一本の電話から‥‥。


『THE GUILTY/ギルティ』
警察官のアスガー(ヤコブ・セーダーグレン)は、ある事件で問題を起こし、緊急通報ダイヤルのオペレーターにまわされていた。
交通事故や小さな事件に、淡々と対応する毎日。
ある日、誘拐されている最中の女性から、助けて欲しいと通報が。
車の音や、犯人のたてる物音など、かすかな音だけを頼りにアスガーは事件に対処するが‥‥。

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監督はグスタフ・モーラー。
なんとデンマーク映画です。

これは凄い!
オペレーター室の同僚などは出るものの
ほぼほぼ1シチュエーションの一人芝居。
電話の向こうは一切映りません。

だからこそ、こちらの想像力をかきたてられて。
アスガーの焦りが、見えている以上に伝わってきました。

さらに、物語にはいろんな謎と仕掛けが隠されていて
ラストまであっという間。

これは耳で観る映画だ。
撮影技術は日に日に進化して
競うように美しい映像や生々しい映像の映画が生み出されているのに。

画を一切見せないことで、逆にこんなにも脳みそが刺激されるなんて。
いや~面白かった。


☆個人的見どころ
 ・見えないところ
 ・首を突っ込みまくるアスガー
 ・結末