ジャッキー!


『ザ・フォーリナー/復讐者』
ロンドンでレストランを経営するクァン・ノク・ミン(ジャッキー・チェン)には、大切にしている年頃の娘が。
しかし、突然の無差別テロにより娘は命を落とし、自身もケガを負ってしまう。
怒り心頭のミンは、犯人への復讐を誓って行動を開始。
実はミンは、かつてベトナム戦争も経験した特殊部隊員だったのだ。
ミンが調べを進めるうち、事件の黒幕に、北アイルランドの副首相ヘネシー(ピアース・ブロスナン)が浮上し…。

―――――――――――――――

監督は「007/カジノ・ロワイヤル」などのマーティン・ランタン。
主演のジャッキーは、製作にも名を連ねております。

ジャッキーが娘の復讐を誓う、シリアスな役柄を。
いつものコミカルな一面は、完全封印しております。

ここ数年のジャッキーは、そういう役をやりがちですね。
ストーリーもしっかり作られてましたし。
じりじりと悪を追い詰めるジャッキーの迫力も見られて。
最後までどうなるのかハラハラでした。

特殊部隊出身ということで。
近年ではリーアム・ニーソンなんかがよくやっているパターン。

でも、これは完全に好みなんですけど
個人的には、ジャッキーがやらなくてもいいんじゃないか?と。
いやほんと、完全に僕の意見ですよ。

アクション俳優としての体のキレは、やはり全盛期より見劣ってしまうわけで。
単身でやべぇ組織と互角に戦われても、正直しんどそうで。

それこそリーアム・ニーソンなんかは、しんどさを隠さずヒーヒー言いながらやるので
「頑張れおっさん!」
という気持ちで見れるのですが。
ジャッキーのアクションは「俺まだ全然できるよ!」感が見えてしまって。

ジャッキーもきっと、残されたアクション俳優人生は長くないわけで
だからこそ「自分のやりたい映画をやってくれ!」とも思う反面
往年の「明るく楽しいジャッキーをもっと見せてくれ」と思ったりも。

さっきも言いましたが、あくまで僕の好みなので。
それよりなにより、ジャッキー主演の新作映画が観れるという喜び。
この部分は間違いないですから。