「バーフバリ」の原点!?


『マガディーラ 勇者転生』
インドのハイデラバードでバイクレーサーをしているハルシャ(ラーム・チャラン)。
ある日、町で出会った女性に触れた瞬間、謎の記憶が溢れだす。
それは400年前のインド・ウダイガル王国。
ハルシャの前世は、その国の勇者・バイラヴァだったのだ。
しかしそのバイラヴァは、国王の娘ミトラ姫と恋仲にありながら、姫の叔父ラナデーヴにはめられ非業の死を遂げていた‥‥。

---------------

監督・脚本は、あの「バーフバリ」シリーズで日本の映画ファンの心をがっつり掴んだS.S.ラージャマウリ。

この「マガディーラ」は、日本公開こそ最近ですが、作られたのは「バーフバリ」よりも数年前になるそうで。
(ちなみに「マガディーラ」は2009年で、「バーフバリ 王の凱旋」が2017年らしい)

確かに映像もストーリーも荒かったですが
あの快作「バーフバリ」に繋がる片鱗が随所に見られたのが興味深かったです。

とにかくもう
「そんなアホな」
と、笑っちゃうんですけど
痛快で爽快なアクションシーンが最高。

冒頭のバイクのシーンから
クライマックスの、○○を○○○で落とすシーンまで。
日本はお客さんが静かに観る文化なので、みんな黙って見入ってましたが
テンション高い国ならば、拍手喝采起こりそうな。笑

でもやはり、荒削りな印象が強くて。
当時は流行っていたのかもですけど、群舞のシーンも多かったですし。
少しならいいんですが、がっつり長いと僕はだれるんですよね。僕はですよ。

そんなこんなもあって、前半は特にちょっとダレ気味で。
中盤以降、終盤で、登り竜のごとくテンションが上がるのですが
そこまでが長く感じました。

どうしてもやはり、「バーフバリ」と比べてしまうんですよね。
先に観ちゃったもんで。
バーフバリの、「頭からお尻までハイテンション詰め合わせ」っぷりに比べると、やはり少し寂しかったです。

もしバーフバリファンで、これも観ようと考えてらっしゃる方がいるなならば
「それよりも数年前に作られ、この映画があったから後に『バーフバリ』が生まれた」
と考えながら観た方がいいかもですね。


☆個人的見どころ
 ・バイクでジャンプ
 ・車でジャンプ
 ・生身でもジャンプ