歯科技工士映画!
『笑顔の向こうに』
東京の歯科医院で歯科衛生士として働きだした真夏(安田聖愛)。
ある日、幼馴染みの大地(高杉真宙)と偶然再会。
腕がよくてイケメンの彼は、歯科医院の女性たちから「王子」と呼ばれていたが、真夏とは昔からケンカばかり。
そんな大地は、金沢で歯科技工所をしている父から手厳しい言葉を浴びせられ、追われるように東京に出てきていた‥‥。
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監督は榎本二郎さん。
日本歯科医師会が全面協力だそうですよ。
上京して働きだした若者たち。
不安と希望を胸に抱え、まだ仕事に翻弄されっぱなしの真夏の前に、腐れ縁の幼馴染みが。
いつしかそれは恋心に変わるが
その恋には、ある障害があって‥‥。
という、若者の初々しい恋愛を描いた映画なのですが
あまりにもシンプルで、あまりにもストレートで。
何というか、どこかしらこの映画ならではのものを感じたかったです。
せっかく「歯科技工士」という、誰もが存在は知りつつも、ほとんどが詳しく知らないという職業をフィーチャーしてるんですから
そこをもっと掘って欲しかったですね。
差し歯や入れ歯なんて、口の中に入れるもんですし、生活にめちゃくちゃ密着してますし。
治療の技術が科学的に上がってるのと同様
何気にすごい技術が使われてるんじゃないかと、僕は勝手に思ってるんですが。
せっかくならば、そういうとこをもっと見たかったし、知りたかったです。
こういう、あまり華やかではないけど大事な仕事にスポットを当てるような映画は好きなんですけど
だからこそ、僕はちょっと物足りなかったです。
☆個人的見どころ
・淡い恋の行方
・厳しい父と優しい母の感じ
・入れ歯投げじいさん