楊貴妃の死の謎に迫る空海!?


『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』
7世紀の唐の国。
遣唐使として和の国からやってきた若き日の空海は、密教を学ぼうと胸を躍らせていた。
そんなある日、詩人の白楽天(ホアン・シュアン)と出会った空海。
唐の都で、権力者が連続して命を落とす事件が発生していることを知る。
2人は事件の真相に迫ろうとするが、そこにはさらに大きな謎が隠されていた‥‥。

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監督は「運命の子」などのチェン・カイコー。
原作は、夢枕獏さんの小説です。
阿倍仲麻呂役で阿部寛さんも出てらっしゃいますよ。

これはまた壮大な歴史ファンタジーでした。
とにかく映像がすごく幻想的で。
セットでありながら、作り込まれた唐の都は一見の価値あり。
楊貴妃役のチャン・ロンロンも、まさに絶世の美女という美しさ。

正直、どっかしら歴史的な勉強になるんかいなと
そんな期待をうっすらしていたんですが、そういう類の映画ではなかったですね。

空海と白楽天(白居易)が、それこそ探偵のような立ち位置になり
謎めいた楊貴妃の謎を探るという、全くのおとぎ話。

いや、そういう映画は好きなんですが
だったら、もっと振り切って欲しかったですね。
それこそマンガの「孔雀王」ばりに、空海が密教の呪法を使いまくってくれたり
式神とか物の怪が飛び交うような映画なら、こっちもスイッチ入れて楽しめたのかもですが。

そしてそのミステリーもかなり入り組んでいて
正直、途中から放り出されてしまいました‥‥頑張れよ俺の脳!

それもありましたが、空海である意味自体をあまり感じませんで。
いや染谷将太さんの空海は、すごく雰囲気があって、期待感たっぷりだったんですけど
その空海の出番が思ってたより少なくて。
原題見たら、空海入ってませんでした。あらま。

確かに、日本で上映するには、空海を前に押し出した方がいいのかもですけど
ちょっと僕の期待してた感じの映画とは違っておりました。


☆個人的見どころ
 ・幻想的な宴
 ・楊貴妃美人!
 ・死の謎




☆個人的見どころ
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