スピンオフ!


『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』
帝国軍が宇宙の支配者であった時代。
治安の悪い惑星コレリアで生き抜いて来たハン・ソロ(オールデン・エアエンライク)の夢は、宇宙で一番のパイロットになることだった。
幼なじみのキーラ(エミリア・クラーク)と共に惑星を出る約束をしていたが、脱出に成功したのはハン・ソロのみ。
宇宙を放浪した後、やがてチューバッカ(ヨーナス帝国スオタモ)という生涯の相棒と出会う。
そして2人はトバイアス・ベケット(ウディ・ハレルソン)率いるチームに参加し、危険なミッションを任されることに‥‥。

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スター・ウォーズを全く知らない人でさえ、「ハン・ソロ」の名と姿くらいは見聞きしたことあるのではないでしょうか。
「ガンダム」で言うところの「シャア」くらい、主人公を食う勢いの人気キャラなのです。

そんなハン・ソロの若き日を描いた映画がこの作品。
監督は「インフェルノ」「白鯨との闘い」などのロン・ハワード。

ハン・ソロの生い立ちから
名前の秘密
相棒チューバッカとの出会い
そして最速の宇宙船「ミレニアム・ファルコン」を手にするまで。
知りたかった秘密が、ギュッ!と詰まっておりました。

「スター・ウォーズ」で、初めて出て来た時に感じたような
「信じられるのは、自分と相棒のチューバッカだけ」
というスタンスの理由も描かれてましたし。
ファンにはたまらん作りで。

スピンオフですから、そりゃそうなんでしょうけど
やはり異色でしたね。
フォースの使い手も出てこない。
ライトセイバーも出てこない。
しかし、目に入ってくる映像はスター・ウォーズのそれ。

と言っても、エンターテイメント映画としてのレベルはめちゃくちゃ高かったです。
最後まで興奮しながら楽しめました。

結局、ハン・ソロ役のオールデン・エアエンライクが「ハン・ソロ」に見えるかどうかが肝なんですよね。
正直、僕はあんまり見えなかったです‥‥。
もうちょい似てて欲しかったっすなあ。

第1作目の「スター・ウォーズⅣ」に出てきたハン・ソロと
この映画のハン・ソロ。
設定的にそんな何十年も違わんでしょうに。

そこに目をつぶれるなら、さらにグッと楽しめる映画だと思いますよ。


☆個人的見どころ
 ・チューバッカ!
 ・ミレニアム・ファルコン!
 ・赤いあいつ!