実話がモチーフ!


『ビリーブ 未来の大逆転』
貧しい家庭の生まれのルース・ギンズバーグ(フェリシティ・ジョーンズ)は、弁護士になるために猛勉強。
名門のハーバード法科大学院に入るが、女生徒は500人中9人で、校舎にはまだ女子トイレもなかった。
夫マーティン(アーミー・ハマー)の理解もあり、努力家のルースは首席で卒業。
しかし女性だという理由で弁護士事務所はどこも彼女を雇わず、大学で法学を教える講師になるが‥‥。

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80歳を超えてなお、最高裁判事を務めるルース・ギンズバーグ氏の半生を描いた映画です。
監督はミミ・レダー。

男は外で働き、女は家を守る。
狩猟の時代から続く「当たり前」。

でも、今はそんな時代じゃないんです。
外で働く女性が普通にいるのです。
しかし「そんな時代じゃない」と言えるようになったのは、つい最近。

つい数十年前まで、女性が働くことには高い壁があり
さらには働ける職業にも制限があり
そんな「当たり前」の壁に、数多の女性が泣かされて来たのです。

この世の中「当たり前」をひっくり返すことは、並大抵のことではなくて。
それが間違っていることだとしても。

ルースは、人並み以上の努力と
理解ある夫と
奇跡のような出会いと
いろんな要素が相まって武器となり、その高く厚い壁を、グラつかせるに至ったのです。

そんな奇跡という武器を扱えたのは
ルースの揺るぎない想いがあってこそ。

今やいろんな職種に進出し、必要とされている女性パワー。
しかしそこに至る前に何枚もあった「当たり前」の壁のうちの、大きな一枚を破ったのは
間違いなくルース・ギンズバーグでした。

熱い映画でしたね。
面白かった!