田舎町のミステリー。
『赤い雪』
田舎町で陶芸をしている白川（永瀬正敏）の元に、ジャーナリストの木立（井浦新）が取材にやってきた。
木立は、３０年前に起こり、そのまま事件が迷宮入りとなった、白川の弟の失踪事件の真相を探っているという。
当時は白川の記憶があやふやだったため、捜査の初動が遅れてしまったのだ。
捜査線上に浮かび上がっていた江藤早奈江（夏川結衣）という女は、他にも容疑があったが、黙秘を貫き無罪に。
木立は早奈江の娘である早百合（菜葉菜）も見つけだし、取材を試みていたが‥‥。
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監督は甲斐さやかさん。
こりゃあ結構難解でしたね。
行方不明になる前、その弟と最後に一緒にいた白川。
後に殺人容疑をかけられる親から、虐待を受けながら暮らしていた早百合。
幼い頃にあった出来事で、人生が狂わされてしまった２人が出会ってしまったことで、止まっていた時が突如として動きだし‥‥。
子供の頃の判断基準は、とてもあやふやで
幼い頃の白川が、警察にきちんと証言しなかったのは、なんだかすごくリアルで。
怖いんですよね。
本当の事を口にするのが。
そうこうしているうちに、いつしか本人も本当の事がボヤけてしまい‥‥。
忘れたい過去を刺激されることで
少しずつ真実に近づいて行く感じは
背中がゾワゾワするスリルがあったのですが。
いかんせん抽象的な表現のシーンが多くて。
これはもう好みなんですけど
僕は入り込めませんでした。
いや、跳ね返されたと言うべきですかね。
僕にはちょっと重たかったです。
☆個人的見どころ
・事の真相
・やさぐれた佐藤浩市さん
・アバズレた夏川結衣さん