クリスマスを奪う!?


『グリンチ』
山の上の洞窟で暮らすグリンチは、愛犬マックスと孤独な毎日。
彼の生きがいは、麓の村の住人にいたずらをすること。
気づけば、今年も村の人々が大はしゃぎするクリスマスが近づいていた。
グリンチは、村人たちをガッカリさせるため、クリスマスを盗もうとくわだてる‥‥。

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監督はヤーロウ・チェイニーと、スコット・モシャー。
グリンチの声は、なんとあのベネディクト・カンバーバッチ!

原作は絵本で、かつて実写化もされたそうな。
ちなみに実写版グリンチを演じたのは、ジム・キャリー。
なるほど。笑

とにかく映像がポップで美しく
特に犬のマックスがかわいいんですよ。
従順で、偏屈なグリンチの唯一の理解者で。
さらには、グリンチの発明品が、いちいちかわいくて楽しくて。

なのに
肝心の「グリンチ」がかわいくないっていう。笑

そもそも何者なのかと。
全身緑の毛に覆われていて、明らかに他の人間と違うんですが
特にそこに触れられることはなく。

ミニオンみたいに、子供が食いつきそうなかわいい容姿ではないですし
では大人向けのブラックジョーク満載なのかと思いきや、そこまで毒がきついわけでもなく。
正直、どの世代を楽しませようとしているのか、僕はちょっと分かりませんでした。

原作が絵本だけあって
ストーリー自体は分かりやすかったんですけど。
ならばもっと子供向けに特化してくれてた方が
僕みたいなおじさんが観るにしても、割り切れたんですけどね。


☆個人的見どころ
 ・クリスマスを奪われた村人たちは
 ・グリンチのびっくりどっきりメカたち。
 ・かわいすぎる犬とトナカイ