えっろ!


『娼年』
毎日を何となく暮らしている、バーでバイトをしている大学生のリョウ(松坂桃李)。
ある夜、ホストクラブで働いている友人が客を連れて店に現れた。
その女性・静香(真飛聖)に誘われるまま、女性向けのデートクラブで働くことになったリョウ。
さまざまな女性と時を過ごすうち、女性にたいして興味がなかったリョウの心境に、少しずつ変化が現れ‥‥。

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監督は三浦大輔さん。
石田衣良さんの小説が原作です。

いや~もう。
いや~もう。
僕の映画観賞歴なんて、たかだか10年程ですが
ズバ抜けてエロかった!

もちろん濡れ場の激しさもあるんですけど
性癖にもいろんなものがあり
当然、人には決して言えないものもあって。
その「秘めたもの」への触れ方の淫猥さ。

何より、性交時の松坂桃李さんの、全てを受け入れての没頭っぷり。
鬼神のごとき腰の振り。笑

誰も見ていないような
カメラなんて回ってないかのような
一心不乱にまぐわる松坂さんを見て
「え?本番やってます?」
と疑ってしまうほどでした。

そして、その相手をする女優さんたちにも、微塵の揺らぎもなく。
冨手麻妙さん、桜井ユキさん、馬渕英里何さん、佐々木心音さんなどなど。
出てくる女優さん、みんな好きになるくらい魅力的で。

忘れちゃいけない西岡徳馬さんも!笑

何より、ただエロいだけではないんですよね。
観てる人の倫理観を問う映画でもあって。

人に言えない、誰かに気安く頼めない性欲の解消を
お金で買うことって、そんなに悪いことなのだろうか?
(法に触れるようなことは論外ですよ)
それをお金をもらって満たしてあげる仕事は、下衆で汚いのだろうか?
男の風俗は堂々と看板を掲げているのに、なぜタブーのような扱いになっているのか?
とか。

これでもかと振り切った濡れ場に見とれていると
突然モラルを問われ
体の中のいろんなメーターを振りまくられる映画でした。

いやしかし、本当に松坂桃李さん凄いわ。


☆個人的見どころ
 ・問われる倫理観
 ・圧倒的迫力の濡れ場
 ・エンドロールの西岡徳馬さん