スピルバーグのオタク魂!



『レディ・プレイヤー1』
2045年。人類は、思い浮かべたことが現実となるVRワールド「オアシス」で生活していた。
ある日、オアシスの創設者から遺言が発表される。
オアシスの中に隠された宝を見つけ出した者に、遺産の56兆円と、オアシスの全てを与えると言うのだ。
そして全人類が参加する争奪戦が始まるが、宝の手がかりとなる3つの鍵のうち、まだ1つめの鍵すら誰も見つけられずにいた‥‥。

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スピルバーグ監督の最新作ですよ。
原作は、アーネスト・クラインの小説。
主演はタイ・シェリダン。
人気急上昇中の森崎ウィンさんも出てますよー。

冒頭の映像で、一瞬にして掴まれてしまいました。
そこからずっ~と、ワクワクが止まらなくて。

2D版を観たのですが、まるで3Dの世界に紛れ込んだかのような、圧倒的な映像の広がり。
溢れるくらいに盛り込まれた、スピルバーグの遊び心。

単語一つとっても登録商標だ何だとやかましいこの時代に
版権を無視した、異なる世界のキャラクターたちの共演。笑
(もちろん許可を得てるはずですけど)
他の映画では絶対に見れない対決も。

スピルバーグの底力とオタク心が、これでもかと炸裂している作品でした。
いやーもう最高。最高でしたね。

ストーリーはいたってシンプル。
だからって単調なわけではなく。
謎解きと、アクションと、おもちゃ箱をひっくり返したような映像と。
退屈なんてする暇なかったです。

バーチャルの世界が舞台というのを上手く逆手に取ってましたね。
最近のCGのクオリティは、もう実物かと思うくらいに凄いですけど
その分だけ、観る側が求めるものも高くなり、少し粗が見えたくらいで、あーだこーだ言う人が増えたのですが。

はなからバーチャルの世界なら、何も問題なし。笑
現実社会の荒廃との対比も出て、この映画の世界の混沌とした地球が完成されておりました。

芯になるストーリーやキャラクターの他に、いろんなものが隠されてそうな。
何回見ても新たな発見がありそうで
何回も観たくなる映画ですね。

ひょっとしたら、若い子たちは分からないことが多すぎて困るかもですが
少なくても僕くらいの世代には、たまらなく楽しい映画でした。


☆個人的見どころ
 ・とにかく全編
 ・ガンダムvs○○
 ・シャイニング!