ジョン・ウー!


『マンハント』
やり手の国際弁護士ドゥ・チウ(チャン・ハンユー)は、ある朝目覚めると、ベッドの横に女の死体が。
すぐに警察が駆け付け、凶器も見つかり、殺人事件の容疑者として逮捕されてしまう。
自分が濡れ衣を着せられたことに気付いたチウは、隙を見て逃亡。
それを追うのは敏腕刑事の矢村(福山雅治)だが、チウを追ううちに違和感を覚えだす。
やがて少しずつ信頼関係が生れたて2人は、共に事件の真相を追うことに‥‥。

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「フェイス/オフ」や、「レッドクリフ」などのジョン・ウー監督です。

さすがジョン・ウー監督だけあって、アクションの疾走感は迫力満点。
オール日本ロケとのことなのですが
「日本でここまでやらせてくれる場所があるのか!」
と、妙に感動してしまう場所も多々ありました。

しかし、どうにもこうにも作りが雑で。
主役(準主役)が殺人犯に仕立てあげられる話はよくあるのですが
そこは緻密に、逃げ場なくやってもらいたいとこなんですけど
冒頭のそのシーンからして、そこそこ雑で。

さらに警察は動きが遅く
巨大企業はセキュリティが緩く。

アクションの流れを重視したのか、ストーリー展開が強引過ぎて、ちょっと僕は流れに入れ込めませんでした。
チャン・ハンユーや福山さんの体を張った熱演は、鬼気迫るものがあったのですが。

いろいろ書いちゃいましたが、日本を舞台にしたことで、違和感が生まれてしまった部分も多かったような気が。
まるで治安の悪い国のようでしたし
誰もかれもが銃を持って撃ちまくりますし。
アグレッシブ!

海外の映画によくあるのですが
日本語をしゃべれない役者さんに日本人役(もしくは日本人に成りすましている人)をやらせるの、そろそろやめて欲しいっすなあ。


☆個人的見どころ
 ・アクション!
 ・日本?
 ・ジョン・ウーの娘さんも出てますよ(ぽっちゃり殺し屋)