大泉洋×小松菜奈!


『恋は雨上がりのように』
ファミレスでウエイトレスのバイトをしている、女子高生の橘あきら(小松菜奈)。
彼女は、高校記録を持つ短距離ランナーだったが、アキレス腱のケガにより、夢をあきらめていた。
そのファミレスの店長は、バツイチ子持ちで頼りなく、従業員からもバカにされている四十半ばの近藤(大泉洋)。
実はあきらは、あることがきっかけで、そんな近藤(大泉洋)に恋をしていたのだ。
日ごとに想いをつのらせるあきらは、ついに店長をデートに誘うが‥‥。

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眉月じゅんさんのベストセラーコミックが原作です。
監督は「ジャッジ!」「帝一の國」などの永井聡さん。

いや~良い映画でした。良かった。

年の差の恋を描いた恋愛映画は少なくないですが
不自然にきれいに描こうとしてたり
どこか浮世離れしてたりで、入り込めない作品が多くて。僕はですよ。

この映画の良かったところは、大泉洋さん演じる店長が、すごく「ちゃんとした大人」だったこと。
そりゃ、美人でスタイル抜群のJKに告白されたら、普通のおじさんは浮かれまくるでしょうよ。
もちろん、店長も少なからず喜びを表すのですが、理性全開で戦っていて。

上手いですよね。大泉洋さん。
改めて言うことでもないですけどね。
仕事っぷりは情けないけれども、知れば知るほど奥行きが出てくるおじさんを
魅力たっぷりに演じておられました。

そして、あきらを演じる小松菜奈さん。
小松さんの出演されている映画、結構拝見してるんですが
一番良かったですね。僕は。

店長へのひたむきな想いと、ぬぐいきれない陸上への未練が、すごく伝わってきました。
なにより、走ってる姿が美しかったのが一番。笑

脇をかためるキャストの皆さんがまた素敵だったんですが
清野菜名さん演じる、あきらの部活仲間がめっちゃ良かったです。
上手いわ~。清野さん。
「TOKYO TRIBE」の時からファンなんですけど。
あきらとの熱いやり取りにグッと来ました。

「恋愛」の部分だけではなくて、出演キャラそれぞれの「人生」がきちんと描かれていたんですよね。
だからこそ、大人も楽しめる映画に仕上がっておりました。

何だったら、オープニングのテーマ曲が流れるシーンから掴まれてました。
カッコ良かったな~。
あそこもう一回観たい!


☆個人的見どころ
 ・ちゃんとした大人
 ・オープニング
 ・清野菜名さん