R-15!


『アメリカン・アサシン』
恋人へのプロポーズが成功し、人生最高に幸せな瞬間に無差別テロが起こり、目の前で恋人を殺されたミッチ・ラップ(ディラン・オブライエン)。
テロリストへの復讐を誓い、ひたすら自分を鍛え上げたミッチに、CIAからのスカウトが。
鬼教官スタン・ハーリー(マイケル・キートン)の元で徹底的に鍛えられている最中、ロシアからプルトニウムが流出。
そこで暗躍していたのは、死んだと思われていたハーリーの教え子だった。
CIA上層部は、核テロ阻止のためにミッチたちに命令をくだす‥‥。

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監督はマイケル・クエスタ。
主演は「メイズ・ランナー」シリーズのディラン・オブライエン。

人生最高のハッピーな日に、超美人の恋人を目の前で殺されるという惨劇。
怒りに震える男は、怒りと憎しみをぶつけるように、全身を凶器へと鍛え上げ。
そのテロの首謀者へ近づくため、手段を選ばずに‥‥。

なんて面白そうな導入!

‥‥なんですけど。
なぜだか途中から、よくあるスパイ映画になっちゃいました。
いや、スパイ映画は嫌いじゃないですし
「よくある」とは言ってもレベルはかなり高めなんですけど。

既存のスパイ映画とは、一味二味違う映画を見せてもらえそうだったので
最初に持った期待値が高かっただけに、少し残念だったかなと。いう意味で。

とはいえ、十分に楽しかったんですよ。
マイケル・キートン演じる狂人的な教官は、インパクト抜群。
その教官が過去に産み出した哀しきモンスターと、現役教え子であるミッチとの対決も見応えたっぷり。

核テロ阻止系の映画って、どうしてもラストが似てしまうじゃないですか。
核でなくても、細菌兵器とか大規模テロ系の映画は。

そういう部分では、この映画のクライマックスは一線を画してましたね。
いや~度肝抜かれたっす。

そのクライマックスからのゾクリとさせるラストシーン。
ここは一見の価値ありですよ。

興味のある方は、ぜひ映画館へ。


☆個人的見どころ
 ・どえらいクライマックス
 ・教官の拷問
 ・ゾクッとラスト