パート2!


『シュガー・ラッシュ:オンライン』
ゲームセンターの中のゲームキャラたちは、閉店後にみんなで楽しく暮らしていた。
心優しい悪役キャラのラルフと、レースゲームの天才レーサー・ヴァネロペは大の仲良し。
ある日、ヴァネロペのゲーム「シュガー・ラッシュ」が故障して、廃棄処分されることに。
ラルフとヴァネロペはその窮地を救うためにインターネットの世界へ飛び込む。
しかし、その刺激的な世界に魅せられたヴァネロペと、早く帰りたいラルフの間に、少しずつ溝が開いてしまい‥‥。

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前作の監督だったリッチ・ムーアと、前作では脚本を手掛けたフィル・ジョンストンの2人が監督です。

僕、「シュガー・ラッシュ」大好きなんですよね。
そもそもアーケードゲーム全盛の世代というのもありますけど
かわいいキャラクターたち、彼らの住む世界、ハラハラするストーリー全てに引き込まれて。

そんなキャラたちが、今回はインターネットの世界へ。
分かりやすくスケールアップ。

ネット世界の表現が、これまたかわいいんですよ。
検索サイト、ポップ広告、ツイッター、グーグルにアマゾン、さらには悪質サイトまで。
観てるだけで楽しくなっちゃいました。

今回の目玉の一つでもあるのが
「ディズニープリンセス勢揃い」
それぞれのキャラクター生かしつつ、自虐もまじえつつ。
さらにはスター・ウォーズのキャラなんかも登場したり。
権利のフル活用とはこのこと笑
それだけにスペシャル感があって楽しかったですよ。

ただ、ネットの世界を自在に動き回るラルフたちを見るうち
仮に自分とこのゲームセンターがなくなったとて(そういう話ではないけど)
何とかなるんじゃないの?と。

元の場所に留まりたいラルフと、新たな世界に飛び込みたいヴァネロペという、考えの対立がありましたが。
なんとなくそこが、心配する父親と「平気平気!」な娘という構図で。
「自分たちの存在の危機」ではなく
「生き方の方向性」がテーマという感じで。

そう言った意味でも
舞台のスケールは大きくなったものの
危機感とかスリルが前作まで及ばなかったかなと。
僕は思いました。

いや、楽しかったんですよ。
欲を言えばということで。

切なさの残るラストでしたが
また次作を期待してええんやろか?


☆個人的見どころ
 ・ネットの世界
 ・姫たちやりたい放題
 ・ヴァネロペの選択