差別のある街で生きる。
ラッパーでもある俳優のダビード・ディグスが、主演と脚本を伝えております。
いや〜めちゃくちゃ怖かったですよ。
リアルな怖さ。
日常に潜む命の危機。
黒人差別を描いた映画は数多くありますが
まだ根強く残る差別の実情と
差別される側のリアルな叫びが詰まっていて
両肩を掴まれて揺さぶられながら
「これが現実なんだ!」
と言われているようでした。
特に治安の悪い地域。
白人のマイルズと黒人のコリンは親友。
悪いことも一緒にしてきたが
2人は、肌の色の違いによる、決定的な差を知ることに。
肌の色なんて、自分じゃどうしようもないことのに
それによって命が脅かされる確率が跳ね上がる理不尽。
芸術的・文学的に仕上げられている映画は、それはそれで素敵なんですけど
こういう、調理前の生肉を見せられているような
現実をストレートに伝えてくる映画には
心臓をどついてくるような迫力を感じました。
なくなれ差別。