副題。笑


『セルジオ・セルゲイ 宇宙からハロー!』
1991年、東西冷戦時代の末期。
キューバの大学教授セルジオ(トマス・カオ)は、趣味であるアマチュア無線で、ある無線を受信。
それは、宇宙ステーションにいるソ連の宇宙飛行士セルゲイ(ヘクター・ノア)からだった。
かれらは交信を通して親しくなるが、そんな折、ソ連が崩壊。
セルゲイの帰還が無期限延期となってしまう‥‥。

---------------

実在の宇宙飛行士セルゲイ・クリカレフがモデルの物語です。
監督はアントニオ・ダラナス・セラーノ。
スペイン・キューバ映画です。

宇宙ステーションに取り残された宇宙飛行士と。
それに気づいた、関係者以外では唯一の大学教授。
ハリウッドならば、壮大なSFサスペンスアクション大作にしそうな題材なのですが
なんとまあ、のどかな。笑

生死のかかった緊張感がないわけではないのですし
救出に動くセルジオも、大胆な方策に動くのですが
なんというか「絵本が原作?」と思うような
ゆったりまったり感。

でもそれが、たるい訳ではなく。
ちょいぬるのお風呂にゆったりつかっているような心地良さがあって。

不思議な映画でしたね。
セルゲイが帰還できるかどうかが、物語の軸で
どんな形にせよ、そこに向かって進んでいたはずなのに
クライマックスは意外なほどにあっさり。笑

この緩い感じが、ハマる人はハマるでしょうね。
好みが分かれそうな。
僕は少し物足りなかったです。


☆個人的見どころ
 ・ゆったりまったり感
 ・あっさりなクライマックス
 ・盗聴を頑張るおじさん