父と娘。
元ミュージシャンで、今は中古レコード店を営む道楽親父フランクと
そんな父からなぜか生まれた、医者を目指す勉強熱心な一人娘サム。
父と娘、親子2人の物語なのですが。
これまた珍しいパターンで。
娘は医者を目指すが、音楽の才能も並々ならず。
かつてミュージシャンだった父は
「本当に大学に行きたいのか?医者になりたいのか?お前には音楽の才能があるのだぞ!」
これ、逆じゃない?笑
娘はバンドやりたがるけど、父は止めるのがセオリーじゃない?
でも、だからこそ新しいパターンのドラマに仕上がっていて。
父と娘、二人共の人生の転機が同時に来たわけですな。
そんな時、2人がセッションした曲を父がネットに上げると、それが話題となり、父が浮かれてしまい、娘も揺らぎ…。
えらいもんで、自分自身が親の期待を裏切ってお笑い芸人になったのに
自分に娘ができると「娘を真っ当な道に進ませたれよ!」と、父にムカついてしまうという。笑
でもなあ、せっかく才能あるのに…と、自分も父フランクと一緒に悩んだりして。
娘にとって、何が幸せなのか。
どうサポートしてやることが最善なのか。
その正解は、数年、数十年後にしか分からないのです。
正直、エンディングの結果次第では、嫌いな映画になってしまったかもですが
僕はこのラストに満足!
親一人・子一人。
時に不満をぶつけながらも、お互いが信頼し合っている二人の関係に、心から暖かくなる映画でした。
娘サム役のカーシー・クレモンズがすごくかわいかったですね。
次の出演作も要チェックやで。