ニューダークヒーロー!


『ヴェノム』
歯に衣着せぬ物言いで人気のジャーナリスト・エディ(トム・ハーディ)。
ライフ財団の管理する病院で、人体実験により死者が出ているとの噂を聞きつけ、調査に乗り出す。
そこで、ライフ財団の恐ろしい計画を知ってしまったエディ。
しかし、調査中に被験者と接触してしまい、地球外生命体「シンビオート」に体を乗っ取られてしまい‥‥。

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監督は「ゾンビランド」などのルーベンス・フライシャー。
あのマーベルコミックスから、異色のヒーローが映画に登場です。

とにかく映像のクオリティが半端ない!
ここまで来ちゃうと、もう人間の頭で想像できることは、すべて映像化できるのでは?と思えるほど。

そんな最新鋭のCGを駆使したバトルシーンは圧巻。
息もつかせぬド迫力アクションの連発。

そして、マーベルヒーローの中では異色の残虐さと凶暴性。
ま~見た目の禍禍しいこと。

さらには「凶悪な敵の中から生れた人類の味方」という存在。
「デビルマン」や「寄生獣」がヒットしたように
日本でも馴染みやすい設定かも。

でも、ちょっと優しかったかな。
いや、残虐は間違いなく残虐なんですけど。
僕としてはもっともっと振り切って欲しかったです。

あと、シンビオートと、寄生されているエディのパワーバランスがちぐはぐなのが気になりましたね。
シンビオートの方が圧倒的に強者で。
もっと五分で「圧倒的パワーのシンビオートを抑えられるのはエディだけ」くらいの理由付けがあった方が、さらにハラハラできたのではと。

こういうダークヒーローに付き物の
「うちに抱える苦悩」
も欲しかったですしね。

とか言ってますが、エンタメ映画としてのレベルはすごく高くて。
次作(あるのかな?)への期待も含め、ラストまで楽しんじゃました。

それにしても、いろんな設定のヒーローがいるもんだ。


☆個人的見どころ
 ・ド迫力バトル!
 ・ひたすら振り回されるエディ
 ・長いエンドロールの途中に