 2014年: パトリシア・アークエット - 「6才のボクが、大人になるまで。」
- 2015年: アリシア・ヴィキャンデル - 「リリーのすべて」
- 2016年: ヴィオラ・デイヴィス - 「フェンス」
- 2017年: アリソン・ジャニー - 「アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル」
- 2018年: レジーナ・キング - 「ビール・ストリートの恋人たち」
- 2019年: ローラ・ダーン - 「マリッジ・ストーリー」
2020年
- 2020年: ユン・ヨジョン - 「ミナリ」
- 2021年: アリアナ・デボーズ - 「ウエスト・サイド・ストーリー」
- 2022年: ジェシー・バックリー - 「ロスト・ドーター」
- 2023年: ケイト・ブランシェット - 「タール」
アカデミー賞 歴代 主演女優賞
1920年代:
- 1927/28年: ジャネット・ゲイナー - 『第七天国』、『街の天使』、『サンライズ』
- 1928/29年: メアリー・ピックフォード - 『コケット』
1930年代:
- 1929/30年: ノーマ・シアラー - 『結婚双紙』
- 1930/31年: マリー・ドレスラー - 『惨劇の波止場』
- 1931/32年: ヘレン・ヘイズ - 『マデロンの悲劇』
- 1932/33年: キャサリン・ヘプバーン - 『勝利の朝』
- 1934年: クローデット・コルベール - 『或る夜の出来事』
- 1935年: ベティ・デイヴィス - 『青春の抗議』
- 1936年: ルイーゼ・ライナー - 『巨星ジーグフェルド』
- 1937年: ルイーゼ・ライナー - 『大地』
- 1938年: ベティ・デイヴィス - 『黒蘭の女』
- 1939年: ヴィヴィアン・リー - 『風と共に去りぬ』
1940年代:
- 1940年: ジョーン・フォンテイン - 『断崖』
- 1941年: グリア・ガースン - 『サスペンション』
- 1942年: グリア・ガースン - 『ミニヴァー夫人』
- 1943年: ジェニファー・ジョーンズ - 『天国の門』
- 1944年: イングリッド・バーグマン - 『ガス燈』
- 1945年: ジョアン・クロフォード - 『マイルドレッド・ピアース』
- 1946年: オリヴィア・デ・ハヴィランド - 『各駅停車』
- 1947年: ロザリンド・ラッセル - 『モーニング・グローリー』
- 1948年: ジェーン・ワイマン - 『心の旅路』
- 1949年: オリヴィア・デ・ハヴィランド - 『愛の勝利』
1950年代
- 1950: ジュディ・ホリデイ - 『ボーン・イエスタデイ』
- 1951: ヴィヴィアン・リー - 『欲望という名の電車』
- 1952: シャーリー・ブース - 『愛しのシバよ帰れ』
- 1953: オードリー・ヘプバーン - 『ローマの休日』
- 1954: グレース・ケリー - 『喝采』
- 1955: アンナ・マニャーニ - 『バラの刺青』
- 1956: イングリッド・バーグマン - 『追想』
- 1957: ジョアン・ウッドワード - 『イブの三つの顔』
- 1958: スーザン・ヘイワード - 『私は死にたくない』
- 1959: シモーヌ・シニョレ - 『年上の女』
1960年代
- 1960: エリザベス・テイラー - 『バターフィールド8』
- 1961: ソフィア・ローレン - 『ふたりの女』
- 1962: アン・バンクロフト - 『奇跡の人』
- 1963: パトリシア・ニール - 『ハッド』
- 1964: ジュリー・アンドリュース - 『メリー・ポピンズ』
- 1965: ジュリー・クリスティ - 『ダーリング』
- 1966: エリザベス・テイラー - 『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』
- 1967: キャサリン・ヘプバーン - 『招かれざる客』
- 1968: キャサリン・ヘプバーン - 『獅子の冬』
- 1969: バーブラ・ストライサンド - 『ファニー・ガール』
1970年代
- 1970: グレンダ・ジャクソン - 『恋する女たち』
- 1971: ジェーン・フォンダ - 『クルート』
- 1972: ルイーズ・フレッチャー - 『カッコーの巣の上で』
- 1973: グレンダ・ジャクソン - 『タッチ・オブ・クラス』
- 1974: エレン・バースティン - 『アリスの恋』
- 1975: ルイーズ・フレッチャー - 『カッコーの巣の上で』
- 1976: ファイ・ダナウェイ - 『ネットワーク』
- 1977: ダイアン・キートン - 『アニー・ホール』
- 1978: ジェーン・フォンダ - 『帰郷』
- 1979: サリー・フィールド - 『ノーマ・レイ』
1980年代
- 1980: シシー・スペイセク - 『歌え!ロレッタ愛のために』
- 1981: キャサリン・ヘプバーン - 『黄昏』
- 1982: メリル・ストリープ - 『ソフィーの選択』
- 1983: シャーリー・マクレーン - 『愛と追憶の日々』
- 1984: サリー・フィールド - 『プレイス・イン・ザ・ハート』
- 1985: ジェラルディン・ペイジ - 『バウンティフルへの旅』
