櫻井翔×広瀬すず!


『ラプラスの魔女』
2件の死亡事故が、離れた場所で連続して発生。
屋外での硫化水素中毒死であることから、事件性はないと判断された。
しかし、被害者の2人が知り合いだったことから、事件としての捜査も開始。
警察は、大学教授である青江(櫻井翔)に協力を依頼。
青江が現場を調べていると、そこに円華(広瀬すず)という女性が現れて‥‥。

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原作は東野圭吾さんの小説です。
監督は三池崇史さんです。
高嶋政伸さんや豊川悦司さん、リリー・フランキーさん、佐藤江梨子さん、玉木宏さん、福士蒼汰さんなどなど、キャストも豪華!

リアルなミステリーでありながら、少しSFチックな要素が入ってまして。
冒頭からすごくワクワクしたのですが。

鍵となるのは、「少し先を予測できる」という能力なんですけど。
例えば、振られて手から離れたサイコロが、何の目を上にするか、瞬時に分かるとか。
ある事があり、その能力を手に入れた人間が、事件に深く関わっている可能性があると。

それは分かりますし、すごく興味深かったんですけど
「サイコロの目が予測できる」のと
「好きなサイコロの目を出せる」
という事は、似て非なるものだと思うんですよね。

この映画では、いつの間にか
「少し先の未来が予測できる」から、「少し先の未来を操れる」に変わっていたのが、何だか違和感で。

あと、櫻井翔さん演じる大学教授が、完全にリアクション役と化していて。
主役なのに、捜査の進展や事件の解決に深く関わっていなかったのが、何だかもったいなかったです。

原作が東野圭吾さんですし、キャストも僕の好きな役者さんがたくさん出ていたので、楽しみにしてたんですが
ストーリー的にもいろんなモヤモヤが残ったまま終わってしまい、僕としてはちょっと残念でした。


☆個人的見どころ
 ・竜巻クライマックス
 ・意外な結末
 ・酷い目に遭うサトエリ