ブルース・ウィリス!
『デス・ウィッシュ』
犯罪が多発するシカゴで外科医をしているカージー(ブルース・ウィリス)は、事件に巻き込まれた患者の治療に追われる毎日。
ある日、家族で食事に出かける寸前に、当直医が急病とのことで、急遽病院で勤務することに。
その数時間後、病院に運ばれてきたのは、変わり果てた姿になった妻。
そして、強く頭を打たれ、昏睡状態になったカージーの娘だった。
しかし、捜査が進展しないことに業を煮やした彼は、独自に犯人を捜し、抹殺することを決意する‥‥。
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監督は「グリーン・インフェルノ」などのイーライ・ロス。
チャールズ・ブロンソン主演「狼よさらば」のリメイクなんですって。
ブルース・ウィリス、めっちゃ銃構えてますけど
医者役です。笑
「元特殊工作員」「元スパイ」
とかでなくて、普通の。
とはいえ、いつものような殺伐としたバイオレンスアクション映画であることは間違いなかったのです。
なかなかに考えさせられるテーマでしたね。
こういうのは、永遠に答えが出ない事案ですから。
救急病棟。
次々と急病人や怪我人が運ばれてくるわけですが
もし瀕死で運ばれてきた怪我人が、凶悪な犯罪者だったら。
なおかつ、被害に遭ったのが、医者である自分の身内だったら‥‥。
そして復讐に燃えるカージー医師。
この映画、何気に恐ろしいのは、すぐに銃が手に入ってしまうような社会環境で。
こんなもん、犯罪を減らせっちゅうのが無理な話ですよ。
最初は銃を持つ手も震えていた男が
ふとしたきっかけで、歪んだ正義に快感を覚え
少しずつ慣れて行く様に、背中が冷たくなりました。
とはいえ、妻と娘の敵討ちという、大きな目的があるわけで。
最初は慎重に進めていたカージーなのに
師役とか、若干無理を感じましたね。笑
次はまた、泥くっさい役(良い意味で)を期待しております。
☆個人的見どころ
・銃に慣れてないブルース・ウィリス
・シカゴ治安悪すぎ
・ふとっちょ刑事のおさめ方