完結!


『ちはやふる -結び-』
瑞沢校高校競技かるた部の綾瀬千早(広瀬すず)は、クイーン戦に挑むが途中で敗れ、女王の若宮詩暢(松岡茉優)にまでたどり着けず。
同じ頃、千早たちの師匠の原田(國村隼)も、史上最強と噂される名人・周防久志(賀来賢人)に敗戦。
しかし千早の幼なじみである綿谷新(新田真剣佑)が、彼に挑戦状を叩きつけた。
そして3年生になった千早たちの、高校生活最後の戦いが始まる‥‥。

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末次由紀さんの大人気コミックが原作の実写映画です。
パート3にして完結編!
監督は、前2作に引き続き小泉徳宏さん。
野村周平さん、上白石萌音さんなど、キャストももちろん引き続きですよ。

いや~面白かった!
前2作も好きだったんですが、その2作を越えて
完結編に相応しい盛り上がりでした。

「マイナー部活マンガ」というジャンルを切り開いた作品の一つなわけですが
またこれを映像、映画として成立させたのが素晴らしいです。

マイナーな競技(何度もすみません)などを映画の土台にしている時、個人的に気にするところが3つあって。
それは、
「ルールが分かりやすく説明されていること」
「見ていて、やってみたくなること」
なにより「対決シーンがカッコよいこと」

この3つとも

文句なし!

百人一首って、中学の時に国語の先生に無理矢理覚えさせられて
それでも全然覚えられなくて、ただ面倒くさかったのですが
初めて後悔しましたよ。
ちゃんと覚えてなかったことを。
一つ一つ全ての歌に、こんなに素敵なドラマがあったなんて。

その魅力を教えてくれたことも、すごく大きいです。

今作に良い緊張感を与えてくれたのは
絶対王者の周防久志役・賀来賢人さん。
圧倒的な無敵感。
しびれました。

同じくクイーン役の松岡茉優さんは、出番こそ前より少なかったものの
きっちりクイーン若宮の存在感を残してくれておりました。

それを踏まえた上で、やっぱり広瀬すずさんが良いんですよ。
設定もまわりのキャラたちも、しっかり固められているところで
千早の戦いと恋と成長をのびのび演じる広瀬さんが、キラキラしてて本当に魅力的でした。

これで最後なんて寂しいですけど
これで引くからこそ美しいのだな。


☆個人的見どころ
 ・キラキラの千早
 ・名人の無敵感
 ・百人一首の魅力