- 1986: マーリー・マトリン - 『愛は静けさの中に』
- 1987: シェール - 『ムーンストラック』
- 1988: ジョディ・フォスター - 『告発の行方』
- 1989: ジェシカ・タンディ - 『ドライビング Miss デイジー』
1990年代
- 1990: キャシー・ベイツ - 『ミザリー』
- 1991: ジョディ・フォスター - 『羊たちの沈黙』
- 1992: エマ・トンプソン - 『ハワーズ・エンド』
- 1993: ホリー・ハンター - 『ピアノ・レッスン』
- 1994: ジェシカ・ラング - 『ブルースカイ』
- 1995: スーザン・サランドン - 『デッドマン・ウォーキング』
- 1996: フランシス・マクドーマンド - 『ファーゴ』
- 1997: ヘレン・ハント - 『恋愛小説家』
- 1998: グウィネス・パルトロー - 『恋におちたシェイクスピア』
- 1999: ヒラリー・スワンク - 『ボーイズ・ドント・クライ』
2000年代:
- 2000年: ジュリア・ロバーツ - 『エリン・ブロコビッチ』
- 2001年: ハル・ベリー - 『モンスターズ・ボール』
- 2002年: ニコール・キッドマン - 『めぐりあう時間たち』
- 2003年: シャーリーズ・セロン - 『モンスター』
- 2004年: ヒラリー・スワンク - 『ミリオンダラー・ベイビー』
- 2005年: リース・ウィザースプーン - 『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』
- 2006年: ヘレン・ミレン - 『クイーン』
- 2007年: マリオン・コティヤール - 『エディット・ピアフ』
- 2008年: ケイト・ウィンスレット - 『愛を読むひと』
- 2009年: サンドラ・ブロック - 『しあわせの隠れ場所』
2010年代:
- 2010年: ナタリー・ポートマン - 『ブラック・スワン』
- 2011年: メリル・ストリープ - 『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
- 2012年: ジェニファー・ローレンス - 『世界にひとつのプレイブック』
- 2013年: ケイト・ブランシェット - 『ブルージャスミン』
- 2014年: ジュリアン・ムーア - 『アリスのままで』
- 2015年: ブリー・ラーソン - 『ルーム』
- 2016年: エマ・ストーン - 『ラ・ラ・ランド』
- 2017年: フランシス・マクドーマンド - 『スリー・ビルボード』
- 2018年: オリヴィア・コールマン - 『ザ・フェイバリット』
- 2019年: レネー・ゼルウィガー - 『ジュディ 虹の彼方に』
2020年代:
- 2020年: フランシス・マクドーマンド - 『ノマドランド』
- 2021年: ジェシカ・チャステイン - 『アイズ・オブ・タミー・フェイ』
- 2022年: ミシェル・ヨー - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
- 2023年: エマ・ストーン - 『哀れなるものたち』
この一覧は、アカデミー賞主演女優賞の歴史を通じて、映画界で最も卓越した演技を称えるために贈られた賞の受賞者を全て網羅しています。各時代を象徴する女優たちの名演を称え、彼女たちの演技は映画という芸術形式を通じて、私たちの心に永遠に残るでしょう。
アカデミー賞 歴代 最多受賞
- ベンハー (1959): 11部門
- タイタニック (1997): 11部門
- ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 (2003): 11部門
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「ベン・ハー」(1959):この映画は11部門でオスカーを受賞しました。主演男優賞(チャールトン・ヘストン)、監督賞(ウィリアム・ワイラー)などが含まれています。
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「タイタニック」(1997):同じく11部門でオスカーを獲得した作品で、主演のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットは受賞を逃しましたが、作品賞と監督賞(ジェームズ・キャメロン監督)などに輝いています。
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「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」(2003):この映画も11部門でオスカーを受賞しました。作品賞と監督賞(ピーター・ジャクソン)などが含まれています。
これらの作品はアカデミー賞の歴史において最も多くの賞を受け取った作品たちです。
まとめ
アカデミー賞は、映画業界で最も権威のある賞の一つであり、毎年、映画の芸術性と技術的成果を称えるために授与されています。歴代の受賞者や作品は、映画史における重要なマイルストーンとして、今後も語り継がれていくことでしょう。